こんにちはオガワ(@misc_log)です。
割と久しぶりな更新ですが、実は引越しという一大イベントを終え、心身ともに朽ち果ててました。
まあそれなりにトラブルも巻き起こったわけですが、紆余曲折を経てようやく快適なネット環境が整いつつあるため、我が家のインターネットインフラを支える「メッシュWi-Fiルーター」をレビューしようと思います。
新居用にポチったんですが、引越しから3日遅れで届いたのがこちら。
購入したのは「LINKSYS Velop AX MX5300」というWi-Fi 6対応のメッシュWi-Fiルーター。
Wi-Fi 6+メッシュという注目の技術を搭載し、高性能なだけでなく洗練されたデザインが特徴的なルーターです。
以前に比べ、高速で安定的なネット環境を作ることができたので個人的には超絶満足してます。
ということで、我が家の回線環境や使い方、使用感を含め、「LINKSYS Velop AX MX5300」をレビュー。
メッシュを検討している人の参考になれば。
メッシュルーターとは?Wi-Fi 6とは?
「Wi-Fi 6メッシュルーター」ということで、事前に様々な知識・前提を共有する必要がありますが、3万文字くらいになりそうなのでざっくりした乱暴な解説を少しだけ。
メッシュWi-Fiルーターとは、広範囲ネットワークを構築し、多くのWi-Fi機器を接続しても電波の品質に影響しづらいとされるルーターです。
1台でもメリットはありますが、複数台設置して網の目のような「メッシュネットワーク」を張り、ひとつのSSIDで家のどこにいても安定的なネット接続が行えるとともに、より多くのWi-Fi機器を接続できるよというもの。
- 家中くまなくネットワーク圏内にできる
- より多くのWi-Fi機器を接続できる
これらが主なメッシュのメリット。
次にWi-Fi 6ですが、これは現在一般的なWi-Fiの次世代規格です。まあ、もっと速くなるくらいの理解でいいと思います。
ただ、Wi-Fi 6は接続機器側も対応している必要があるので、ルーターだけ対応すればいいというものではありません。
iPhoneだと11から対応しており、実際まだ対応端末は多くないです。ちなみに現行Macは全て非対応ですが、2020年中に発売されるMacは対応してくるんじゃないかと思います。知らないけど。
とはいえ、後方互換があるのでWi-Fi 6対応ルーターであっても従来のWi-Fi機器が接続できなくなるということはなく、Wi-Fi 6を使えれば使うよみたいな感じ。
そのWi-Fi 6とメッシュルーターが組み合わさったものが、この「LINKSYS Velop AX MX5300」。
次世代規格のWi-Fi 6に加え、たくさんの機器を接続しても広範囲に安定したネットワークを構築できるルーターです。
僕は今回2台購入しました。安くない買い物でしたが、自宅で仕事をすることが多いので環境整備の一環です。うそじゃないです、本当です。
あと、以前の環境には不満が爆発していたので物欲のスイッチがぶっ壊れていたのもあります。
Wi-Fi 6メッシュルーター「LINKSYS Velop AX MX5300」の特徴
Wi-Fi 6+メッシュという注目の技術2つが組み合わさったという点が最大の特徴ですが、他にも優れた特徴を持ってます。
- トライバンド(5GHz × 2 / 2.4GHz × 1)
- 1台で最大250台のWi-Fi機器を接続
- 1台で約190平方メールをカバー(2〜4LDK)
- デザイン性の高い筐体で置き場所に困らない
- 既存のVeolopに追加できる
- 専用アプリでセットアップが簡単
簡単にスペックも。
Wi-Fi速度 | 5GHz :2402Mbps 5GHz :1733Mbps 2.4GHz:1147Mbps |
規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
プロセッサ | 2.2GHzクアッドコア |
有線LANポート数 | ギガビットWAN × 1 ギガビットLAN × 4 |
その他ポート | USB 3.0 |
重量 | 約1.59kg |
ひとつひとつ紹介すると長くなるので詳細はメーカー公式ページを。
まあ、端的に言うと、非常に高機能で、Velopシリーズの中で最もハイスペックなルーターです。
一般的な用途であれば、スペックが問題になることはまずないと思います。
Wi-Fi 6メッシュルーター「LINKSYS Velop AX MX5300」の外観・デザイン
スペックだけでなく、Velopが他ルーターに比べて優れているのはそのデザイン性。
ルーターは見えるところに配置することが多いと思うので、見た目も意外と重要な要素。
Apple Storeにも並ぶVelopシリーズなだけあり、洗練されたスタイリッシュなデザインはどこに設置しても違和感なく溶け込みそう。
背面には有線ポートとUSBポート。
上部はステータスを表すインジケーターランプ。
ただ、Velop AX MX5300は意外とデカかった。これまでのVelopシリーズはもっとコンパクトだったんですよね。
スペックが上がったことに伴って結構なサイズアップになってしまったのは残念ですが、それはまあしょうがないか・・。
このように、デカさはそれなりですが、余計なものが一切ないシンプルな筐体は「見せるルーター」としてガンガン目立つところに置いておきたくなるようなデザインです。
Wi-Fi 6メッシュルーター「LINKSYS Velop AX MX5300」の速度・実力は?
