こんにちはオガワ(@misc_log)です。
自分には関係ないと思っていたものが、にわかに気になりだすってことあるじゃないですか。
ステイホームの流れで自宅にいる時間が長くなった結果、最近とても気になっていたのが、ここ数年注目を集めるカテゴリーであるモバイルプロジェクター。
気になっていた理由は3つ。
- 自宅でも迫力の映像で映画や動画を観たい
- 子供にも楽しませたい
- 落ち着いたらアウトドアでも使いたい
そんな中、ぜひ使ってみて欲しいという話をもらい、BenQさんから新製品のモバイルプロジェクターを提供してもらいました。
ということで、アウトドアにも使える高性能モバイルプロジェクター「BenQ GS2」をレビュー。
BenQ GS2の特徴
BenQ GS2は「モバイルプロジェクター」というカテゴリに属する製品。
最初に、モバイルプロジェクターと一般的なプロジェクターとの違いを簡単におさらいします。
モバイルプロジェクターとは
通常、プロジェクターといえば、サイズも大きく重量もそこそこあり、電源を必要とするのが一般的。
性能はピンキリですが、投影サイズ、解像度、明るさなど、基本的にモバイルプロジェクターより性能は高いです。
しかし、広いスペースや大きいスクリーン、それなりの設置場所が必要になるものが多い。
そして、このイメージでストップしていると「いや、それ家にいらないよね」になるわけです。
ところが、モバイルプロジェクターは小型で持ち運びや移動も簡単、充電式のバッテリーを内蔵しているものが多いため、一般的なプロジェクターに比べ気軽に使える特徴を持ってます。
場所を固定せず、リビング、書斎、子供部屋がホームシアターになり、キャンプ、アウトドア用としても使用可能。
そこまで大掛かりなことをするスペースはないけど、「一人の時間を充実させたい」、「家族や親しい人と大画面で映像を楽しみたい」というニーズにぴったりなのがモバイルプロジェクターです。
BenQ GS2の特徴
というわけで、話を戻しBenQ GS2について。
GS2は、モバイルプロジェクターとしては明るい500ルーメンという輝度を持ち、防滴・耐衝撃性も備え、屋内はもちろん屋外の使用にも強いプロジェクターです。
- IPX2の防滴、0.5mからの耐落下衝撃
- 映画1本電源接続なしで投影可能(3時間)
- 明るさ500lm
- HD解像度
- Android OS搭載
- オートフォーカス、台形補正
主なスペック
本体サイズ | 約139x 144 x 139mm |
重量 | 約1.6kg |
投影サイズ | 30インチ~100インチ |
解像度 | 1280 × 720 |
アスペクト比 | 16:9 |
明るさ | 500ルーメン |
スピーカー | 2W x 2 |
OS | Android6.0(Aptoide TV) |
価格 | 100,800円 |
などなど、様々な機能を搭載しており、モバイルプロジェクターとしてはハイエンドにあたる製品。
室内だけでなくアウトドアにも使いたい人に最適な1台です。
BenQ モバイルプロジェクター GS2の付属品と外観デザイン
BenQと言えばモニターというイメージだったんですが、DLPプロジェクタというカテゴリで世界トップシェアだそうです。
そんなBenQから家庭用として発売されたのがこの「GS2」というモバイルプロジェクター。
GS2の付属品
こちらが付属品一式。
- 電源ケーブル(国内用・国外用)
- 電源アダプタ
- リモコン
- ワイヤレスドングル
- 紙類
- キャリーバッグ(収納バッグ)
グローバルな製品とあって国外用の電源ケーブルなどいろいろ付属していますが、実際に使用するものはそんなに多くないです。
プロジェクターを買うと収納バッグが付属しているのは珍しくないですが、GS2に付属するキャリーバッグは可愛くておしゃれ。
リモコンや電源ケーブルを含めてまるっと入るので、アウトドアにもこのまま持ち出せる収納力とデザイン性を持ってます。
外観・デザイン
BenQ GS2は防滴・耐衝撃性を備えているだけあり、アルミなどの金属製の筐体ではなく、ラバーっぽい素材に包まれているのが特徴的。
前面は多分金属だと思いますが、ヘアライン加工されておりスタイリッシュ。
上部にボタン類がついており、操作系はここにまとまっています。
右サイドには各種インターフェース。防滴の要件を満たすためだと思いますが、保護カバーがつけられています。
これらのインターフェースを備えてます。USB-Cがあるのが嬉しい。
- ワイヤレスドングル(ワイヤレス投影させるためのもの)
- オーディオジャック
- HDMI
- USB-C
- USB-A(USB 2.0)
背面にはスピーカー、排熱用ファン、電源。
電源はマグネット式になっておりAppleファンならおなじみのMagSafe的なアレのようになってます。
足をひっかけたりしてもマグネットが外れるだけなので、子供やペットがいる家庭でも安心。
そして底面には嬉しい三脚穴。高さが必要だったり、不安定な場所でも三脚を使うことで安定した投影が楽しめます。
本体サイズは、成人男性なら片手で掴めるかなというサイズ感。
重量は1.6kg程度。めちゃめちゃ小さくて軽いというわけではないですが、室内を移動させたりアウトドアに持ち出す分には気にならないサイズと重量感だと思います。
家庭用というだけあり「見せる」ことを考慮したデザインなので、屋内外どこで使ってもスタイリッシュに使えるのがビジネス用プロジェクターとは異なる優れたポイント。
BenQ GS2のプロジェクター性能
ということで、肝心のプロジェクター性能についてですが、まず映像を投影する方法から。
GS2の映像入力
BenQ GS2はざっくりこれらの方法で映像を投影できます。
