こんにちはオガワ(@misc_log)です。
やっぱりiMacってカッコいいよね。
2024年10月末、Appleから最新のM4チップを搭載したM4 iMacが発売になりました。
その最新モデルをAppleさんにお借りすることができたので、この記事で詳しくレビューしたいと思います。
僕は以前ずっとiMacを使っていて今回久しぶりに使いましたが、見た目の美しさだけでなく、性能面での進化にも大感動。
iMacの購入を検討している人、最新モデルに興味がある人に向けて、使い心地や注目ポイントを詳しく紹介します!
M4 iMacの特徴とマシンスペック詳細
まずは、今回お借りしたM4 iMacのスペックを紹介します。
- ディスプレイ:24インチ 4.5K Retinaディスプレイ
- チップ:M4(10コアCPU・10コアGPU)
- メモリ:32GB
- ストレージ:2TB SSD
- ガラス:ナノテクスチャーガラス(オプション)
- カラー:シルバー
いわゆる全部入りのフルスペック構成モデルをお借りしました。
特に注目したいのはM4チップと32GBメモリです。M4チップは高性能と省電力性を両立しており、日常の作業からクリエイティブな作業まで幅広く対応できます。
また、今回からメモリ構成が拡張され、これまでは24GBが最大だったのに対し、32GBまで選べるようになりました。
同時に、メモリの最小構成も16GBに引き上げられています。これは、次世代のApple Intelligence機能など、これからの高負荷なアプリケーションにも対応するためのアップデートだと考えられます。
もう一つ見逃せないのが、ナノテクスチャーガラス。このオプションは、反射を抑えつつ画質を保つ特殊なガラスで、明るい環境でも目が疲れにくいというメリットがあります。
というわけで、実際の使い心地や性能について詳しくお伝えします!
やっぱりiMacはデザインが魅力!
iMacの最大の魅力といえばやっぱりこの洗練されたデザイン。今回のM4 iMacは前のモデルと筐体デザインは同じですが、色合いがアップデートされました。
カラーがさらに魅力的に
今回のM4 iMacは、7色のカラーバリエーションということで展開自体は前モデルと一緒。ただ、今回のカラーはさらに明るく、鮮やかな仕上がりになりました。華やかで美しい。
そして、僕がお借りしたのはシルバー。
なんでこの展開の中でシルバーなの!?って思うかもしれませんが、僕はシルバーが好きなんです。
シンプルでニュートラル。どんなインテリアにも馴染むし、自宅やオフィスでも合わせやすいのがシルバーです。
昔のiMacを彷彿とさせるクラシックな魅力を持ちながら、モダンなデザインとも調和した美しいカラーだなと思います。
フォルムや美しさは前モデル同様素晴らしい仕上がり
前述の通りデザインそのものは前モデルと同じですが、いつみてもうっとりする筐体デザイン。
一体型であることや性能面など、iMacの魅力はいろいろありますが、やっぱりこのデザインがiMacを選ぶ最大の理由になるのではないかなと思います。インテリアのようなPCですよね。
iMacの一体型デザインは見た目だけでなく、実用性の面でも魅力的。iMac本体は厚みがわずか11.5mmと非常に薄くデスクの上に置いても圧迫感がおさえらます。
また、重量も約4.5kgと軽量。位置を簡単に動かすことができます。例えば、本体を少し動かして机の後ろを掃除するといったことが簡単にできます。
M4 iMacの性能や使用感
では次に、性能や使用感について紹介します。
パワフルなM4チップで日常からクリエイティブ作業まで
今回お借りしたiMacはメモリ32GBモデルということで、さまざまなことを同時に実行する能力は素晴らしいですね。
僕はChromeのタブを40個くらい開いたままにしていることが多いんですが、全てのタブがアクティブな状態でも動作がスムーズ。
オンライン会議、写真編集なども同時に実行してみましたが問題なく動作します。
続けて動画編集はどうかというと、DaVinci Resolveを使って4K動画の編集を行いましたがシンプルな4K素材であれば全く問題なく編集可能です。
15分程度の4K動画を書き出してみたところ約17分。書き出しに関しても十分な速度。
一般的な動画編集であれば全く問題ないので多くの場合満足できるのではないかと思います。
ただ、カラーグレーディングなどの高度な編集を行うとカクつきがでることがありました。また、書き出し時間に関してもM1 Maxのような動画編集に特化した処理回路をもつようなチップと比べるとやはり時間はかかります。
このあたりはどこまで・どんな編集をしたいかによりますが、高度で複雑な編集を快適にしたいのであればより上位チップが視野に入りますね。
というわけで、性能に関しては上を見ればより上位モデルが存在しますが、一般的な日常作業やカジュアルなクリエイティブ作業であればM4 iMacで十分こなすことができます。
メモリに関しても最低が16GBになりましたので、多くのことを同時に実行できます。そこも踏まえて、M1マシン、あるいは、それ以前のIntelマシンからすると大幅な性能アップを体感できるのではないかなと思います。
やはりキレイなディスプレイ、そしてNano-textureガラス
iMacの24インチ4.5K Retinaディスプレイは、4480×2520の高解像度と218ppiで非常に高精細。
また、500ニトの輝度と10億色以上の表示に対応し、P3広色域をカバーすることで、鮮やかで正確な色再現ができます。
そこに加え新たに選択可能となったNano-textureガラスは、ナノメートルレベルでガラス表面を特殊加工することで反射や映り込みを大幅に低減します。日当たりの良いリビングルームなど、これまで反射が気になっていた場所でもiMacを快適に使用可能。
Nano-textureはオプションになりますが、このような高性能なディスプレイが一体になっているのはiMacの大きな魅力のひとつですね。
スピーカー性能もすごいんです
記事ではお届けできないのが残念ですが、iMacのスピーカー性能は半端じゃありません。音がとても良いんです。
6基のスピーカーシステムを搭載し、フォースキャンセリングウーファーとツイーターを組み合わせ、低音から高音まで豊かな音域を再現。
本体下部から机の天板に向けて音を発し反射を利用することで、空間全体に音が響くような立体的なサウンドを生み出します。
iMacはそんな優秀なスピーカーもセットになってます。
音質についてこちらで簡易的に確認できますので動画版レビューもよければぜひ!
