こんにちはオガワ(@misc_log)です。
iPhone 12、13、14ユーザーならひとつ持っていると便利なMagSafeモバイルバッテリー。
僕に至ってはiPhoneの充電において普通のモバイルバッテリーを使うことはもうほとんどなくなってしまいた。
物体としても好きなのでいろいろと収集しているんですが、以前レビューしたBelkinのMagSafeモバイルバッテリーに待望の新型が登場したので紹介します。
それがこちら。
前モデルの弱点を大幅に改善されておりメインで十分使えるMagSafeモバイルバッテリーになってます。
今回、メーカーに提供してもらったので性能や使い勝手を詳しく紹介していきます。
Belkin MagSafeモバイルバッテリー 5000の特徴
Belkinと言えばAppleストアにも並ぶ周辺機器ブランドですが、MagSafeのモバイルバッテリーは恐らく2製品目だと思います。
多くの他社製品と同じく、正式なMagSafeではなくMagSafeシステムを使ったQiモバイルバッテリーとなるため、最大7.5Wまで。容量は5,000mAh。今回キックスタンドがつきました。
前のモデルはちょっとひとクセあって、容量的に2,500mAhと小さすぎでした。iPhoneを50%充電できるかも怪しい容量だったので。
ところが今回のモデルではようやく5,000mAhに進化。多くの他社製に並ぶことになり、ようやく本領発揮という感じでしょうか。
いやいや、他社に並んだだけでしょ?・・とも言えるのですが、そこはやはりBelkin製。同じようなスペックならBelkinを・・という人も多いはず。
主なスペック
容量 | 5,000mAh |
出力 | ワイヤレス × 1(7.5W) USB-C × 1(10W) |
パススルー | 対応 |
サイズ | 9.3 x 6.3 x 1.7cm |
重さ | 約150g |
カラー | ブラック、ホワイト |
付属品 | USB-Cケーブル |
価格 | 約5,500円 |
5,000mAhだとiPhoneを1回充電できないくらい。なので、ホント言うと10,000mAhくらいあると嬉しいところなんですが、小回り効かないので使いたくなくなっちゃうんですよね。
そういう意味では、現代のバッテリー技術だとMagSafeモバイルバッテリーは5,000mAhがちょうど良いところなのかなと思います。
Belkin MagSafeモバイルバッテリー 5000の外観やサイズ
本体は前のモデルと同じくやや光沢感のあるボディ。
ブランド名が入っているところが今回搭載されたキックスタンド。
握り込みやすいように本体は全体的に丸みを帯びています。
側面右側に電源ボタンとバッテリー残量を示すインジケータ。1つが25%を表し4つで100%。このあたりも前モデルと同じですね。
下部にはUSB-Cポート。
こちらがiPhoneにくっつける側。
この面はやや弾力のあるシリコン。iPhoneを傷つけないよう配慮されてます。後述しますが、冷却パッドが搭載されていて放熱効果が上がっているようです。
外観で1点気になったのは・・上部にPSEマークが印字ではなくステッカーで貼られています。これが黒だと目立つ・・。
個人利用であればPSEは無くても違法ではないので剥がしちゃっても問題ないとは思います。それにあくまでも表示の話であって製品がPSEを取得していることに変わりはないわけですし。まあでもそのあたりは自己責任で。
そしてサイズ感ですが、前のモデルから容量が倍になったことでサイズは大きくなりました。幅や長さはそんなに変わらないんですが、厚みが増しています。
iPhone 14 ProとiPhone 12 miniに装着したときのサイズ感はこんな感じです。mini系iPhoneでもはみ出したりすることなくおさまってます。
ちなみに、全体的なサイズ感としては「Anker PowerCore Magnetic 5000」とだいたい同じくらい。普段使いにはこのくらいのサイズ感が扱いやすくていいですね。
重さは約150g。
上記のAnker製は約132gなので同じくらいの水準だと嬉しかったんですが、まあ出力が少し上なのでトレードオフでしょうか。
Belkin MagSafeモバイルバッテリー 5000の充電性能や使い勝手
では、実際の充電性能や使い勝手を紹介します。
充電速度は他社製に一歩及ばず
iPhone 13 Proを使って充電速度を測ってみました。なんか比較対象があったほうがいいかなということで、ほぼ同じスペックであるAnker 622 Magnetic Batteryと比べてみました。
バッテリー0%で電源が落ちた状態でスタートしてます。
経過時間 | Belkin | Anker |
---|---|---|
– | 0% | 0% |
10分 | 5% | 5% |
20分 | 14% | 15% |
30分 | 19% | 23% |
1時間 | 31% | 41% |
1時間30分 | 47% | 58% |
2時間 | 58% | 68% |
2時間30分 | 66% | 77% |
