こんにちはオガワ(@misc_log)です。
iPhone 12シリーズはMagSafeを搭載し、マグネットで貼り付ける新しいカタチの充電が可能になりました。
そのマグネットを利用して、従来型のワイヤレス充電器をマグネット化するタイプの製品がちらほらと出ており、その中でも個人的に注目していたのがSatechiの製品。

何が良いかを簡潔に申し上げますと、見た目です。カッコいい。
基本的にはiPhone 12シリーズ向けのアイテムですが、別売りのシールを装着することでiPhone 11シリーズもカバーしています。
というわけで、Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルの性能や使い勝手をレビュー。
Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルの特徴
誤解のないように最初に言っておくと、Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルによる充電は、MagSafe充電とは異なります。

この充電器は、従来型Qiワイヤレス充電をマグネット化したタイプ。つまり、MagSafeというより「マグネット + Qi」です。
MagSafe充電であれば最大15Wで充電可能ですが、この充電器は従来のワイヤレス同様最大7.5W。
マグネットで貼り付くため、使い勝手という意味ではMagSafeと同じですが充電性能は異なるので誤解なきよう。
- 性能は異なるが純正よりは安く購入できる
- 見た目がカッコいい
- 別売りステッカーでMagSafe非対応ケースでも使える
- 別売りステッカーでiPhone 11でも使える
これらが主な特徴。個人的には見た目だけならApple純正より良いと思ってます。
また、別売りのマグネティックステッカーを使うことで、iPhone 11シリーズやMagSafe非対応ケースをつけたiPhone 12シリーズでも使えるようになります。

裸のiPhone 12シリーズ | そのまま使える |
MagSafe対応ケースをつけた iPhone 12シリーズ | そのまま使える |
MagSafe非対応ケースをつけた iPhone 12シリーズ | ステッカー必要 |
iPhone 11シリーズ | ステッカー必要 |
なお、余談ですが、15Wで充電できる「MagSafe充電器」は、現状サードパーティーの有名メーカーからはほとんど販売されていません。例えばAnkerからも同様の製品が販売されていますが、やはり7.5Wタイプです。
15Wで正しく動作するサードパーティー製MagSafeは、「Made for MagSafe」というAppleの認証を受けたものが間違いないですが、現状だとBelkinの3 in 1くらいしかないです。

箱にMade fot MagSafeマーク。

今Amazonなどで多く見かけるのは、認証なしか、もしくは「くっつかないけどAndoroidでも使え、最大15WはAndroidで使った場合のことである」みたいなタイプな気がします。正しく最大15W出るのかはよくわかりません。
7.5Wなのか15Wなのかイマイチよくわからないものが多いので、購入する際は注意して下さい。
Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルの外観やサイズ
本体は美しいスペースグレイで金属のような質感。

ケーブルの先に円形の充電部が備えられており、全体的な形状としてはApple純正のMagSafe充電器と同じ。

純正はフラットで起伏のない形状ですが、Satechiは充電器部分がなめからにカーブし盛り上がったデザイン。

充電器部分の質感は、Apple純正はラバーぽい少し柔らかい素材が使われている一方で、Satechiは普通に硬い何かが使われてます。

この点は純正のほうが質感がいいと思いました。実用的にも摩擦が起きて剥がれづらそうな気がします。

USB-C端子側はApple純正と大きく異なり、通電を確認するインジケータがついてます。


サイズ感的にはApple純正より一回り大きい。

Apple純正もさすが純正という質感やクオリティですが、Satechiも純正に全く負けないクオリティ。

この見た目はかなりつよい。
Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルの使い勝手
基本的な使い勝手としては純正MagSafe充電器と同じで、貼り付ければ充電スタート。超手軽。

マグネットの磁力も強力で、ガッツリくっついてます。
MagSafe対応ケースならつけていても全く問題なし。持ち上げても大丈夫。

MagSafe対応純正レザーケースももちろん使用可能。

ゲームや動画閲覧などの際に、Lightningポートが空いてるので横に持っても邪魔にならず使えるのが嬉しいポイント。

こういった使い勝手の部分はMagSafe充電器と全く同じで使いやすい。
ちなみに、本体デザインに凹凸があるため寝かせたときに安定しないかと思ってたんですが、意外とそんなことありませんでした。

接地面はフラットに作られており、グラつくことなくしっかりと安定したまま充電可能です。
充電性能は従来のワイヤレス同等
Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルは、前述の通り最大7.5Wであるため、最大15WのMagSafe充電器に充電スピードは及びません。

充電には18W以上のアダプタが推奨されており、Ankerの20Wがちょうどいいんじゃないでしょうか。

まあアダプタは好きなの使ったらいいと思いますが、18W以上じゃないと7.5Wでないので注意して下さい。
iPhone 12 ProとAnkerの20Wを使って充電速度を測ってみたのがこちら。
経過時間 | バッテリー |
---|---|
– | 67% |
10分 | 74%(7%回復) |
20分 | 81%(7%回復) |
30分 | 87%(6%回復) |
ざっくり10分ごとに7%程度。MagSafe充電だと10分ごとに約10%強なので、結構頑張っているんじゃないでしょうか。
30分連続充電でも平均的に約7%くらい回復するので、少なくとも30分くらいであれば熱によるブレもなさそう。
マグネティックステッカーで対応機種を増やす
別売りのマグネティックステッカーを使えば、iPhone 11シリーズとMagSafe非対応ケースをつけたiPhone 12に対応します。

ステッカーには、iPhone 11シリーズとiPhone 12シリーズ用の型紙シールみたいなものが付属。

これをもとにワイヤレス充電のホットスポットを正しくあわせてステッカーを貼ります。

きれいに貼れました。

このマグネットステッカーが秀逸で、磁力もすごいし、完全にMagSafeを再現します。

これはかなりいいです。iPhone 11 Proが一瞬でMagSafe対応してしまいました。
ただ、マグネットの磁力が強すぎて、よくシールを吸着させてから充電器のつけ外しをしないと、ステッカーごと剥がれる場合があります。

デメリットは、背面に円形のステッカーがずっと貼り付いてるため、見た目的にちょっと残念になってしまうことでしょうか。

また、対応しているとは書いてませんが、構造的には使えるはずであろうiPhone SE(第2世代)で試してみました。

結論を言うと、全く使えないわけじゃないですが、充電されたりされなかったりどうも不安定なのと、出力もきっと落ちていると思うので、あまりおすすめはしません。
Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブルレビューまとめ
というわけで、Satechiのマグネティックワイヤレスケーブルをレビューしました。
Apple純正MagSafe充電器より2,000円程度安いので、デザインが好みであれば良い買い物になると思います。

iPhone 11シリーズの場合はマグネティックステッカー必要になるのでコストがかかりますが、MagSafeの使い勝手を手に入れることができる貴重な存在です。
必ず必要というものではないですが、見た目がとても良いので気になる人はチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
Apple純正MagSafe充電器やその他のMagSafeアクセサリーのレビューもあわせてどうぞ。




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