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オガワコウ
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Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーレビュー:MagSafe互換で軽量なワイヤレス

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こんにちはオガワ(@misc_log)です。

なんだかんだ言って、貼り付けるだけ充電が便利すぎて気に入ってます。

というわけで、MagSafe互換のマグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーがBelkinからも登場したので購入してみました。

それがこの「Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリー」。

Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリー

正直言ってスペック的にこれはないと思ってたんですが、使ってみると軽くて扱いやすいので意外といいなと思いました。ここ数日よく使ってます。

・・でもきっと、多くの人はAnker買ったほうがいい。iPhone 12 miniな人に一定の価値がありそうなアイテム。

目次

Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーの特徴

信頼と実績のBelkinから登場したMagSafe互換の「Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリー」。

Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーの特徴

最初に言っておくと、こちらも多くの競合製品と同じく、正式にMagSafe対応したものではなく「Qi + マグネット」という従来型のワイヤレス充電にマグネットを内蔵した製品。

MagSafeとの主な違いはこちら。

MagSafe
Qi + マグネット
  • 最大15Wで充電
  • 専用表示がある
  • 最大7.5Wで充電
  • 特に専用表示はない

使い勝手という意味では同じ。しかし充電性能は全く違います。MagSafeはAppleの認証を受ける必要があるので、ビジネス面でいろいろ大変みたいですからね。

主なスペック

容量2,500mAh
出力ワイヤレス × 1(5W?
入力USB-C × 1(5W)※実測
パススルー対応
サイズ9.7 x 6.5 x 1.3cm
重さ約110g
カラーブラック、ホワイト
付属品USB-Cケーブル
価格約3,973円

さて、注目すべきは容量ですよ容量。2,500mAhって何かの間違いかと思いましたが、残念ながらどうやら事実です。

2,500mAhが具体的にiPhoneをどのくらい充電できるかというとこちら。

  • iPhone 12や12 Proは50%に満たない
  • iPhone 12 miniで約60%程度
  • iPhone 12 Pro Maxは割愛します

きっと誰もが「え?それだけ?」って思うはず。

他社製品が5,000mAhあたりをリリースするなか、その半分の容量しかないのがこの製品です。さらに、他社製品が対応しているUSBケーブルによる充電機能もありません。ワイヤレス充電のみ可能な製品。

加えて、ワイヤレス出力が5Wなのか7.5Wなのかよくわかりません。海外メディアを見ていると5Wと書いてある記事が多く、一方で国内Amazonだと最大7.5Wと記載があり、一体どのくらい出せるのかが不明。

おいおい、良いところがないじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、サイズ感、Belkin製、この2つが良いところ。

いわゆるモバイルバッテリーとしての機能を期待するとつらいですが、充電維持という観点だと、軽いし、握りやすいし、家の中やちょっとした外出などで使うシーンは結構あると思います。

ということで、まずは外観やサイズから紹介します。

Belkin BOOST↑CHARGE ワイヤレスモバイルバッテリーの外観やサイズ

やや光沢のあるボディでカードケース大サイズの本体。

Belkin BOOST↑CHARGE マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーはカードサイズ

グリップしやすいよう角がなく丸みのあるデザイン。

丸みがあって持ちやすい

側面右側に電源ボタンとバッテリー残量を示すインジケータ。1つが25%を表し4つで100%。

側面にインジケータ

下部にはUSB-Cポート。

端子はUSB-C

ひっくり返すと充電エリア。

充電エリア

この面はやや弾力のあるシリコンなのでiPhoneを傷つけないよう配慮されてます。サラサラしてさわり心地もいい。

サラサラでさわり心地がいい

サイズは長さ約9.7cm、幅が約6.5cm、厚みは1.3cm。カードサイズではないですが、カードケースくらいのサイズ感。

Apple純正MagSafeウォレットと同じサイズ感
MagSafeウォレットと同じサイズ感

Anker PowerCore Magnetic 5000」と比較すると、これがなんとそんな変わらないどころかBelkinのほうが微妙に大きい。容量半分なのにこのサイズ感は正直残念としか言いようがないですね。

