これを待ってたあああ!
こんにちはオガワ(@misc_log)です。
待望のMistel AIRONEのワイヤレスモデルが大登場。僕も前のモデルを愛用していますが、このキーボードめちゃくちゃいいんですよ。

とにかく薄いのに、しっかりメカニカルの打鍵感、そしてミニマルでカッコいいという、薄型好きの僕の中では完璧に近いキーボードです。

今回メーカーよりサンプルを提供してもらったので、この記事で詳しく紹介します。
薄型、メカニカル、打鍵感、Magic Keyboardテンキーレスブラック、これらのキーワードにピンとくる人はぜひ最後までご覧ください!
これがMistel AIRONE BTだ!
とにかく薄い。なのに心地よい打鍵感のメカニカル。さらにカッコいい。そんな圧倒的な希少性を持っているのがこのAIRONE BT。

超薄型メカニカルスイッチ「Cherry MX ULP」を搭載した65%レイアウトのキーボードで、「薄型好きで打鍵感を求めたいならもうこれでしょ」って1台です。

前モデルも話題になったので気になっていた人も多いのではと思いますが、前のモデルは「有線」であることがネックだったんですよね。

僕も持ってまして、お気に入りキーボードのひとつなんですが、「ワイヤレスだったらな・・・」と思いながら買ったことをよく覚えてます。
そして、その「ワイヤレスだったらな」が現実になったのが今回の最新モデル「AIRONE BT」です。日本国内で販売するBluetoothモデルということで、もちろん技適にもしっかり対応しています。

スペックを並べるとこんな感じ。
レイアウト | ANSI 68キー(US) |
---|---|
対応OS | Windows / Mac OS |
キーキャップ | ABS(レーザー刻印) |
カラー | ブラック |
スイッチ | Cherry MX ULP(タクタイル / クリック) |
バックライト | RGB対応 |
輝度調整 | 消灯を含め11段階 |
接続方式 | USB-C / Bluetooth 5.0 |
バッテリー容量 | 1200mAh |
充電方式 | USB-C充電 |
接続台数 | 最大3台 |
マクロ機能 | 有(キーカスタマイズ可能) |
スリープモード | 数分未使用で自動スリープ |
サイズ | 長さ: 308.1mm x 幅: 99.6mm x 高さ: 14.6mm |
付属品 | キーボード本体、キーボードバッグ、USB A to Cケーブル、USB C to Cケーブル |
重量 | 305g |
価格 | 36,800円(税込) |
前のモデルから何が変わったかはこのあと紹介しますが、ワイヤレスに対応した以外は基本同じ。と、思ってもらって大丈夫です。見た目、打鍵感は前モデル同様「最高」です。

ただ、前のモデルはシルバーというカラーがあったんですが、このワイヤレスモデルは現時点だとブラック1色のみ。シルバー派の人はもう少し待ってみるといいかもしれません。
薄型好きにたまらないこのデザイン
おおよそですが、一般的なキーボードの1/3くらいしかない薄さのメカニカルということで、僕のような薄型キーボード好きにはたまらないミニマル感。

無駄な部分がほとんどなく非常にスッキリ。

ボディはアルミニウムで高級感もたっぷり。剛性感といい、このただずいまはいわゆる「ご飯いける」見た目です。
レイアウトは65%。Enterの右側にキーが一列あるタイプなので、ここは好き嫌いあるかもですね。

キーキャップはABS製。Win / Mac対応ということで両方の刻印に対応してます。

前モデル同様、さまざまな発光パターンを搭載したRGBバックライトを搭載。輝度は11段階まで設定できます。

接続はUSB-C。このキーボードはUSB-Cポートが左右に分かれふたつあるのが特徴的。

そのおかげで有線接続したいときや充電したいときにケーブルの取り回しがしやすくなってます。

背面にはDIPスイッチ。Win / Macにキーを最適化したりなどができますが、そのあたりは説明書を見ればすぐわかります。

同じく背面には滑り止めのゴム脚がついてます。角度調整などはできないタイプなのでご注意ください。
前モデルMistel AIRONEとの違い
スペックから読み取れる前のモデルとの違いは下記の通り。サイズと重量が主な変化点。
AIRONE | AIRONE BT | 差異 | |
---|---|---|---|
高さ | 13.1 mm | 14.6 mm | +1.5 mm |
重量 | 270 g | 305 g | +35 g |
Bluetoothコントローラーや容量1200mAhのバッテリーを搭載したことで、厚みと重さが増しました。有線の前モデルと比べるとこんな感じ。


あえてどっちがどっちとは書きませんが、やはり比べるとサイズ感がアップしていることはわかりますよね?

