僕は自宅で作業するときにはMacBook Proに外部モニタを接続していますが、先日ついに故障してしまいました。
いきなり画面が砂嵐になってしまい、「MacのGPU逝ったな」と覚悟したのですが、どうやらディスプレイだったようで安心しました。
まあ、ディスプレイは別になくても良いのですが、この際4Kにでもしてみるかということで、LGの4K外付けディスプレイ「LG 27UD58-B」を購入しました。
高精細な画質と広い画面領域で快適な作業環境ができたので満足しているのですが、MacBook Proに4Kディスプレイを繋ぐためには注意点などもあるので、そのあたりを含め使用感をレビューしたいと思います。
LG モニター ディスプレイ 27UD58-Bの特徴
LGのAmazon限定モデルの27インチ4Kディスプレイですが、「低価格4Kディスプレイ」として人気のモデルです。
エントリーモデルにはなるので、HDR非対応、輝度250cd/㎡程度といったスペックで、高機能すぎてヤバイといった製品ではないです。
ただ、僕のMacBook Proの用途としては、
- プログラミング
- オフィス系ソフト
- ブラウジング
- ブログ
- 写真加工、簡単な動画編集
が主にはなるのですが、こういった用途であれば十分なスペックで快適そのものです。
基本的なスペックはこちら
- アスペクト比:16:9
- 輝度:250cd/㎡
- サイズ:633 × 464 × 202(スタンド付き)
端子は下記の通り。
- HDMI × 2
- DisplayPort × 1
- ヘッドホン出力 × 1
下記の付属品が付いてました。
- 電源コード × 1
- HDMIケーブル × 1
- DisplayPortケーブル × 1
- 足などのパーツ類
- CD-ROM(説明書類)
HDMIとDisplayPortケーブルは付いてくるので、別に買う必要はないです。
まあ標準的な付属品という感じですが、CD-ROMがむき出しでそのまま入ってたのには驚きました。何かの間違いでしょうか。
まあ再生してないし、この先再生することもないと思うので良いんですけど。
MacBook Proの外付けディスプレイとしての使用感
MacBook Proの外付けディスプレイとして1ヶ月ほど使ったので、使用感を。
まず、YouTubeなどで見られる4K対応動画の美しさは圧巻ですね。高精細で緻密な映像は息を呑む美しさです。
仕事の合間の動画閲覧が捗ってしょうがないです。
4K動画もすごいのですが、個人的にはやはり作業領域が広くなった点が嬉しいですね。
4Kディスプレイの最大の特徴はやはりその解像度にありますが、作業領域がとてつもなく広くなります。
エディタでブログを書きながらLightroomを同時に開いて画像編集してFinderも表示しとくとか、ブラウザとIDEを同時に表示してプログラミングしながらYoutube見るとか、領域がとてつもなく広くなりました。
これまでのFullHDのディスプレイでは考えられませんでしたね。
単純に表示できるものが増えるので、タスクを切り替えてあっちを見たり、こっちを見たりということが減ります。
ただし、これは解像度の大きさによる恩恵ではあるんですが、解像度を最大にすると文字が小さすぎて見えないと思います。
僕の場合は最大からひとつ下の解像度設定にしています。
このあたりは好みなので好きなようにしたらいいと思います。
MacBook Proに4Kディスプレイを使う上での注意点
4Kディスプレイを使うに当たり、いくつかの注意点があるのでそのあたりをまとめます。
Macが対応している必要がある
Mac全てが4K対応しているわけではなく、対応機種というものが存在します。
MacBook Proだと、
MacBook Pro (Retina, Late 2013) 以降
が対象機種です。
Appleのヘルプページに対象機種の記載がありますが、他の対応Macは下記の通り。
iMac (27-inch, Late 2014) 以降
iMac Pro (2017)
Mac mini (Late 2014) 以降
Mac Pro (Late 2013)
MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) 以降
MacBook Air (Early 2015) 以降
対応機種でないと4Kディスプレイを買っても意味なくなるので注意してください。
HDMI接続だと30Hzになる
ディスプレイにはリフレッシュレート(Hz)という値があるのですが、簡単に言うと、「どれだけヌルヌル動くか」です。
1秒間に何回画面を書き換えるのかということなのですが、基本的に多いほうが動きがスムーズ。
MacBook Proと「LG 27UD58-B」をHDMIで接続すると、リフレッシュレートが30Hzになります。
30Hzがどの程度かというと、マウスの矢印がガクガクとガタつく感じ。
4K/60Hzが望ましいリフレッシュレートなのですが、HDMIだと4K/30Hzになってしまうんですよね。
これを改善するためには、「DisplayPort」でMacと接続します。
そのために必要になるのがこちら。
これは「LG 27UD58-B」背面のDisplayPortとMac側のUSB-Cポートを繋ぐもので、このケーブルを使うと、「4K 60Hz」で使用可能です。
これがあれば本領発揮というか、30Hzってイラっとするレベルなので、基本的にセットで買うものと思っていたほうがいいです。
このケーブルを使うとMac側にハブを付けなくて済むので、見た目がスマートになるのが嬉しいです。
27インチが最低レベルだと思う
4Kになって表示領域が広くなるのは良いんですが、物理的なディスプレイのサイズが小さいと、恐らくまともに文字が読めません。小さすぎて。
24インチのモデルもありますが、多分解像度を結構下げないと文字が読めないと思います。
そういう意味では27インチ以上で大きければ大きいほどいいと思います。
とはいえ、設置スペースにも限りがあるでしょうし、妥当なところで落とし所を見つけるしかありませんが、それにしても27インチ以上はマストかなと思います。
MacBook Proの外付けディスプレイ「LG 27UD58-B」レビューまとめ
動画にしろ情報量にしろ、4Kにすると世界が変わるのは間違いないです。
「LG 27UD58-B」はゲーミング用などの高機能なディスプレイではないものの、何と言っても低価格ですし、通常仕様であれば性能は申し分なく、コスパ高くてとても満足しています。
本当はUSB-C接続できるディスプレイにしてケーブル一本で電源まで含め全部完結する環境を作りたかったんですが、USB-C接続できるディスプレイはまだそんなに選択肢がなく、価格も高めなので、もう少し待とうと思います。
もし自宅などで据え置きでMacBook Proを使っている場合、外付けディスプレイを1台用意すると作業が捗ること間違いなしですよ。
低価格で性能十分と、なかなかに良いディスプレイなので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
MacBook Proをクラムシェルモードで
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