こんにちはオガワ(@misc_log)です。
AirPods Proが発売されて以降、何かとProの話題が多いですが、ProじゃないAirPods 第1世代、第2世代が現役という方もまだまだ多いんじゃないでしょうか。
確かにAirPods Proは優れた製品だと感じますが、人によってはイヤーチップが耳に合わないとか、ノイキャンいらないとか、「まだ使えるし」とか、様々理由はあると思います。高いですしね。
うちの妻も第1世代AirPodsをガンガン使ってます。
今日はそんな第1世代、第2世代AirPodsをまだまだ現役で使っているよという人向けにおもしろい製品を紹介します。
それがこちら、AirPodsのバッテリー持ちを劇的に改善させる、ワイヤレス充電可能なモバイルバッテリー付きAirPodsケース「PITAKA Air Pal」です。
AirPods第1世代、第2世代に関してはそろそろバッテリーがヘタってくる頃かなと思いますが、バッテリー持ちを良くしたいという人に最適で、AirPodsの運用が楽になるバッテリーケースです。
ワイヤレス充電可能なモバイルバッテリー付きAirPodsケース「PITAKA Air Pal」の特徴
ワイヤレス充電できるモバイルバッテリー付きAirPodsケースって、「一体何言ってるのかよくわからん」と思うじゃないですか。
僕もそうだったんですが、AirPods第1世代、第2世代の弱点を補う機能をもったAirPodsケースです。
PITAKAさんから使ってみて!ということで提供してもらいました。
ということで、まずは何ができるのか簡単に紹介します。
- AirPodsとモバイルバッテリーが一体化し、AirPodsのバッテリーを3倍にする
- Qiワイヤレス充電ができる
- iPhoneなども充電できる
- 強力な耐衝撃性能
主にこんな感じなんですが、端的に言うと高機能なAirPodsのバッテリー拡張ケースです。
AirPodsとモバイルバッテリーが一体化しバッテリーを拡張する
一体化するとはどういう状態かと言うと、AirPods第1世代、第2世代の形状に合わせて作られたモバイルバッテリーにAirPodsが差し込めるという感じ。
このようにAirPodsの下側部分をすっぽり包み込み、内部に備えられたLightning端子にAirPodsが接続されます。
▼これがケース兼モバイルバッテリー。
▼上部からAirPodsを入れる。
▼完成
これ、AirPodsのLightning端子(メス)に、モバイルバッテリー内部に備えられたLightning端子(オス)が接続された状態になってます。
原理的にはiPhone用バッテリーケースと同じですね。
物理的にはもちろん別物ですが、ケースとして一体化することでAirPodsのバッテリーが拡張されます。
そして、このモバイルバッテリーは1,200mAhという容量を持っていて、AirPodsを2回分充電可能。
つまり、AirPodsのバッテリーを3倍にし、理論上はAirPodsケースが72時間のバッテリー持ちに変わります。
AirPods第1世代、あるいは第2世代であってもハードに使う人はそろそろバッテリーがヘタってくる頃かと思いますが、これだけバッテリー持ちが良くなればそうそう充電切れを起こすこともなくなると思います。
ワイヤレス充電可能なモバイルバッテリー
上記の通り、AirPodsのバッテリーを拡張することができる「Air Pal」ですが、ただバッテリーをデカくするだけじゃありません。
なんとこのモバイルバッテリー、Qiワイヤレス充電が可能。
もちろんワイヤレス充電器は別途必要になりますが、モバイルバッテリーでワイヤレス充電ができるものってなかなかの珍しさ。
ワイヤレス充電器に置くことでモバイルバッテリーも、AirPodsも充電できます。
これ、ワイヤレス充電非対応のAirPodsがワイヤレス充電に対応しちゃうということなので、第1世代AirPodsを持っている人には大きなメリット。
一度ワイヤレスを使うと有線には戻れない便利さなので、AirPodsの運用が大きく変わると思います。
普通のモバイルバッテリーにもなる
さらにさらにこの「Air Pal」は普通のモバイルバッテリーとしても機能します。
一般的なモバイルバッテリーと同じようにiPhoneやその他の端末も充電できます。
1,200mAhという容量なので、iPhone1回充電できるようなパワーはないですが、例えば不意なバッテリー切れなどの緊急時に「Air Pal」からバッテリーを供給することが可能。
さらに嬉しいことに「Air Pal」はワイヤレス充電に加え、USB-Cケーブルで充電できます。
つまり、AirPodsの充電端子がUSB-Cに変わるのと同じ意味なので、僕のようにケーブルをUSB-Cに早く移行したい勢には嬉しい仕様。
また、「Air Pal」には、付属品としてUSB-C to USB-Cケーブルに加え、Lightning端子のアタッチメントが付いてきます。
