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オガワコウ
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iPhone SE 第2世代で楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を使うメリットとデメリット

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こんにちはオガワ(@misc_log)です。

超コスパ端末iPhone SE 第2世代が日常使用に快適すぎて、いろいろと環境を整えてるわけですが、今回は回線のお話。

ということで、話題の楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)をiPhone SE 第2世代で使ってみたので、僕が感じたメリット・デメリットをまとめておきます。

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)

iPhone SEに限った話ではなく、iPhoneで楽天モバイルを使う上で共通のメリデメになるわけですが、回線選びの参考になれば。

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目次

iPhone SEで楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を使うメリット・デメリット

まず、楽天モバイルはiPhone SE 第2世代で「使えるか・使えないか」で言えば使えます。

iPhone SEで楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を使うメリット・デメリット

ただし重要な前提として、すべての機能は使えません。

楽天モバイル公式のアナウンスとしては、全機能が使え、動作を保証するのは自社で販売している限られた端末のみとしています。

しかし、やはりiPhoneで使いたいというニーズは多いはずで、全機能は使えないし動作保証対象外ではあるものの、一部のiPhoneであれば利用はできると公式サイトで明記しています。

楽天モバイル:端末の対応状況

この前提を踏まえ、iPhone SE 第2世代 × 楽天モバイルのメリット・デメリットはこちら。

メリット
  • 1年無料がヤバい
  • 契約期間の縛りがない
  • iPhone SEの購入代金を含めても2年運用で9万以下〜
デメリット
  • 通話が無料にならない
  • パートナー回線だとSMSが使えない
  • 契約時の事務手数料が無料にできない
  • その他細かな制約がある

僕はApple公式で買ったSIMフリーiPhone SE 第2世代で楽天モバイルを使ってますが、今のところは不自由なく快適。

キャリア版iPhoneであってもSIMロック解除をすれば使えるようです。

ということで、iPhoneで使える機能・使えない機能を含めメリット・デメリットの詳細を紹介。

iPhone SE × 楽天モバイルでどんなメリットが?

まずメリットだと思うところから。

コスパ端末にコスパ回線でコストをおさえた運用が可能

ドコモ・au・ソフトバンクに加え、第4のキャリアとなった楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)ですが、現在のところエリアは広くない。

しかし、その価格は圧倒的な安さ。

データ使い放題2,980円、かつ、今なら300万名を対象に1年無料という凄まじい状態です。

楽天回線エリアは主要都市のみと狭いですが、パートナーエリアとしてauのサービス提供エリアが使えます。

パートナーエリアは5GB / 月まで使え、超過後は最大1Mbps

楽天モバイル:サービスエリアマップ

ちなみに、僕が楽天モバイルの最も優れたポイントだと思うのは、プランのシンプルさ。

定額2,980円のワンプランのみ。

複雑怪奇なプランを理解する必要がないのは本当に素晴らしい。

楽天エリア内なら最大の恩恵が

もし自分の生活圏が楽天エリア内なら割と無双です。テザリングしても無制限ですからね。

参考までに僕の環境だとこのくらい出ます。(楽天エリア内)

iPhone SEで楽天モバイルを使った時の速度
正午ごろ計測

これだけ出れば動画の閲覧も含めかなり快適です。

もちろん時間や利用者数にもよります

パートナーエリアだと魅力は少し下がりますがそれでも月間5GBまで使え、その後も1Mbpsで通信可能。

1Mbpsって高画質動画の閲覧は結構キツいですが、そこそこ使える速度ですからね。

何にしろ、1年無料なのでそんなに深く考える必要ないのが嬉しい。

仮に、SIMフリーiPhone SEを買って楽天モバイルで2年間運用したときのコストをざっくりシミュレーションしてみました。

2年コストシミュレーション

容量端末価格2年間の通信料を合計
64GB49,280円88,616円
128GB54,780円94,116円
256GB66,880円106,216円
すべて税込

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)は1年間無料で2年目から月額2,980円なので、

2,980 × 12 + 10%(消費税) = 39,336円

をiPhone SEの税込み端末価格に合計。

あくまでもシミュレーションですが、iPhone SE 64GBとデータ無制限を2年運用して9万以下。

iPhone 11 Pro 1台より安いですからねこれ。

あまりにも過度な使い方をすると速度制限される可能性はあります。

契約期間の縛りがないので合わなければ解約可能

コスパ回線であることに加え、使ってみて自分に合わなければ解約しても違約金などは発生しません。

例えば、使ってみてもしエリアや速度に不満があったり、何らか状況の変化があれば、その時点で解約することが可能。

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)は縛りなし
期間の縛りがない

また、物理SIMなら違う端末に移し替えることも可能なので「iPhone SEでは楽天モバイルをやめたいんだけど違う端末で使いたい」みたいな場合は、そっちにSIMを挿せば使うことができます。

もちろん楽天モバイル対応端末じゃないとSIMを挿しても使えません。

後述しますが、現状だとiPhone × 楽天モバイルは全機能を使えないため、それが自分にとって合うのか、合わないのか、実際に試せるのは大きなメリットです。

ということで、

  • コスパ端末であるiPhone SEが回線までコスパになり、コスパお化けになる
  • 期間の縛りがない

この2点がiPhone SE 第2世代×楽天モバイルの最大のいいところ。

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iPhone SE × 楽天モバイルのデメリットは?

