ノマドワーカーの皆さん、本日もお仕事お疲れ様です。
ノマドワーカーたるもの、昨日はスタバ、今日はタリーズと、MacやiPadを持ちこみ仕事に勤しんでおられることと思います。
僕もよくカフェで仕事をしていますが、カフェでの一人作業時に心配になるのは、やはり「トイレ」です。
パソコンや貴重品を放置してトイレに行くわけにはいかないし、かと言ってトイレに行かないというわけにもいきません。
荷物を全部持ってトイレに行って戻ってきたら違う人が座ってましたなんていう涙なしには語れないエピソードをお持ちの方もいるでしょう。
そんな悩みを解消するかもしれないガジェット「TRENE(トレネ)」をレビューします。
ノマドワーカーの小さなパートナー「TRENE(トレネ)」とは
オフィス、家庭用の文具を製造・販売するキングジム社から発売されている置き引き防止「モニタリングアラーム」です
クラウドファンディングで目標金額を大きく上回り製品化されました。
トレネが何をしてくれるかと言うと、離席時に荷物の上にトレネを乗せておけば、もしその荷物が動かされた場合、LEDとアラームで周囲にお知らせしてくれます。
もしトレネをセットした状態で荷物が動かされると、けたたましい音を鳴らして周囲に注意を促し、置き引き防止に効果があるよねという製品です。
TRENE(トレネ)の動作原理
トレネの動作原理はシンプルで、ペアリングしたiPhoneやAndroid端末との「Bluetooth接続強度」がトリガーとなって見守り状態になります。
見守り状態時のトレネ周囲に振動が加わると、加速度センサーが異常を検知し、アラームを鳴らし、LEDが点滅します。
アラームを停止するには、ペアリングしたスマホをトレネに近づけます。(停止方法は詳細設定にて変更可能)
つまり、スマホとトレネとのBluetooth接続が弱くなる = 離れているとなり、その時に振動を感じたら、盗まれそうになってるよ!気づいて!とアラートを出すって感じです。
TRENE(トレネ)の外観
トレネ本体はとても小さく手のひらにすっぽりおさまるサイズです。
電源ボタンは底面にあります。
上部がLEDになっており、見守り時やアラーム時に光ります。
側面に充電用ポートがあり、MicroUSBで充電します。
MicroUSBケーブルによる2時間の充電で、約20時間使用できます。
また、重量も軽くて約15g程度です。
小さくて軽いので携帯性は高いです。マットな質感で見た目も悪くないですね。
貼り付け用のアタッチメントがついており、これを付属のシールでパソコンなどに貼っておきます。
そして、アタッチメントにストラップを通し、トレネ側にもストラップを通します。
そうすることで、パソコンとトレネが離れなくなるのでアラームが鳴った時にトレネだけどかされて、パソコンを盗まれるという確率が低くなります。
TRENE(トレネ)の初期設定
では次に初期設定ですが、非常に簡単です。
専用アプリをダウンロードしたら、アプリの案内通りに進めるだけです。1〜2分で完了します。
アプリをダウンロードしたら、起動して初期設定開始します。
アプリの案内通り、まずはトレネの電源を入れます。
トレネを検索して見つかればペアリングは完了です。
距離の設定
次は距離の設定と動きの設定ですが、この設定が重要です。と言っても後でいくらでも変更できるのであまり深く考える必要はないです。
Bluetooth接続強度によって見守り状態に入ると言いましたが、どの程度の強度(どの程度離れたか)で見守り状態を開始するか?を設定します。
これは、実際に離れて設定することも、マニュアルで設定することも可能です。
実際に離れて設定する場合は、スマホ持って見守りを開始したい距離まで離れOKにすれば完了です。
マニュアル設定の場合は、5段階から選びます。
まあ、近い距離で発動するようにしておくのがいいんじゃないでしょうか。
動きの設定
これは、見守り状態時にどの程度の振動が加わったらアラームを鳴らすかの設定です。
レベル1だと少ない振動でアラームを鳴らし、レベル3だとその逆で大きな振動を加えないとアラームがなりません。
トレネ公式サイトにも「推奨はレベル2です」と記載があるように、レベル2にしておくのがいいと思います。
1だと敏感過ぎです。もちろん環境にもよって違うと思いますが、レベル1だと隣接する席で振動が起きると鳴ってしまうレベルだと思います。
アラーム停止設定
もしアラームが鳴った時にどのような方法で停止するかを選択できます。
