全iPad mini 6ユーザーに届け!
こんにちはオガワ(@misc_log)です。
唐突に結論から言います。これ、めちゃくちゃいいです。
もしもですよ?もしもの話ですが、iPad mini第6世代がワイヤレス充電に対応したらどう思います?最高ですよね?
どうぞご覧ください。こちらが「最高」です。

「PITAKA MagEZ Case Pro」は、iPad mini 6をまるでワイヤレス充電対応モデルに変えてしまうようなアイテム。
さらに、ケース専用のチャージングスタンドも同時発売。これはiPad mini 6をフローティングさせるスタンド兼充電器として機能します。

もうこの時点で結構やばいですよね?iPhoneやiPadの周辺機器でおなじみのPITAKAがすんごいの出してきました。
PITAKAからサンプルを送ってもらったので、iPad mini 6をワイヤレスのように充電できるケース、そして、ケース専用スタンド、以上の2製品を詳しく紹介します。
良いところ、気になるところ含めて紹介しますのでiPad mini 6ユーザーはぜひ参考にしてください。
ケース
スタンド
動画でも詳しく紹介しています。もしお時間あればご覧ください。
PITAKA MagEZ Case Pro & MagEZ Charging Stand for iPad mini 6でできること
まず最初に、何ができるのか、一体どうやってワイヤレス充電を実現しているのかを紹介します。
iPad mini 6にこのMagEZ Case Proを装着すると、まるでiPhoneのMagSafeのようにくっつけるだけ充電が可能になります。

なぜそんなことが出来るのかと言うと、ケース内部に備えられたUSB-Cコネクタが装着とともにiPad mini 6に挿さるようになっており、背面で受け取った電力がケース内部を通って供給される・・・といった仕組み。


充電には、ケース、そして付属の専用チャージャーが必要。
ケース背面と専用チャージャーには金属のコネクタがあり、ふたつが合わさることで電力を供給しています。これらはマグネットで吸い付くようにくっつきます。

というわけなので念の為言っておくと、このようにケースとチャージャーに金属の接点があるため、正確に言えばワイヤレス充電ではないということになると思います。ワイヤレス充電風ですね。
そして、MagEZ Charging Standのほうも仕組みは同じ。スタンド側に金属コネクタがあり、これがケースと合わさることで充電を可能にします。

MagEZ Charging StandはMagEZ Case Pro専用スタンドとなっているため、スタンドだけ単体で使うことはできません。
スタンドの使い勝手としてはPITAKAが従来より販売している「PITAKA MagEZ Stand」とほぼ同じで、そこに充電機能が追加されたような感じ。

360°回転するなど、めちゃくちゃ便利なスタンドに充電機能が搭載されて神化した。そんなアイテムです。
気になる価格はこちら。
MagEZ Case Pro | 9,999円 |
MagEZ Charging Stand | 16,599円 |
専用チャージャーはケースに付属しています。ただ、USB-C充電器は別途必要。後述しますが約20W以上のタイプがあれば大丈夫。Apple純正のやつでもOK。
ちなみに、専用チャージャーは複数欲しい場合もあると思うので、今後、単品販売も行う予定とのこと。

スタンドもUSB-C充電器が別途必要。こちらは30W以上があるとベストです。
ちなみに、PITAKAの従来型スタンドにも新ケースをつけたままくっつきます。くっつきますがやめておいたほうが良いと思います。ケースやチャージャーには物理的なコネクタがあるためダメージを与えそう。
というわけで、以上がMagEZ Case Pro & MagEZ Charging Standの概要です。使用感も交えさらに詳しく紹介していきます。
MagEZ Case Proは一見するとごく普通のケース
ではまずケースから紹介します。
付属品から装着まで
こちらがMagEZ Case Pro for iPad mini 6。

付属品はこちら。本体とチャージャーとペンシルホルダーと紙類。

背面に金属コネクタがついている以外はごく普通のケースという感じ。


ただ、薄型ケースに比べると外周がやや太いですね。内部を電力が通るようになっているからだと思います。

重さはだいたい90g。珍しい機能を持っている割には軽いなという印象。iPad mini 6と合わせても約415gです。

ケースの装着にはちょっと注意が必要。USB-Cコネクタがあるので、無理なことするとケースもiPadもぶっ壊す可能性があるので慎重に。

別に難しくはないですが、コネクタ側を挿すような感じで装着するのがポイントです。ガイドがついてますので見てから装着するのがおすすめ。
装着後がこちら。モノにもよると思いますがガラスフィルムへの干渉もなさそう。僕はNIMASOのフィルムを貼ってますが全然問題なかったです。