- 有線、USBメモリを接続する
- AirPlayなどのワイヤレス投影
- GS2本体での投影
HDMIやUSB-C、USB-Aというインターフェースを持っているため、例えばMacやiPhoneと有線でつないだり、HDMIにはFire TV StickやChromecastを接続することも可能。
Fire TVやChromecastは電源が必要ですが、GS2のUSBから給電すると余計なケーブルを伸ばす必要がなくスッキリ。
また、GS2は付属のドングルをつけることでワイヤレス投影が可能です。
GS2をWi-Fiに接続し、同じネットワークにあるMacやiPhone、Androidデバイスからキャストすれば手軽に映像を楽しめます。
ただ、AirPlayによる投影は著作権保護の観点からNetflixやPrimeビデオなどの動画配信サービス系が利用できません。これはGS2に限ったことではなく、他の多くのプロジェクターも同様。
Youtubeなら大丈夫なので大画面でお気に入りの動画を楽しめます。
また、Wi-Fiがない環境であってもホットスポットというモードがあり、GS2のネットワークに接続してワイヤレス投影することも可能。
最近のキャンプ場はWi-Fiが備わってたり、最悪テザリングもできるので利用頻度は少ないかもしれませんが、全くネットワークが使えないという場合はこのホットスポットモードが活躍します。
そして、GS2はAptoide TVを搭載しているので単体で映像を投影することが可能です。
Youtubeはもちろん、Netflixなど主要動画配信サービスは視聴できるんですが、正直使い勝手は微妙です。
もちろん、コンテンツ視聴は可能なので全く使い物にならないということはないですが、Youtubeにログインするとエラーになったり、動作が全体的に重かったりなど、どうもイマイチ。
個人的には、PrimeビデオやNetflixなどの動画配信サービスを見るならFire TVやChromecastを使う方が良いと思います。
プロジェクター性能
PC用モニターの感覚だと「HD解像度って弱くない?」と思いますが、投影してみると全然キレイです。
カーテンを開けた真っ昼間はさすがに無理ですが、500ルーメンという明るさはモバイルプロジェクターとしてはかなり明るいので、ある程度遮光した薄暗い部屋であれば昼間でも十分使えました。
思っていたよりもくっきりした映像を映してくれるので、Youtubeを見たり映画を見たりはもちろん、写真を映して家族で見たりなどいろんな楽しみ方ができます。
オートフォーカスなので手動でピントを合わせる必要もなければ、台形補正もかけてくれるため「ざっと置くだけで」もう映画館。
▼Youtubeで「TED」を視聴。権利の関係で映像を見せられないのが残念ですが、字幕のくっきりさがわかってもらえると思います。
バッテリーで3時間駆動するため電源を接続する必要がなく、場所を選ばずスッキリ使えます。
また、本体が上下に首振りするので、上下位置もある程度調整可能。
高さが欲しい場合は三脚をつければ、よりフレキシブルに使えて便利です。
ミニ三脚でも良いのでひとつ持っておくとアウトドアでの使用含め、使い勝手がめちゃくちゃ良くなります。
このように、投影する性能、三脚穴による拡張性、電源ケーブルレスなどの恩恵により、設置場所をそこまで選ばず使えますが、「距離」だけは考慮が必要。
ズームをすることができないので投影したい場所に対して距離を離すほど大きく、近づけるほど小さく映ります。
GS2は最大100インチまで投影可能ですが、100インチとなると2m以上は離さないと投影できないと思います。
まあでも、可能な限り距離をとって使えばだいたいの場合テレビよりは大画面になると思うので、100インチにこだわらなければある程度場所の柔軟性は出るはず。
ちなみに、前述の通りGS2はスピーカーを内蔵しているので音は本体から出力されます。
飛び抜けて良い音質というわけではないですが、安っぽい音ではないので映画や動画コンテンツを家族で観る上では不満はありません。
もっと音にこだわりたい場合は、別にスピーカーやイヤホン・ヘッドホンを接続することも可能です。
Bluetoothヘッドホンを接続して映画を見ると圧倒的没入感なので、そういった楽しみ方もアリ。
また、GS2の操作は付属のリモコンで行うことができますがアプリ操作も可能。
電池管理もいらないし、個人的にはアプリ操作の方が手軽で便利。
このようにGS2は、投影性能、使用する上での手軽さなどハイエンド機らしい性能を備えたホームプロジェクターです。
手軽に使えるのはやっぱり強いですね。使うまでが面倒だと絶対触らなくなりますからね。
BenQ モバイルプロジェクター GS2レビューまとめ
ということで、BenQのモバイルプロジェクター GS2をレビューしました。
予想通り子供が大喜びだったのでそれは良かったんですが、さっそくベタベタ触ったり、雑に動かそうとしたりするので、ヒヤッとします。
彼らはナチュラルにモノを破壊するので耐えられるかはわかりませんが、防滴・耐衝撃性やマグネット式電源があるとやはり安心。
お気に入りになってしまったようなのでしばらく離してくれそうにないですが、これからは自分の部屋でも大迫力の映画が観られると思うと楽しみです。
安くない製品ですが、高性能で映像のクオリティが高く、防滴・耐衝撃性に加えデザイン性も備えているため、「ちょっと良いものが欲しい」という人におすすめです。
自宅、アウトドアで使えるモバイルプロジェクターを探している人はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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