あまりにも簡単に止めることができると、第三者に止められてしまうので、スマホがないと解除できないようにしておくのが一番セキュリティレベルが高いでしょうね。
ただ、誤作動したりするとそれはそれでやっかいなので、電源ボタン長押しで停止できるようにもしておくといいかもしれません。
その他詳細設定
他にも音量や名前をつけたりなど、様々な設定が可能です。
このあたりは好みの設定にしてください。
公式サイトのガイドページに丁寧な説明があります。
トレネを使用する流れ
実際にトレネを使用する流れはこんな感じです。
例えばカフェで作業中にトイレに行きたくなったとします。
電源ボタンを長押しして電源を入れます。
乗せる位置はどこでもいいです。
僕は付属アタッチメントは使っていないですが、アタッチメントとトレネを繋げておけば更に安全になると思います。
スマホを持って席を離れます。
この時、もしペアリングしたスマホを忘れると全てが無に帰るので、くれぐれもスマホを忘れないようにしてください。
設定したBluetooth接続強度になると見守りモードに入ります。
これで見守りモードがスタート。
トレネ本体もLEDが「赤点滅」して、見守りモードであることを知らせてくれます。
この見守りモード間にもし振動が発生したらけたたましいアラームがなります。
ペアリングしたスマホを近づければ停止します。
シーンとした場所だと大注目されること間違いなしなので、誤ってならしたりすると大変面倒なことになると思うので気をつけてください。
席に戻ったらトレネの電源を切る
見守りモード中にペアリングしたスマホが近づくと見守りモードを解除しスタンバイ状態になります。
スタンバイモードだと衝撃が加えられても何も起きません。
このまま電源を入れておいてもいいんですが、電池がもったいないので電源をオフにしておく方がいいですね。
これがトレネを使用する一連の流れですが、電源のオンオフが若干めんどくさいなと感じますね。
TRENE(トレネ)があればカフェで安心して離席できるのか?
さて、じゃあトレネの使用感は実際どうなの?という話ですが、
「何もしないよりは良い」という感じですね。
まず大前提として、トレネがあっても大切なデータの入ったPCや貴重品から、完全に目の届かないところに行くのは怖いことに変わりないんですよね。
トレネは音や光で周囲に知らせることで、盗難の抑止力として機能させようというものです。
鎖で繋がれているわけじゃないので、物理的に盗難を阻止することはできません。
例えば、周りに誰もいないところでは危機を知らせる相手がいないので、どうすることもできません。カフェに他のお客さんがいない時とかね。
更に、音が鳴ろうが光ろうが走って逃げられたら詰みます。
コンセプトとしては、車の盗難防止アラームと同じだと思うのですが、車の場合はイモビライザーという機能が搭載されていたりするので、不正な鍵ではエンジンをかけられず車を動かせません。
ところが、トレネの場合はアラームが鳴っていても、強引に持ち去ることができてしまいます。
とはいえ、大きな音がなるというのは相当な盗難抑止力になることは間違いなく、何もしないより盗難確率は圧倒的に下がるはずです。
なので、目の届く範囲での離席時にトレネを使い、完全に目の届かない離れた場所や人気のないカフェでは、やはり荷物を持って離席するという使い方が個人的にはいいような気がします。
1人カフェ作業時もトイレに行きたい!パソコンや貴重品を守るガジェット「TRENE(トレネ)」レビューまとめ
セキュリティ対策って完璧はないというか、利便性とのトレードオフじゃないですか。
セキュリティレベルを最大にしたいなら、そもそもパソコンを使わなければいいとか、貴重品を持たなければいいとか極端なことになるので、適宜見切りをつけて落としどころを見つけるしかないわけですよ。
そういう意味でも、現状、ひとりカフェ時は貴重品放置してトイレに行ってますみたいな状況なのであれば、今よりは安全になるはずです。
ということで、個人的には「何もしないよりは良いはず」というのが結論です。
しかし、こういうチャレンジングなガジェットは良いですね。
生活における不便な部分や課題をどうにかして解決しようという試みにはとてもワクワクします。
どんな人にもおすすめです!とまでは言えないかもしれませんが、少しでも安全性を高めたいという人はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
公式:トレネ公式サイト
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