このケーブルさえ持っていれば、「Air Pal」からiPhoneを含め、スマホに電源供給が可能。
AirPodsのバッテリーを補強しながら、普通のモバイルバッテリーとしても機能するのは便利ですね。
PITAKAと言えばアラミド繊維
そして、PITAKAと言えばアラミド繊維素材ですが、この「Air Pal」にもガッツリ使われてます。
この素材の特性についてはPITAKA iPhone 11 Proケースのレビューで詳細に紹介してますが、「衝撃に強い」のが大きな特徴。軍事用途に使われる素材とあって安心感がすごい。
AirPods上部はむき出しになってしまうので不安はありますが、モバイルバッテリーが重いため落下時はバッテリー側からいくと思うのでまあ大丈夫かなという気はします。
加えて、このアラミド繊維は高級感があってカッコいい。
機能だけでなく見た目にも抜かりはなく、所有感を満たしてくれます。
モバイルバッテリー付きAirPodsケース「Air Pal」の使用感
様々な機能がてんこ盛りの「Air Pal」ですが、その使用感も悪くない。
まず気になるのはそのバッテリー持ち。
あたりまえですが、素のAirPodsとは全然違います。充電のタイミングを見失うレベル。
AirPodsのイヤホン部分のバッテリー容量は変わらないので連続再生時間が伸びるわけではないですが、ケース自体はしばらくカバンの中に入れっぱで全然問題ないと思います。
もちろん使い方にもよるのですが、週に1回とか、思い出した頃に充電するくらいで大丈夫なんじゃないでしょうか。
また、背面にはクリップがついていて、これによりどこかに引っ掛けて使う運用が可能。
このようにバッグ内のポケットにでもひっかけておけば、バッグの中で行方不明にならずサッとAirPodsを使えます。
もちろん、バッグの外側を始めベルトなどにひっかけておくこともできるので、嫌じゃない人はそういった運用も可能です。
また、このクリップはいらないという場合、簡単に取り外せるようになっているのも優れた特徴のひとつ。
外せば背面が平らになるので、どこかに置くときもゴツゴツせず使えます。
まあこのあたりは好みですが、自分の使い方に合わせいつでも簡単に着脱可能。
ちなみに、もちろんですがケースをつけたままのAirPodsのフタの開閉も全く問題なく行えます。
このように実用上で困ることはなく、むしろバッテリー持ちが向上し、USB-C・ワイヤレスで充電できるようになるため、運用は楽になります。
ただ、もちろんどんなものにもデメリットはあるわけで、、モバイルバッテリーなので重量がそこそこあります。
背面クリップ込みで単体約75g。第1世代AirPodsがだいたい45gくらいなので、2倍まではいかないまでも1.6、1.7倍くらいあります。
さらに、小ささがウリのAirPodsがそれなりの大きさになるのもデメリット。
「Air Pal」本体の大きさは、だいたいAirPods2個分くらいはあります。
中に入り込むことになるので、装着時サイズがAirPodsの倍になるということではないですが、パンツのポケットなどに入れると結構存在感あります。
厚みに関しても、AirPodsが入ることになるので当然AirPodsより分厚い。
まあ、モバイルバッテリーを持ち歩こうと思うとこのサイズでは済まないので、それに比べたらまだいいとは思います。
ただ、結構なサイズアップになるのは間違いないので、そこはAirPodsのバッテリーが3倍になるということとトレードオフかなという感じですね。
AirPodsケース「PITAKA Air Pal」レビューまとめ
PITAKAの製品はチャレンジングなものが多くて個人的にはとても好きなのですが、この「Air Pal」もQi対応のモバイルバッテリー、USB-C採用と、くすぐられるポイントが多い製品でした。
- バッテリー持ち → 3倍に
- Lightning → USB-Cに
- 非ワイヤレス充電 → ワイヤレス充電可能に
さらに、アラミド繊維による強力な耐久性を備え、マットブラックなカーボンテクスチャが高級感を出してくれます。
ただ、安くない製品ではあるので、AirPodsをわりとハードに使う人じゃないと躊躇する価格だと思います。
バッテリー持ちを優先し、AIrPodsをガンガン使いたい!という人にとっては運用効率が上がる価値あるアイテムになるはず。
もし、そんなにハードには使わないけどバッテリー持ちは改善したいしワイヤレス充電もしたい!という場合には、アラミド繊維じゃない廉価版が存在するのでそっちを検討すると良いと思います。
AirPods第1世代、第2世代はまだまだ現役ですからね、これからもガンガン使うよ!という人は是非チェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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