こんにちはKoh(@misc_log)です。
Apple製品のアクセサリー・周辺機器でおなじみのBelkinから、Quick Charge 4+を搭載した最先端のUSB-C充電器「Belkin Boost↑Charge 27W QC4+」が発売されました。
Quick Charge 4+は「QC 4+」と呼ばれたりする充電技術で、Power Deliveryなどとの互換性が高く様々なデバイスを急速充電可能。
QC 4+に対応したデバイスであれば15分で50%の充電が可能になる凄まじい充電性能です。
もちろんiPhoneもPDによる急速充電が可能で、デザイン的にもApple製品と相性バッチリ。
Belkinさんよりひとつ提供してもらったので、iPhoneでの使用を中心に「Belkin Boost↑Charge 27W QC4+」の特徴や充電性能についてレビューします。
Belkin Boost↑Charge 27W QC4+の特徴
「Belkin Boost↑Charge 27W QC4+」は27W出力のQC 4+という最先端充電技術を搭載した1ポートUSB-C充電器。
大きな特徴としては、やはりQuick Charge 4+を採用している点。
Quick Charge 4+は様々なデバイスに対応できる
Quick Charge 4+とはQuick Chargeという急速充電規格の最新バージョンで、Qualcomm社が開発した技術。
QualcommはAndroidユーザーにはおなじみの、Androidデバイスやワイヤレスイヤホンなどに搭載されているSoC(CPU)の開発を行う企業。
Qiワイヤレス充電器はQCによる給電を前提としている場合が多いので、「QC対応のアダプタが必要になります」なんて記載を見たことがある方も多いんじゃないでしょうか。
どうしてもこのあたりの話は込み入った内容になるのでざっくり説明すると、急速充電の規格にはPower Delivery(PD)とQuick Charge(QC)があり、QC 4+はPDにも互換性があり、QCの後方互換もしているという規格。
厳密に言うと急速充電規格は他にも種類がありますが、主要なPDとQCを両方カバーしており様々なデバイスに対応できるのが、この「Belkin Boost↑Charge 27W QC4+」です。
QC 4+に対応したデバイスであれば15分で約50%の急速充電が可能。
iPhone8以降、iPad mini(第5世代)、iPad Air(第3世代)、iPad ProはPDで急速充電できます。
小型でプラグ折りたたみ式の本体
接続ポートはUSB-Cのみの1ポート。
大きさ的にはMacBook Air付属の30W充電器とだいたい同じくらい。
重量は約80g程度と、MacBook Air付属充電器より約25%程度軽い。
軽さに加え、もちろんプラグは折りたたみ式なので持ち運び時に嬉しい。
また、他の充電器にはない珍しい特徴として、1.2mのUSB-C to USB-Cケーブルが付属してます。
通常ケーブルは別売りのパターンが多いのでこれは嬉しいですね。
このように小型で持ち運び性能含め優秀な充電器ですが、特筆すべきはデザイン。
Apple純正アクセサリーのような洗練されたデザイン
Apple公式ストアにも並ぶアクセサリー・周辺機器ブランドであるBelkinの製品はデザインや見た目がまるでApple純正アクサリーのよう。
MacライクなシルバーでApple製品との相性が抜群。
iMacのシルバーとほぼ同じ色合いで、純正と言われても不思議はない感じ。
Satechiの製品もおしゃれでカッコいいですが、古くからApple製品の周辺機器やアクセサリーを作り続けているBelkinの製品もさすがの仕上がり。
ただ、プラグが折りたためコンパクトではあるものの、27Wクラスの充電器としては最小サイズというわけではないです。
しかし、デザインが美しい充電器はなかなかない。
充電器とはいえ、見た目が美しいに越したことはないと思っている方にもぴったりなアイテムです。
Belkin Boost↑Charge 27W QC4+の充電性能
iPhoneをどの程度の時間で充電できるのか試してみました。
デバイスはiPhone XS Maxです。
iPhone XS Maxは付属充電器で充電するとフル充電まで3時間30分以上かかりますが、さあどのくらいの時間で充電できるか。
ケーブルもBelkinのUSB-C to Lightningを使いました。
もちろんMFI認証を受けたケーブルです。
怪しげな安いケーブルを使うとMFIを受けたものではない事が多く、充電異常を引き起こす可能性もあるので認証済みマークがあれば安心。
MFI認証とはMade For iPhoneの事で、Appleの審査基準をクリアした製品
残り1%のiPhoneを充電開始
バッテリー1%からスタート
5分経過で10%
10分経過で17%。
20分経過で35%
30分経過で51%。半分充電完了。
45分経過で72%。
1時間経過で77%。
1時間30分経過で93%。
そして、充電開始から約2時間7分前後に100%になりました。
結果をまとめると下記のような感じです。
経過時間 | バッテリー残量 |
---|---|
– | 1% |
約5分 | 10% |
約10分 | 17% |
約20分 | 35% |
約30分 | 51% |
約45分 | 72% |
約1時間 | 77% |
約1時間30分 | 93% |
約2時間7分前後 | 100% |
付属充電器だとフル充電まで3時間30分以上かかるところ、約2時間ちょっとで完了。
また、バッテリー1%から30分充電すれば50%まで回復するので、朝の忙しい時や出かける前に少しだけ充電したいという場合などに良いですね。
ちなみに、充電器の性能とは関係なく、80%以上はトリクル充電になるため充電スピードは遅くなります。
トリクル充電とは、バッテリー保護のためにデバイス側が強制的に電流を抑える充電方法。
iPhoneの急速充電については別記事でも詳細を解説してます。
このように「Belkin Boost↑Charge 27W QC4+」はiPhoneであってもPDによる急速充電で十分な出力・速度が出ます。
Belkin Boost↑Charge 27W QC4+レビューまとめ
「Belkin Boost↑Charge 27W QC4+」はQuick Charge 4+という最先端の急速充電規格を搭載し、QC 4+対応デバイスであれば15分で50%もの充電が行なえます。
また、QC 4+の互換性の高さにより、Appleデバイスを含めたPDにも対応可能。
さらに、Apple純正品のようなシンプルなデザインで見た目もおしゃれ。
30WまでのノートPCの充電や、Android・Apple問わず、スマホ、タブレットの急速充電など、さまざまなデバイスに対応できるおすすめ充電器です。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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