2時間52分 | – | 80% |
2時間55分 | 74% |
- Belkinは2時間55分で74%まで充電しバッテリー切れ
- Ankerは2時間52分で80%まで充電しバッテリー切れ
以上が結果。同じ5,000mAh、7.5Wと同じスペックであるにも関わらず2時間時点で10%の差がついちゃいました。発熱による出力制御が行われているのかもしれません。
というわけなので、ややAnker製に比べて見劣りする結果となりました。
ただ、1回限りの結果なので前後はあるはずです。特にMagSafeは結構その上下が激しいので、まあぶっちゃけトータルで見ればそんな変わらないのではと思ってます。
USB-Cでの10W出力に対応
前のモデルでは対応していなかった有線による充電にも対応しました。出力は最大10W。
有線で充電するくらいなら普通のモバイルバッテリーを使うほうがメリットが多いので、メインの使用用途にはならないと思いますが、急いでいるときにあると便利。
パススルーにも対応
MagSafeモバイルバッテリーはパススルーに対応しているものが多いですが、本機もしっかり対応しています。
何度も言いますが、これって実質的には、Lightningケーブルを葬り去ってUSB-CでiPhoneを充電できる状態なので、外出時などに有用ですね。Lightningを持つ必要をなくせるかもしれません。
ながらができるキックスタンドを搭載
今回の機種から背面にキックスタンドを搭載しました。
横置きだと向きを変えて2種類の角度にできます。
また、縦にも置くことができます。
充電しながら動画閲覧、Zoomなど、スタンドがあることでながら充電がしやすくなります。
冷却パッドとは・・
Amazonの商品説明にはBelkin独自設計の「冷却パッド」が備えられていると記載があります。
が、その効果はちょっとよくわかりません。まああの、充電してると普通に熱くなります。
とはいえ、他社製も含めモバイルバッテリーは少なからず熱くなるものなので特に違和感はないんですが、低い温度におさえられている?とかはあるのかもしれません。
装着感・グリップ感
使い勝手を左右する大事なグリップ感ですが、エッジの部分が丸くなっているため違和感なく手の中におさまります。
前のモデルに比べると容量が倍になっているため存在感は大きくなりましたが、他社製と比較しても標準的なサイズ感なので違和感なく使えると思います。
充電速度でも比較したAnker 622とグリップ感を比較すると、実はAnkerの方が薄いので手の中でおさまりはいいんですが、角があるのでちょっとエッジが際立つ感触があります。
このあたりは好みもあると思いますが、比較したら個人的にはBelkinの方が持ちやすいなと思いました。
その他のMagSafeモバイルバッテリー
他に良いのない?という人向けにその他製品にも少し触れておきます。
モバイルバッテリーである以上、容量も充電速度も大事なんですがMagSafeの場合はグリップ感も大事。
そういう意味で、改めて前のモデルにも一定の価値はあったなと思いました。2,500mAhと容量は半分ですが、グリップ感でいうと最高です。なにせ小さいので。
手の小さい人や、持ちやすさこそ至高という人はこっちのほうが良いかもしれません。こちらで詳しくレビューしています。
また、同じくらいグリップ感がいいものとしては実はもうひとつありまして、Apple純正のMagSafeモバイルバッテリーです。
純正にしかない機能などさまざま持っていて性能やデザインなどは間違いなくトップなんですが、値段がめちゃくちゃに高いです。
価格よりも性能、あるいは、Apple純正といった安心感やブランド感を重視したい人はこちらもチェックしてみてください。
その他のおすすめMagSafe対応モバイルバッテリーをランキングにして紹介しています。よろしければ合わせてどうぞ!
Belkin MagSafeモバイルバッテリー 5000レビューまとめ
以上、BelkinのMagSafeモバイルバッテリーをレビューしました。
僕はこのブログで何度か言っているのですが、MagSafeモバイルバッテリーは充電しながらiPhoneが手の中におさまることが重要です。
- バッテリー切れそうなんだけど、充電ケーブルを伸ばしづらいリビングでiPhoneを使いたい
- バッテリーそんなにないんだけど、ちょっと外出したい。もちろんiPhoneは手放せない
こういったシーンで重宝します。急速充電したいとか、何度もiPhoneを充電したいといった使い方には不向きなので、そういった使い方をしたい場合には一般的なモバイルバッテリーを選ぶことをおすすめします。
やはりBelkin製であることは安心感を感じるポイントです。今回からキックスタンドも搭載し利便性もグッと上がったので、もし気になったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
競合製品のレビューはこちら。
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