こんにちはオガワ(@misc_log)です。
僕は以前からリモートワークと出社を使い分ける働き方をしているのですが、ご存知の通りの状況なので最近はフルリモートで仕事してます。
自宅がオフィスになるので、デスクワークが少しでも快適になるよう環境を整えておきたい。
これまでもデスク環境には気を使ってきましたが、さらに快適性を求め「立ってデスクに向かう」電動昇降するスタンディングデスクを新たに導入。
それがこのFlexiSpot E3B。
FlexiSpotは非常に評判がいいので気になってました。
ちゃんと使えるの?良い効果はあるの?など、よくある質問に回答しつつ使用感をレビューします。
取り急ぎ結論だけ言うと「かなり快適」です。
健やかで、快適なワークスペースを手に入れることができるので、フリーランス、リモートワーカーはもちろん、自宅で仕事をする人におすすめ。
FlexiSpotのミドルスペックモデル EJ2もレビューしています。少しでも価格を抑えたいという人はこちらも合わせてご覧ください。
電動昇降スタンディングデスク「FlexiSpot」の特徴
「FlexiSpot」はLoctekという会社が販売しているスタンディングデスクシリーズ。Loctek社よりサンプルを提供してもらいました。
天板は自分で用意したもの。「かなでもの」の古材天板。
FlexiSpotは脚だけの販売があり、好きな天板を設置できるのも特徴のひとつ。
古材天板をワークデスクとして使う際にはちょっと注意点も。こちらで書いてます。
- 天板は別売りで購入可能
- 600〜1,230mmまでの電動昇降
- 高さメモリー機能
- アラーム機能
- 天板は1,100 – 1,800mmに対応
- 耐荷重100kgまで
自由昇降はもちろん、好みの高さを記憶させておくことでワンタッチでベストな高さに調整することが可能。
一般的なデスクの高さである700mm前後から、立ちPCに丁度いい1,100mm前後までは約13秒ほどで昇降します。
昇降デスクとしては価格がおさえられた製品ではあるものの、必要な機能はしっかり備え、高さ、スピード、安定性も申し分ない製品。
いや、そもそも立つって意味あるの?手動昇降じゃダメなの?とか、いろいろ気になることはあると思います。
僕は、前職時代に長期間スタンディングデスクを使ってました。その経験から言うと「適度に立つ」ことは本当におすすめ。
ということで、電動昇降式スタンディングデスク「FlexiSpot」の詳細や使用感について紹介します。
まずはFlexiSpotの組み立て
基本的にFlexiSpotは天板と脚が別売りになった製品で「組み立て式」です。
公式ストアで天板も購入できますが、僕は別途自分で用意しました。
FlexiSpot到着時の箱はこちら。
組み立てと言っても難しさは全くありません。誰でもできるはず。
ただ、約35kgと「かなりの重量」なので注意。できれば誰かに手伝ってもらい2人以上で行うことがおすすめ。
箱を部屋まで運び込むだけで重労働なわけですが、入っているものは意外とシンプル。
これらを組み立てて「脚」を完成させます。
もっとややこしいことをやらされると思っていたのですが、やることはそんなに多くない。
ざっくりとした工程でいうと、
- パーツを組み合わせて脚をつくる
- コントローラーと呼ばれるパーツを設置する
- 天板に組み立てた脚をつける
くらいです。
説明書通りにネジ締めするだけなので組み立て工程は省略しますが、脚がざっくり組み上がるとこんな感じ。
組み立てた脚は伸縮するので天板のサイズに合わせて、ネジ止め。
このネジ本数が結構多いので、電動ドライバーが活躍。
最後に操作パネルをネジで固定。
僕はデスクの右端あたりに設置しました。
これであとはコンセントに電源を挿せばデスク自体は完成。
昇降スタンディングデスクはケーブル類の整理が必要
スタンディングデスクが完成し、PCなどを配置したらケーブル整理が必要。
足元のコンセントからPCやモニターの電源を取ってデスクを上昇させるとどうなるか、だいたいわかりますよね。
PCやモニターをぶっ壊す前にケーブル類を整理します。
僕は以前から使っていたクランプ式のケーブルトレーを設置。
ここから電源を確保するように調整。
ケーブルを束ねるのにこれらも使用。
ケーブル周りについてはもっと工夫の余地があるのだけれど一旦妥協。
仕上がりとして、以前のオフィスではケーブルがキレイに隠れた完璧なスタンディングデスクだったのでそれをイメージしてました。
ただ、デスクを置くことを想定した設備があるオフィスと違って、自宅はいろいろ難しいですね。
電源周りはあまり無理なことするとマジで危ないので、もっとスキルを向上させてチャレンジしようと思います。
いずれにしろやるべきこととしては、デスク上の機器類が昇降により引っ張られて電源プラグが抜けたり、絡まるなんてことが起きないようにすればとりあえず大丈夫。
ここまで終わって全て完成。ケーブル類にハマらなければ1時間くらいじゃないかと。
電動昇降スタンディングデスク「FlexiSpot」の使用感
さて、実際の使用感ですが、僕は基本的にスタンディングデスク肯定派です。
「せっかくのスタンディングデスクだから、長時間立っていなければ!」と意気込んで頑張りすぎる人がいますが、そんなことをする必要はありません。
立ちっぱなしは普通に疲れます。というか、立ちっぱなしでいいのなら「昇降式」である意味がありません。
あくまでも個人的にですが、適度に立ったり、座ったりを繰り返すのが昇降式スタンディングデスクの活用法だと思ってます。
15分、30分でもいいので立つ、疲れたら座る、そしてまた立つなど繰り返して、1日のデスクワークに姿勢を変えるという習慣を入れることが大事。
スタンディングすることによる変化
僕に起こる変化としては、血行が良くなるからなのか頭がとにかくスッキリします。
