こんにちはオガワ(@misc_log)です。
モバイルバッテリーとUSB充電器がひとつになったPowerCore FusionというAnkerの人気シリーズを知っている人も多いはず。
充電器として使っていればモバイルバッテリーを充電できるため、「モバイルバッテリー充電しなきゃ・・」とか、「モバイルバッテリーの充電忘れた」なんてことが起きづらく、運用が超絶手軽。
そんなモバイルバッテリー一体型充電器がスティック型になって登場。それがこの「Anker 511 Power Bank」。
携帯性抜群な細長いスティック型の中に、iPhoneを約1回充電できる5,000mAhの容量を備えたモバイルバッテリー搭載のUSB充電器です。
USB-Cポートをひとつだけ持ち、最大出力はiPhoneの急速充電が可能な20W。iPhone 8以降なら30分で約50%のバッテリーを回復できます。
折りたたみ型のプラグを出してコンセントにさせば、そのままモバイルバッテリーを充電可能。
モバイルバッテリーを充電しながらiPhoneを同時充電するパススルー充電も可能。これがほんとに楽ちん。
いや、これ完璧じゃない?と思って発売後すぐ買ったんですが、、個人的にはひとつ強烈に残念なところがありました・・。
というわけで、良いところ、残念だったところ含め詳しくレビューしていきます。
Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000) の外観やサイズ感
Anker 511 Power Bankはこの細長いスティック形状が特徴的。
ガジェットポーチのポケットや狭い場所にもスルりと入り込む形状とサイズ感は非常に魅力的です。
長さは約11cmで最近のiPhoneよりは少し短いという感じ。
3cm×3cmの直方体となっており、厚みというか、存在感はそれなりにあります。
重さは約172g。形状の割にズッシリと重さを感じますが5,000mAhのモバイルバッテリーと考えたらまあこんなものでしょうか。
この製品は事前に発売が発表されていたんですが、そのときにはカラバリとしてブルーがありました。しかし、今回発売されたのはブラックのみ。ブルーは後から発売されるのかもしれません。色違いが欲しい人はそれまで待つといいかも。
本体デザインは上下ふたつに分かれ、光沢とマットが融合しておりスタイリッシュ。
光沢部分が高級感を感じてカッコいいんですが、指紋でベッタベタになるのが残念。
また、この光沢部分の上部にはストラップが付けられているので、ちょっと引っ掛けるなんてことが可能。
反対のマットな部分の正面にはバッテリー残量を示すインジケーター。4つのLEDがあり、ひとつ25%。4つ全部光っていれば満タンです。
そして上部にはUSB-Cポート。
USB-Cポートのすぐ隣には折りたたみ式のプラグ。
ちなみに、このポートとプラグの近さが悲劇を生みます。後で詳しく紹介します。
外観的にはおしゃれにまとまっていてモノとしてもカッコいい。最近のAnker製品はちゃんと外観にも気を使っている印象ですね。
Anker 511 Power BankはiPhoneを急速充電できる20W出力
Anker 511 Power Bankの充電性能は前述の通り最大で20W。
iPhone 8以降は急速充電に対応しているため、USB-C to Lightningケーブルを使えば30分で約50%ものバッテリーを回復できます。
iPhoneの急速充電について詳しくはこちらをどうぞ。
実際に出力を測ってみましたが約19W出ていました。これなら充電速度も速いです。
ただし、容量は5,000mAhとなっているためiPhoneを充電できるのは約1回となります。まあほんとなら2回くらい充電できると頼もしいですが、サイズ感的にそこはしょうがないですね。
他にも20WあればiPad miniも充電可能です。ただ、100%までの充電は不可能。恐らく7割くらいは充電できると思います。
PC用としてはさすがに非力感否めないですが、iPhoneやタブレット用としては、出力、そしてサイズ感のバランスが非常にいいモバイルバッテリーだと思います。
Anker 511 Power Bankの魅力は運用の手軽さ!のはずが・・
こういったモバイルバッテリーと充電器一体型タイプの最大の魅力は運用の手軽さ。
モバイルバッテリーをいちいち充電するのめんどくさいじゃないですか。一体型タイプはプラグがついているため、そのまま電源タップに接続すれば充電できるのが超絶楽です。
そして、もうひとつパススルー充電が可能であるため、モバイルバッテリーと何らかのデバイスを同時に充電できるのが大きな魅力です。
iPhoneの充電器として使っていればiPhoneもモバイルバッテリーも充電できる・・それが魅力のはずだったんですが、実際やってみるとこうなります。
問題に気づいていただけたでしょうか。そうです、ケーブルがコンセントを潰しちゃうんです。
USB-Cポートとケーブルの位置関係の問題で、こういった上下二口の電源タップはアウトです。さらに、よくある壁コンセントでもアウトです。
よくあるタイプの壁コンセントだとパススルー充電のためケーブル接続すると、何をどうしても絶対コンセントを2つ潰します。
不覚にも買うまでこれに気づかなかったんですが、実際やってみて「うそでしょ?」って思わず声がでちゃいましたよ。
デバイスもモバイルバッテリーも一緒に充電できるのが大きな魅力のはずが・・・これは残念すぎて・・。
まあ一応こういったものを使えばきっと解決はできます。
でも、、せっかくスティック状になって省スペースになったのにこれを携帯するのか・・ってちょっとないですよね。
また、もうひとつ注意点としてUSB-Cからモバイルバッテリーを充電することはできません。あくまでもiPhoneなんかを充電するためのポートになっています。
Anker 511 Power Bank レビューまとめ
以上、Anker 511 Power Bankをレビューしました。
ひとことで言うと「惜しい!」ですかね。ほとんど完璧じゃないかと思ったんですが、「どうしてそうなった」という点がひとつあったのが残念でなりません・・。
まあとはいえ、プラグを備えたモバイルバッテリーというだけでも価値はありますし、形状的にも持ち運び性能は非常に高いです。
そういったところに魅力を感じた人はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
コメント
コメント一覧 (2件)
ああ、これはなかなか致命的ですね。
ちょっとANKERらしくない気も。
でもやっぱりプラグは昔の携帯充電器のように180度回転できて
収納+90度の範囲での利用ができた方が便利だと思います。
いつもいいところを突いた記事ありがとうございます。
実際に使うまで気づけませんでした・・・笑
やはりガラケー充電器スタイルですよね!本当にそう思いました。
こちらこそ、いつもご覧いただきありがとうございます!