Ankerのほうが小さい

しかし、厚みは3mm程度Belkinのほうが薄い。手に持っていると意外と効いてくるのが厚みなので、ここは優れたポイント。

厚みはBelkinのほうが薄い

そして重量もAnkerの約135gに対してBelkinは約110gと20g程度軽い。

Belkinは110g
Belkinは110g
Anker PowerCore Magnetic 5000は約132g
Ankerは132g

ここは運用上極めて大事なポイント。基本的にずっと手に持っているわけなので、20gはかなりの差です。この部分は容量の少なさが有利に働いたところですね。

コンパクトで軽い
軽い!

iPhone 12 ProとiPhone 12 miniに装着したときのサイズ感はこちら。

iPhone 12 Proに装着
iPhone 12 Pro
iPhone 12 miniに装着
iPhone 12 mini

こういった製品は、一番小さいサイズに合わせて作られるものなのでiPhone 12 miniでピッタリ、iPhone 12 Proだと結構余裕があるという感じ。

ただ、写真では伝わりづらいんですが、iPhone 12 miniだと角の部分が微妙にはみ出てます。使い勝手には影響しませんが、ジャストではないので気になる人は注意してください。

iPhone 12 miniに装着すると若干はみ出ている

全体的な見た目、クオリティという意味では、他に比べてめちゃくちゃいい!とは思いませんが、そこはさすがBelkin製。そつなく仕上げてきたなという感じです。

Belkin BOOST↑CHARGE ワイヤレスモバイルバッテリーの充電性能や使い勝手

では、実際の充電性能や使い勝手について紹介します。

充電性能は良くも悪くも思った通り

iPhone 12 Pro、iPhone 12 miniの2台を使って時間を計測してみました。

バッテリー0%で電源が落ちた状態でスタート。バッテリー充電の最適化設定はOFFにしてますが80%まで到達しないので意味なかったです。

バッテリー0のiPhoneを使って計測
経過時間12 Pro12 mini
0%0%
10分8%8%
20分12%13%
30分17%19%
60分30%37%
90分39%54%
93分56%
105分46%
  • iPhone 12 Proは1時間45分で46%まで充電しバッテリー切れ
  • iPhone 12 miniは1時間33分で56%まで充電しバッテリー切れ

以上が結果です。2,500mAhですからね。こんなもんだろうなと思っていた範囲に落ち着きました。

また、出力が5Wなのか7.5Wなのかよくわからんという話をしましたが、何度か計測してみてましたがよくわかりません。

参考までに、Belkin(?W)とAnker(5W)でiPhone 12 Proを充電した結果がこちら。

経過時間BelkinAnker
0%0%
10分8%4%
20分12%9%
30分17%15%
60分30%30%

20分くらいまでを見ているとやはり7.5Wなのかもですね。

両方5W
両方5W?

まあ、熱による出力のアップダウンは機種によるので最大出力のホントのところは知りようがありません。

とりあえず、最大7.5Wなんだとしても、1時間経つ頃には5Wタイプと充電速度が変わらないという事実がそこにあったので、もうどうだっていいです。

USBケーブルによる有線充電ができない

本機は競合製品が備えているようなUSB-Cケーブルによる充電ができません。ワイヤレスのみ。

そもそも有線でいいなら一般的なモバイルバッテリーを買うほうが100万倍良いので、いらないと言えばいらないかもしれませんが、緊急時や急いでいるときに「あれば便利」なんですけどね。