この頭がリフレッシュする感覚はとても心地良い。考え込むことがなくなったりはしませんが、考えをまとめる時間は短くなっているような気がします。
また、僕が気に入っているのは、モニターを眺めて思考を巡らせながら、浅い屈伸をしてみたり、左右に揺れてみたり、手を上げてみたり、簡単なストレッチを気軽に行えるのが最高。
アイデアをまとめるとき、立って部屋を動き回ると良いみたいな話あるじゃないですか?それが本当かどうか知りませんが、ストレッチする機会が増えるので単純に身体に良いはず。
あとは、早く終わらせようとすることもメリットかもしれない。
前職のオフィスにはスタンディング専用ミーティーングスペースがあったのですが、そこを使うと、参加者全員がとにかく早く終わらせようとするんですよね。長引くとつらいので。
その場で議論せず「後ほどメールで・・」みたいに終わってしまうこともあり、「いや、メールでいいならミーティングする必要なかったろ」と思うわけですが、本当に必要なことだけにという思考が働くのでしょう。
立っている間にこの作業までは終わらす、みたいなノルマを自分に課すのも効果的。
立つ、座る、をFlexiSpotの機能が支える
で、疲れてきたらデスクを下げて椅子に戻る。そしてしばらくしたら、また立つを繰り返します。
FlexiSpotは好みの高さを3つまでメモリーできるので、座った姿勢、立った姿勢の最低2つをあらかじめ設定しておくのはマスト。
ボタンを押し続けることなく、ちょうどいい位置まで昇降してくれます。
さらに、約13秒程度で昇降するので、めんどくさがらずに行えるのも嬉しい。
また、立つ習慣を補助するために、FlexiSpotにはアラーム機能が搭載されてます。
設定した時間でアラームを鳴らしてくれ「座りっぱなしですよ、立ってください」と教えてくれるわけですね。
無理してアラームを使う必要はないですが、最初のうちは使って慣れるのもいいと思います。
とにかく、座ることが悪いのではなく、座りっぱなしでいることが健康面で問題視されているので、立って座ってを繰り返し、健やかにデスクワークを行いましょうというのが「昇降式」スタンディングデスクの使い方。
ちなみに、フローリングにそのまま立っていると足が痛くなってくることがあるかもしれません。少なくとも僕はそうでした。
足元に分厚いマットを引いておくと楽になりますが、座っている時に邪魔になるのが嫌だったので、僕は室内履きとして柔らかいcrocsを履いてます。
これ、クッションがかなり柔らかく、足の負担を軽減してくれるのでおすすめ。
やはり電動がいい、でもデメリットも
立って・座ってを繰り返すので、やはり「電動」が楽。手動昇降は手間がかかりますからね。
ただ、電動のデメリットは重量と、音。
重量に関しては組み立ててしまえば一旦無視できますが、音は毎回のことなので気になる人もいるかもしれません。
昇降時のモーター音はメーカー公称値だと50db。
再生する音量にもよるので参考にならないと思いますが動画にしました。
モーターの「ウィーン」という音ですが、ずっと鳴っているわけではないのでまあ許せる範囲。
おまかせモードの空気清浄機がいきなりMax運転を始めたときの爆音の方がよっぽど苦痛です。
まずは無理なく立つことを取り入れる
とにかく、無理して長時間立とうとせず、徐々にでも立つという習慣を取り入れることで「デスクワークとの向き合い方」が変わります。
運動不足解消とまではいかないですが、1日座りっぱですみたいな状況は間違いなく変えることができます。
FlexiSpotスタンディングディスクシリーズの種類
簡単にFlexiSpotの種類についてまとめておきます。
シリーズにはいくつか種類があり、それぞれ性能が異なります。
型番 | 昇降幅 | スピード | 耐荷重 | モーター数 | メモリ機能 | カラー | 障害物 検知機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
E1E | 710~1210mm | 25mm/s | 70kg | 1 | × | 白、黒 | × |
E1 | 710~1210mm | 25mm/s | 70kg | 1 | ○ | 白、黒 | × |
E3 | 600~1230mm | 38mm/s | 100kg | 2 | ○ | 白、黒、シルバー | × |
E6(天板付き) | 630~1260mm | 38mm/s | 100kg | 2 | ○ | 白、黒 | ○ |
一番下のE6が最も高性能で、障害物を検知すると自動で昇降をストップする機能もついてます。
一番安価なものでE1Eというものがあり、昇降幅とスピードがダウン、メモリ機能もカットされますが3万円弱で購入できます。
ちなみに、前職のオフィスにあったスタンディングデスクは20万くらい。比較すると違いはもちろんありますが、FlexiSpotの使い勝手は全然負けてない。
今回、僕が送ってもらったのはE3というタイプで、カラーはブラック。最もバランスが取れたスペックだと思います。
電動昇降スタンディングデスク「FlexiSpot」レビューまとめ
電動昇降デスクとしては価格がおさえられているとはいえ、決して安くはありません。
しかし、長時間座りがちなデスクワーカーなら投資する価値はあると思います。座っている時間は確実に減らせます。
天板が自分で選べるので、既製デザインにとらわれず自分好みのデスクを作れるのもFlexiSpotの良さ。
スタンディングワークスタイルは欧米ではポピュラーなものと言われていますが、自宅に取り入れるスペースがあれば、ぜひ検討してみてください。
とても快適なデスクワーク環境がつくれますよ。
今日は以上です。それではまた。
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