約30gちょっと、重さも増量。


サイズも重量も含め、ワイヤレス化してバッテリー積んでこの程度のボリュームアップなら非常によろしいのではないでしょうかね。
その他の違いで言うと、前のモデルにはなかった電源スイッチなどが搭載されました。

他には素材感含め見た目や触った感じでわかるような違いはないかなと思います。少なくとも僕は気づけませんでした。もちろん打鍵感も同じ。
Mistel AIRONE BTの使用感
というわけで、実際の使用感ですが基本的に最高です。前モデル同様心地よい打鍵感、そしてこの見た目ということで、間違いなく一軍キーボードです。

厚みが変わったことによる違いは比較しなければほぼ感じませんが、交互に打つとやはりAIRONE BTのほうが少し高さを感じます。とはいえ、使いづらいといったことはなく、まあそういうもんかなとしか思わなかったです。

打鍵音はこんな感じ。AIRONE BTはタクタイル、前モデルのAIRONEはクリック(いわゆる青軸)だったので両方使ってみました。音の違いを比較してみてください。
どちらのスイッチがいいかってことは好みですが、僕はタクタイルが好きですね。クリックは軽快感は増すんですが、やはりそれだけガッツリと打鍵音が響き渡ります。存分にメカニカル感を味わいたい人はクリックにするといいかなと。

薄型のキースイッチCHERRY MX ULPということでストロークは浅めですが、メカニカルらしいしっかりとした打鍵感。

どっしり目のメカニカルキーボードに比べたら重厚感のようなものは薄い印象ですが、軽快で流れるようにタイピングできるこの感覚はやみつきになります。
薄型のキーボードはいくつもありますが、これだけの打鍵感を味わえる薄型キーボードは間違いなく希少です。

薄型キーボードと言えば、僕はMagic Keyboardが好きなんですよ。でもAppleさん、頑なにMagic Keyboardのテンキーレス×ブラックを出してくれません。

その代替と言ってはあれなんですが、なんとなくAIRONEは「Magic Keyboradぽさ」があるじゃないですか?僕的にはそういった観点でめちゃくちゃ満足度高いです。
これだけ薄いので携帯性も高いですが、外での使用はやや注意したほうが良さそう。静かな空間だとかなり音が際立ちます。タクタイルスイッチはともかくクリックはかなり厳しいと思います。

僕はほぼ自宅かオフィスでしか使いませんが、外でガンガン使いたいという人はご注意ください。
ちなみに、このような尊師スタイルでもスッキリと使うことができます。

あと、念の為触れておくとこのキーボードはリマップやマクロ設定を行う機能も搭載しています。ソフトウェアではなくハードウェアで行います。

僕はキーボードのカスタマイズをあまりしない派なのでほぼ使いませんが、キーのカスタマイズやマクロボタンを作りたい人は試してみてください。
気になるのはバッテリー持ち
さて、有線からワイヤレスになったことで利便性や見た目のスッキリさと引き換えに、バッテリー持ちという概念と付き合っていかなければなりません。

公称値ではバックライトONで約6時間。やはり薄型ボディに入る程度のバッテリーということで、ちょっと心もとないなという感じはしますね。
ただ、僕はバックライトを発光させる習性がなく、あったとしても白色で手元が薄暗い中でもキーが見渡せる程度にしか使いません。というわけで、下記の条件で計測してみました。

バックライト | 白色 |
---|---|
輝度 | 5段階(最大11) |
この状態で6時間使って約30%減りました。なので約18時間は使えるのかなという感じ。1日8hの営業時間ベースだと2日強って感じでしょうか。

僕の使い方だと2,3日に一度使い終わったらケーブル繋げておくくらいでいい感じです。
とはいえ、個人的にバックライトはマストじゃなく正直OFFで全然いいので、そうすればもっとバッテリー持ちはよくなるだろうなと。
気になるところ
僕は前のモデルから気に入ってお、全体的にこのキーボードに対しては肯定的な感想しか持ってません。しかし、そうは言ってももちろん気になるところもあります。

まず、ざざざっとあげると、角度がつけられない、キーキャップやスイッチを変えられない、そしてワイヤレスになったもののバッテリーの束縛を受けることになった、みたいなところはまああるよねって感じではあります。
あと、キーキャップの素材がABSなので長期間使っているとテカりはでてきますね。僕が使っている前のモデルはややテカってます。

とかまあそれなりにいろいろあるんですが、やっぱり一番は価格ですね。約37,000円は結構勇気のいる値段です。
前モデルは発売当初2万円後半だったと思うんですが、円安、物価高を受け、かつ、ワイヤレスモデルになったことで4万円に近づいた価格設定になってしまいました。
それでもなお、希少性や得られるものを考えると個人的にはおすすめキーボードだという思いは変わりませんが、気軽に「めっちゃいいから買ったほうがいいよ!」と言える価格ではなくなってしまったのが残念かなという感じですね。
Mistel AIRONE BTレビューまとめ
以上、待望のワイヤレスモデルであるMistel AIRONE BTをレビューしました。
キーボードは人によって好みがわかれる部分が多いものではありますが、薄型、メカニカル、打鍵感、Magic Keyboardテンキーレスブラック、これらのキーワードが全部ピンとくる人はぜひ買ってください。高価ではありますが、その価値は感じられるはずです。

すでに日本国内で購入できるようになっていますので、上記に該当する以外の人ももし気になったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。

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