ケース前面はディスプレイより少し高くなっており画面から置いてもキズをつけづらい作り。

こちらが上部。ボタン、スピーカーホールなど。ボタンはケースが覆うようになっていますが、Touch IDをつぶさないよう電源ボタンは露出してます。

Touch IDの動作も全く問題なし。普通に使えます。

こちらは下部のスピーカーホール。本来ならUSB-Cポートがあるところに何もないのが特徴的。

そして側面。Apple Pencilが装着できるよう溝が作られています。

ただ、ケースのバンパーが太めなので磁力が多少弱くなります。一応くっつきはしますが、付属のApple Pencilホルダーを使うほうが恐らく安心。多分、そういった意味でこのホルダーがついてるんだと思います。

次に、ケース背面がこちら。X状の金属コネクタが特徴的。

また、背面はPITAKAおなじみのアラミド繊維。サラサラと心地よい感触と高級感ある見た目。

カメラホールもレンズより高さがあるため背面からガツガツ置いても安心。

全体としてはやはり多少厚みがでますが、ケースとしての完成度も高く保護力も十分。このあたりはさすがケースメーカーの製品といった感じ。
目玉の充電機能は文句なしの使い心地!充電速度はどう?
さて、目玉の充電機能ですが、専用チャージャーを使って行います。このチャージャーはプラスチック系素材ででてきます。

使い方は簡単。背面にくっつけるだけ。位置合わせは必要なく、くっつくようにしかくっつかないようになっています。つけ外しする様子を動画にしているのでご覧ください。(音は出ません)
おお、すごい、ちゃんと充電されている!

このチャージャーはどんな向きに貼り付けても大丈夫。そのために背面の金属コネクタがX状になっているわけですね。


このように横持ちをしてもケーブルが気になりません。ゲームとかにいいですねこのスタイル。

しかもすごい磁力ですこれ。勝手に外れるような心配もありません。

実際の充電能力はこちら。参考までに普通に有線充電した結果もつけています。
経過時間 | 専用チャージャー | 有線充電(20W) |
---|---|---|
0 | 0 | |
10分 | 8% | 12% |
20分 | 19% | 24% |
30分 | 31% | 36% |
1時間 | 65% | 69% |
1時間30分 | 88% | 92% |
1時間54分 | – | 100% |
2時間00分 | 98% | – |
2時間02分 | 100% | – |
物理接点で充電しているだけあって20Wの純正充電器を使用した結果とあんまり変わりません。実際に測ってみましたが約20W出てました。これなら運用も快適。
ちなみにチャージャーは別途USB-C充電器が必要です。20W、もしくは30Wあたりがいいと思います。上記の結果はこちらのAnkerの30Wを使っています。

iPad mini 6はスリープ時の充電は20W未満しか出ません。使いながら充電するなら約25Wくらい出ます。もし使用しながら充電したいなら30Wあたりを買うのがいいと思います。
充電しながらぐるぐる回るMagEZ Charging Stand
では次にMagEZ Charging Stand。これもう、最高っっっですね。
セカンドディスプレイやPCライクに。最高の使用感。

難しいことは一切ないですが、使用には簡単な組み立てが必要。ブラケットと台座をドッキングさせてから使います。

機能的には従来モデルの良いところは全て継承。例えば360°回転。(音は出ません)
もちろん上下の首振りも可能。下方向に約5° 上方向に約32.5°調整できます。


縦にも横になるし、角度も柔軟に調整可能できるなど本当に使い勝手良いスタンドです。iPad mini 6のつけ外しも手軽。(音は出ません)
さらにこのモデルは充電できるって言うんだから本格的に神です。

僕は従来のPITAKAスタンドをiPad Pro 12.9インチ用として使っているんですが、このようにケーブルを取り回して充電しています。これだとケーブルが邪魔でせっかくの回転ができないんですよね。

ところが、このMagEZ Charging Standはスタンドに設置さえしていれば充電されるため、ぐるぐる回せるし、何も考えずにつけ外しできるし最高でございます。
使い方も幅広い。キーボードを合わせてPCライクに使ってもいいし、オンラインミーティングなんかにも最適。もちろん、Macのセカンドディスプレイにもバッチリです。