iMacの気になるところ
M4 iMacは非常に洗練されたデザインが特徴ですが、伝統的なちょっと気になる点が存在します。それが、背面ポートの位置です。
iMacの背面に配置されたポートは見た目をスッキリさせるデザインの一環ですが、頻繁にケーブルを抜き差しする作業には少し不便。なにせ見えないですからね・・・。
勘で挿そうとして挿せなくてポートの周りを傷だらけにしちゃうのはiMacあるあるです。
解決策としてUSB-Cハブを常設しておくのもいいんですが、iMacは軽量で簡単に位置を変えられるので、毎回後ろを向けて抜き差しするでもいいかなと思います。
あと、もうひとつ覚えておきたいのは意外と大きい電源アダプタが必要になるということ。
このサイズ感のアダプタを取り回して電源確保する必要があるので、そこは覚悟しておくといいかなと思います。
どのiMacを選ぶべき?8コアと10コアの違いを比較
最後にM4 iMacの選び方と言いますか、個人的なおすすめモデルを紹介します。
M4 iMacには8コアモデルと10コアモデルの2種類がありますが、個人的には10コアモデルをおすすめします。その理由は、性能だけでなく、付属品やポートの違いが結構大きいんですよね。
2つのモデルの違いを具体的に解説します。
8コアモデルと10コアモデルの主な違い
こちらが主な違いを表にしたもの。
機能 | 8コアモデル | 10コアモデル |
---|---|---|
背面ポート | Thunderbolt 4/USB4 x 2 | Thunderbolt 4/USB4 x 4 |
メモリ最大容量 | 24GB | 32GB |
ストレージ最大容量 | 2TB | 2TB |
Magic Keyboard | Touch ID非対応 (有料OPでTouchID) | Touch ID対応 |
Ethernetポート | オプション (+4,000円) | 標準搭載 |
開始価格 | 198,800円 | 234,800円 |
違いとして大きのは下記の3点。
ポートの数
8コアモデルには背面ポートが2つしかありませんが、10コアモデルでは背面ポートが4つに増えます。ポート数が多いことで、周辺機器の接続や拡張性が大きく向上します。頻繁に外付けストレージやUSBデバイスを利用する方にとって、この違いは大きなメリットです。
メモリとストレージの最大構成
8コアモデルでは、メモリは最大24GB、SSDは最大2TBまで選べます。一方で、10コアモデルでは、メモリを最大32GBまで増設可能。
付属するMagic Keyboard
8コアモデルではTouch ID非対応のMagic Keyboardが付属しますが、10コアモデルではTouch ID対応のMagic Keyboardが付属します。やはり日常的にはTouch IDがある方が圧倒的にログインが楽です。8コアモデルは11,000円のオプションでTouch IDにすることが可能です。
なぜ10コアモデルがおすすめなの?
10コアモデルは、10コアになることによるシンプルな性能の向上、加えて、ポート数の増加やTouch ID対応キーボードの付属といった、実際の使い勝手に直結するポイントで優れてます。
それでいて、価格差は約4万円弱。であれば10コアを選んでしまう方が満足感は高いかなと思います。
また、メモリやストレージの上限が広がるので、パフォーマンスを重視したい人も10コアにするほうがいいですね。
一方で、日常的なブラウザ操作や簡単なオフィス作業だけを目的とする場合は、8コアモデルでも十分です。ただし、ストレージは最低でも512GBを選ぶことをおすすめします。
理想的な構成は?
僕のおすすめは、10コアモデルにメモリ24GB、SSD512GBの構成です。この構成は性能とコストのバランスが良く、日常作業からクリエイティブなプロジェクトまで幅広く対応できます。特にメモリは余裕を持たせることで、長期間快適に使えるマシンになるはず。
これで30万円をギリギリ切る価格です。
M4 iMacレビューまとめ
というわけで、M4 iMacをレビューしました。最後に魅力をおさらいします。
- モニター、スピーカー、キーボードとマウスまで一体になったオールインワン
- インテリアにもなる洗練されたデザイン
- 日常作業からクリエイティブまでこなすパワフルなM4チップ
この最新のM4 iMacは、性能とデザインを高いレベルで融合させた一台。初めてのiMacとしても、旧モデルからの買い替えとしても、満足感の高い選択肢になるのではないかなと思います。ぜひチェックしてみてください!
今日は以上です。それではまた。
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