「LINKSYS Velop AX MX5300」を設置したことで、どの程度ネット環境が変わったかですが、死ぬほど快適になりました。
自宅回線は最大1Gbpsと令和な現代では超高速回線というわけではないですが、全くストレスないスピードと安定性で快適そのもの。
以前の環境では、Wi-Fi端末が多すぎて接続が切れたり、不安定になったりなどが多発していたんですが、今は超安定してます。
参考までに、僕の自宅での使い方を紹介しようと思うのですが多少込み入った話になるので、「早く結果を教えろよ?」という方はこちらからご覧ください。
さて、引越し後の現自宅はいわゆる「LAN配線方式」の3LDKマンション。最大速度は1Gbps。ここに「Velop AX MX5300」を2台設置。
LAN配線方式とは、マンションの共用部分にルーターがあってLANケーブルで各住戸に配線される方式のこと。
共用部分でルーティングされ、LANで各住戸に配線、そして各住戸内のハブで分岐し「自宅の各部屋」の壁にLANポートが配置されてます。
この配線構造を活かすために、我が家ではハブの手前に「Velop AX MX5300」をルーターモードで1台配置。
こうすることで、Velopからハブを経由して各部屋にLAN配線されることになり、各部屋のLANポートがVelopの有線ポートに変わります。
つまり、無線だけでなく家中全ての有線LANポートをVelopネットワークにアクセスできるようにしました。
そして、もう1台のVelopには部屋のLANポートから有線で接続。
各Velop同士を無線ではなく有線で接続するとネットワークの安定性が高まる。
これで、ケーブルを這わせることなく物理的に離れたVelop同士を有線接続でき、ネットワークの品質がより安定します。
PC、テレビなんかは可能であれば有線接続した方が速度も安定しますからね、有線が有利になるデバイスは有線で接続、それ以外は無線で接続と、いずれの場合もVelopネットワークを効率的に使えるようにしました。
ということで、各部屋の速度を計測してみたので参考までに。
各部屋の速度
Wi-Fi 6に対応したiPhone 11 Proで各部屋の速度を測りました。
若干配置が違いますが、自宅の配置はざっくりとこんな感じ。
ちなみに、このくらいの間取りであれば置き場所を工夫すれば1台でもなんとかなるかもしれないですが、障害物がどのくらいあるかによると思います。
Velop1台をノードと呼びますが、便宜上、大元の回線に接続しているノードを親、もう1台を子と呼ぶことにします。
計測ツールは、まあなんでも良いんですが統一することが大事なのでブラウザ経由で使えるGoogleのやつを。
部屋1
LDK
という感じで全部屋分掲載しようと思ったんですが、部屋はどこもそんな変わんないでやめます。
だいたい、400〜650Mbpsの範囲で時間帯によってまちまちという感じ。
そして、フロで計測したものがこれ。
トイレもだいたい同じくらいなので省略しますが、フロもトイレも200〜400Mbpsくらいです。
フロやトイレを含め、家の広範囲がそれなりの速度で安定したネット接続が可能になったのは紛れもなくメッシュの良さ。
そして、Macの有線接続はこちら。
Macの計測は土曜の夕方という割と混雑が予想される時間に計測してます。時間帯によっては700後半出ていたのでやはり有線はすごいですね。
ちなみにGoogleのAndroid端末であるPixel4はなぜかWi-Fi 6非対応なわけですが、Pixel4で計測した速度は各部屋だいたい約30%減くらいでした。
なので、僕の環境でのWi-Fi 6対応端末は、非対応端末のざっくり1.5〜1.6倍くらい出るかなという感じですかね。
まあ、ご存知の通り回線とはベストエフォートなものなのでいつどんなときもこのくらい出るかはわかりませんが、LAN配線方式の1Gbpsにしては恵まれたほうじゃないかと思います。
複数のWi-Fi機器を接続しても大丈夫
最近は10Gbpsという爆速回線も存在するので、速度的にはまだまだ上がいると思いますが、個人的には以前が100Mbps契約だったということもあり、速度的にはこれだけ出れば満足です。
それよりも嬉しいのは、複数台のWi-Fi機器を接続してもネットワークの品質に影響しづらいという部分。
我が家にはアレクサやGoogle Homeなどのスマートスピーカー、テレビ、エアコン、電気、見守りカメラ、それに加えてPC、スマホ、タブレットなどなど、多分30台以上はWi-Fi端末がありますが、さすがに普通のルーターでは厳しいんですよね。
「いや、そんなに必要なの?」と聞かれればそりゃ必要ないんですが、まあ趣味の世界とは合理性を欠くものなわけですよ。
引越ししたばかりとあってまだそんなにセットアップできてないんですが、すでに10台以上はつながってます。
それでも途切れたりすることなく快調に動いているのはさすがVelop。
このように専用アプリから接続端末の一覧や状態を確認できるのもVelopの良さ。
他にもアプリからゲストWi-FIの発行や、デバイスの優先度付け、子供のネット接続を制御するペアレンタルコントロールなど様々な設定が行えます。
運用における各種設定もそうですが、初期設定もこの「Linksys」という専用アプリを使って簡単に行えるので、こういった手軽さもVelopの優れたポイント。
Wi-Fi 6メッシュルーター「LINKSYS Velop AX MX5300」レビューまとめ
「LINKSYS Velop AX MX5300」により、以前とは比較にならないストレスフリーなネット環境が構築できたので、本当に買ってよかったです。
家中くまなく広範囲にネットワークを張り巡らせ、フロでもトイレでも部屋の隅っこでも安定したネット接続ができるようになり、多くのデバイスを接続することも可能に。
ルーターとは思えないデザインもカッコよくて、ガッツリ所有欲を満たしてくれました。
ただ、結構な値段するのでそれがネックではありますが、現環境に不満爆発みたいな状態なら買う価値はあると思います。
ということで、最後にどんな人におすすめかをまとめておきます。
- Wi-Fi 6機器を持っている、買う予定がある
- Wi-Fi機器が多い、多くなりそう。
- 自宅範囲をルーターがカバーしきれていない
- ルーターの見た目をなんとかしたい
- すでにVelopを持っている
身の回りのWi-Fi機器は知らず知らずの間に増え、次世代規格であるWi-Fi 6になっていくと思うので、メッシュが気になっている人はぜひVelopをチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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