何をしてても充電されているのでバッテリーが切れることはありません。無限Youtube再生機が誕生した瞬間です。

また、従来モデル同様台座部分のQiワイヤレス充電機能も健在。iPhoneは最大7.5W、一般的なスマホなら最大15Wまでの充電に対応しています。

さらに、このスタンドはモノとしてもカッコいい。ブラケット部分は金属製であふれる重厚感と高級感。


この後ろ姿とかもう・・。

台座はアラミド繊維が採用されたカーボンデザイン。

シンプルでスタイリッシュ。デスクにもキマるデザインです。

ちなみに、iPadの充電と土台部分のワイヤレス充電を使用するには底面に付属のUSB-Cケーブルを接続する必要があります。

そしてUSB-C充電器も必要。これは付属していないので別途購入が必要です。ベストな出力は30W以上のタイプ。Ankerのこれが小さくておすすめです。
充電性能や速度
スタンドの充電性能を試してみました。iPad mini 6、そして台座でiPhone SE 3を充電し、iPad mini 6がどのくらいの速度で充電できるか計測しています。

経過時間 | スタンド充電 | 専用チャージャー |
---|---|---|
0 | 0 | |
10分 | 10% | 8% |
20分 | 19% | 19% |
30分 | 28% | 31% |
1時間 | 56% | 65% |
1時間30分 | 78% | 88% |
2時間00分 | 95% | 98% |
2時間02分 | – | 100% |
2時間15分 | 100% | – |
こちらもやはり物理コネクタということで速度的には普通に出ますね。若干専用チャージャーよりは遅いでしょうか。
一応仕様的にはこのようになっているようです。
iPad miniの単体充電 | 最大約18W |
土台での単体充電 | 最大約15W |
両方使って充電 | iPad mini側約18W 土台側約7.5W |
あとですね、気になるほどじゃないですが充電中は土台部分からわずかにファンが回っている音がします。近づいで耳を澄ませるとようやくわかるくらいです。
ケースとスタンドの残念なところ
では、最後に残念なところを紹介して終わります。
USB-Cポートが消滅する
MagEZ Case ProはUSB-Cポートを内部的に持っており、外からのアクセスを不可能にしてしまいます。

なので、事実上、充電は専用チャージャーやスタンドを通した充電しかできなくなります。USB-C充電するにはケースを外さなければなりません。
また、USB-Cケーブルでのデータ転送やUSB-Cハブを使った拡張など、そういったことも行えなくなります。
もちろんネットワーク経由でのデータやりとは可能ですが、ワークフロー的に有線が欠かせない人もいると思いますので、そういった有線アクセスが塞がれて困る人にはこのケースは向きませんね。
角度をつけたい
あと、残念なところ・・と言うか、なんかいい方法ないかなってところなんですが、このケースをつけると「角度」をつけられないんですよね。
上からスマートフォリオのようなカバーをつけることもできなくなっちゃうので、なんかソリューションが欲しいですね。

基本的に専用スタンドは設置型なので仮に家の中であっても持ち運んで使うとかはしたくないし、、リビングでiPad miniを使うときなんかにちょっと角度をつけたい・・ってシーンあるじゃないですか?

そんなときに何か良いものないかなって感じです。取り外しできるものじゃないとダメなので、MOFTとかいろいろ試してみようと思ってます。
スタンドは高さが変更できない
次にスタンドですが、従来モデル同様に高さの変更はできません。

上下角度が変えられるので見づらいとは感じませんが、そこは設置場所や自分の身長などなど複雑な要素が絡み合うと思います。
ちなみに、接地面からiPadまでの高さは下記の通りです。角度はだいたい正面を向いたところくらいで測ってます。
横向きの場合 | 約14.5cm |
縦向きの場合 | 約11cm |


高さが不安な人は上記を参考にしてください。
ちなみに、底面の脚はシールを剥がすと接地面に粘着するようになってます。が、それは剥がさずに使うのがおすすめ。

そのほうが自分に近づけたり、遠ざけたりなど位置を調整できるため、高さが動かせない分を少しだけケアできます。
PITAKA MagEZ Case Pro & Stand for iPad mini 6レビューまとめ
以上、PITAKA MagEZ Case Pro & Stand for iPad mini 6をレビューしました。
基本的に神周辺機器で確定だと思います。ケースもスタンドも安くはないですが、これは強力な価値があります。なにせ他にこんなことできるものないですからね。

有線アクセスが事実上塞がれてしまう点は注意が必要ですが、そこさえ問題なければiPad mini 6の新しい使用体験を得られます。個人的にはメインケース決定です。
というわけで、もし気になったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
ケース
スタンド



コメント