次にデメリットを紹介します。

iPhone SEで使うデメリットというより、iPhone共通のデメリットです。

パートナーエリアだとSMSの送受信ができない

これ結構デカいデメリットだと思いますが、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)はiPhoneだと、楽天回線エリア以外でSMSの送受信ができません。

iPhone SEで楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を使うと楽天エリア以外でSMSが受信できない。

生活圏がパートナーエリアのみの場合、SMSの送受信が全くできなくなります。

「SMSなんか使わないし」と思うかもしれませんが、問題は認証なんですよね。

いろいろなサービスで二段階認証の手段としてSMSが使われるケースって結構あると思いますが、これができなくなります。

サービスによっては認証の手段を選ぶことができる場合があるので、そういう場合は代替手段がありますが、SMSしか選択できないと絶望することしかできません。

そのため、楽天回線電波をつかめない地域で使用予定の場合は、自分が使っているサービスの二段階認証の手段をよく確認しておくことがおすすめ。

とはいえ、「今日から二段階認証に対応しました!方法はSMSです!」といった感じで、サービス側があとで対応する可能性も0じゃないので、そのときはもう諦めてください。

通話が無料にならない

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)は「Rakuten Link」というアプリから通話をすることで、通話料金が無料になります。

この「Rakuten Link」はAndroid版のみでiOS向けには提供されてません。

つまり、iPhoneでは無料通話が使えません。

Rakuten LinkはAndroid版のみでiOS向けには提供されていない
Google Play Storeにはある

もちろん普通の電話はかけることができますが、30秒20円の料金が発生します。

別に電話なんかしないという人でも少しは使うじゃないですか、お店予約するときとか。

知り合い同士とかであればLINE通話なりなんなりで音声通話も可能ですが、一般電話への通話は料金がかかるので、そこは非常に残念。

契約時の事務手数料が無料にならない

楽天モバイルは最大で21,300ポイントを還元するキャンペーンを実施してます。

そのうち、15,000ポイントは楽天モバイルが販売している端末を購入する必要があるので、そもそもこの記事を読んでいるiPhoneで使いたいという人は対象外。

残りの6,300ポイントは、

  • オンライン契約で3,000ポイント
  • 事務手数料相当である3,300ポイント

これらが還元されるはずなのですが、還元の条件は、前述の通話を無料にするアプリ「Rakuten Link」の利用とSMS認証が条件。

iPhoneでは「Rakuten Link」をインストールして利用することができないため、条件を満たすことが不可能です。

本来ならもらえるはずの6,600ポイントを放棄することになるので、これも大いに残念。

僕はPixel 4を使って認証しました。

  1. Androidなど楽天モバイル、Rakuten Linkが動作する端末にSIMを挿す
  2. 利用登録、SMS認証を済ませる
  3. iPhoneにSIMを挿し替える
Rakuten Linkアプリ
Pixel 4も楽天モバイルで使える

楽天モバイルが動作するAndroid端末を持っていればこの方法で条件を満たすことは可能。

その他のデメリット

大きなデメリットになりそうなのは上記ですが、他にも細々とデメリットが存在します。

  • 110/119へ通話した時に高精度な位置情報を測定できない
  • 緊急地震速報や各種警報受信も高精度な位置情報を測定できない

主に緊急時の話ですが、高精度な位置測定が出来ない模様。どの程度かわからないので何とも言えませんが、気になる人は注意。

あと、楽天モバイルの使用状況を確認するアプリがあるんですが、それもiOS向けの提供がないので使えません。

ただ、これに関してはブラウザからアクセスできるのでどうでもいいとは思います。

ブラウザからアクセス可能

加えて、iPhoneで楽天モバイルを使用する場合、APN設定を行う必要があります。

まあでも、画像付きのわかりやすいガイドが楽天モバイル公式に掲載されているので誰でもできます。

iPhone SEで楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を使うメリット・デメリットまとめ

ということで、僕が感じたメリット・デメリットをまとめました。

正直、パートナーエリアのみの場合だとメイン回線として使うのは厳しいと思いますが、サブならアリじゃないでしょうか。

サブで使うなら、iPhone SEはeSimに対応しているので「メイン回線の物理SIM + 楽天モバイルのeSim」という使い方もいいかもしれない。

楽天モバイル:eSIM

僕の場合は幸運にも生活圏が楽天回線エリアなので、現在のところ速度・品質ともに快適そのものです。

何と言っても1年無料が圧倒的なので、気になった人はぜひチェックしてみてください。

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ちなみに、iPhone SEと同じ動作保証外というスタンスではありますが、iPhone 11 Proでも楽天モバイルは使用できます。

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