パススルーに対応している

パススルー充電に対応しているため、モバイルバッテリーを充電しながらiPhoneをワイヤレス充電できます。

パススルーに対応

実質的には、Lightningケーブルを葬り去ってUSB-CでiPhoneを充電できるような状態となるので、そういった意味でも嬉しい機能。

装着感、グリップ感は良い

充電性能でいうと全体的に残念なところが多いですが、装着感とグリップ感はとてもいい。

装着感とグリップ感はいい

バッテリー容量は少ないですが、その分競合製品に比べ重量が軽いため、ずっと使っていても疲れづらい。ポーチの中に入れるのであれば数十グラム程度は誤差と言えますが、ずっと手に持っているものなら話は別じゃないですか。

僕の利用シーンとしては、バッテリー15%くらいなんだけど、リビングでケーブル刺さずにiPhone使いたいみたいなときに登場します。

小回り効く
小回り効いて使いやすい

ケーブル充電めんどくさいし、ワイヤレス充電器に置いちゃうと使えないし・・というシーンで重宝します。

そういったときに軽さは正義。「うーん、どうかな、使えるかな・・」と思いつつ買いましたが、実際に使ってみて気に入ったのはこの軽さですね。

ちなみに、MagSafe対応ケースであればケースをつけたままでも使用可能です。

MagSafe対応ケースならつけたままでもOK
MagSafe対応ケースならつけたままでもOK

入力が恐らく5W

入力とはモバイルバッテリーそのものを充電する力を指しますが、競合製品が10W以上であるなか本製品は恐らく5W。

メーカー公式ページやAmazon商品ページのどこを見ても入力値が記載されていなかったんですが、そういったときはだいたい5Wと相場は決まってます。

で、測ってみたところ僕の実測上ではやはり5Wでした。

入力は恐らく5W

モバイルバッテリーを充電するのに時間がかかりますが、そもそも2,500mAhの容量なので、2時間強くらいで充電できるとは思います。

iPhone 12 miniが最も適正かも

本製品はバッテリー容量2,500mAhという点を踏まえると、やはりiPhone 12 ProやMaxよりもiPhone 12 miniで使うのが最も適切な気がします。

iPhone 12 miniが最も適正かも

iPhone 12 Proでは半分充電できないですが、iPhone 12 miniであれば、まあとりあえず耐えられるというレベル感くらいにはバッテリーを回復させることができます。

また、競合製品に比べて軽いのが本機最大の良いところであり、その扱いやすさはピカイチ。

充電性能では他にかないませんが、いずれにしろマグネット式ワイヤレスは有線に比べ満足いく速度は出ないので、それなら最低限の力を持っていて扱いやすいBelkinという選択もアリなのかなという感じ。

大型トラックではなく、必要最低限の荷物を搭載でき小回りのきくバンって感じでしょうか。

Belkin マグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーレビューまとめ

僕はいくつかこの手の製品を使ってきましたが、そもそもマグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーは、充電速度を求めるものではないという前提をまず受け入れ、あくまでもバッテリーを消費しないための「つなぎ」と考えると、この製品も輝いてきます。

  • バッテリー切れそうなんだけど、充電ケーブルを伸ばしづらいリビングでiPhoneを使いたい
  • バッテリーそんなないんだけど、ランチ行きたい。もちろんiPhoneは手放せない

こういったシーンで重宝します。バッテリーを急いで充電したい、ではなく、バッテリーを減らしたくないときに、貼り付けるだけ充電は非常に便利。そして、少しでも軽いほうが使う上では嬉しい。

良いところ
残念なところ
  • 7.5Wのワイヤレス出力
  • 競合製品に比べ軽い
  • Belkin製で安心
  • 2,500mAhしかない
  • 有線充電ができない
  • そんなに小さくはない

iPhone 12 ProやPro Maxの人は特別な理由がない限りあまりおすすめはしませんが、iPhone 12 miniな人で、

  • 軽さや小回りを重視する人
  • Belkinのミニマルさが好みな人

は、検討できるんじゃないでしょうか。というわけで、もし気になったらチェックしてみてください。

今日は以上です。それではまた。

その他のおすすめMagSafe対応モバイルバッテリーをランキングにして紹介しています。よろしければ合わせてどうぞ!

競合製品のレビューはこちら。

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