こんにちはKohです。
AnkerからすさまじいUSB充電器が発売されました。
それがこの、小さすぎて軽すぎるUSB充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」です。
手のひらサイズもいいとこです。めちゃめちゃ小さい。
このサイズで最大30W出力、MacBook、MacBook Airを付属の純正充電器と同じ速度で充電可能、iPadには急速充電、MacBook Proも純正よりは遅くなるものの充電できてしまうという非常に優れた充電器です。
そしてなんと重量約54gと一体どうなってるんだこれはというスペック。
電源タップに挿した時にも邪魔にならず、何と言っても持ち歩きに最適です。
そんな超小型USB充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」をレビューします。
「Anker PowerPort Atom PD 1」の特徴
この充電器の最も良い点は何と言ってもこのサイズ。
「iPhone用充電器かな?」と思うくらい小さいです。
しかし、なんとこのサイズでiPhone付属充電器の約6倍である最大30W出力を持っています。
同じ30W出力の充電器を並べてみました。
これ全部、最大30W出力PD対応電器です。
充電器(左から) | 重量 |
Anker PowerPort Speed+ Duo | 約133g |
Anker PowerPort Speed 1 PD30 | 約101g |
MacBook Air(2018)付属 | 約106g |
Anker PowerPort Atom PD 1 | 約54g |
一番右が「Anker PowerPort Atom PD 1」ですが、小ささと軽さが際立ってます。
一番左の「Anker PowerPort Speed+ Duo」はUSB-Aも接続できるので、そもそもスペックに違いがありますが、大きさの参考用として並べてます。
これだけ小さくて軽くて高性能なのは、「窒化ガリウム(GaN)」という半導体を使っているためで、一般的な充電器よりも圧倒的な高効率を実現してます。
GaNは次世代半導体として最近よくガジェット系のニュースなどで目にしますね。
その性能の高さで、シリコンを置き換えるものとして注目されており、今後GaNデバイスはどんどん出てくると思います。
そういう意味でも、この「Anker PowerPort Atom PD 1」は次世代充電器と呼ぶにふさわしい製品です。
MacBook AirもMacBook Proも充電可能、iPad Proへは急速充電できる「Anker PowerPort Atom PD 1」
小さくて軽いのはわかったけど充電できなきゃ意味ないよ?ということで、充電性能をまとめます。
主要Appleデバイスの付属充電器と「Anker PowerPort Atom PD 1」のスペックを並べると次の通りです。
充電器 | 出力 | 重量 |
MacBook(2015以降)付属 | 29W,30W | 約106g |
MacBook Air(2018)付属 | 30W | 約106g |
MacBook Pro 13インチ(2016以降)付属 | 61W | 約192g |
iPad Pro 2018 11インチ付属 | 18W | 約60g |
Anker PowerPort Atom PD 1 | 30W | 約54g |
Anker PowerPort Atom PD 1の重量に対する高出力が光ってますが、ざっと比較した結果はこんな感じ。
- MacBook、MacBook Airは付属充電器と同スペックで充電可能。重量は半分程度。
- MacBook Pro13インチは付属充電器よりスペックは下がるが充電可能。重量は約28%程度。
- iPad Proは、付属充電器の1.5倍程度の出力で急速充電可能。重量は微減。
実際に手持ちのデバイスでそれぞれの付属充電器と充電比較をしてみました。
どの場合もデバイスのバッテリーが10%以下の時に計測してます。
もちろん、PD対応のUSB-C to USB-Cケーブルは別途必要になります。
MacBook Air 2018を充電してみる
MacBook Air付属充電器と「Anker PowerPort Atom PD 1」はどちらも30Wと同出力。
充電性能
充電してみた結果、付属充電器とほぼ同等のパフォーマンスが出ました。
MacBook Air付属充電器 = 約26W
Anker PowerPort Atom PD 1 = 約26W
サイズ比較
左側がMacBook Air付属充電器で、右側がAnker PowerPort Atom PD 1。
だいたい一回り程度小さい。
重さは約半分。
充電器 | 出力 | 重量 |
MacBook Air(2018)付属 | 30W | 約106g |
Anker PowerPort Atom PD 1 | 30W | 約54g |
MacBook Air付属純正充電器と同程度の出力で重量は約半分になるので、持ち歩き用の2つ目の充電器として使うのはもちろん、純正を置き換えていいレベルだと思います。
MacBook Pro 13インチを充電してみる
では次にMacBook Pro 13インチ。
充電性能
付属充電器と比べると出力は半分程度になりました。まあスペック通りですね。
MacBook Pro付属 = 約48W
Anker PowerPort Atom PD 1 = 約26W
付属充電器の約60%くらいの出力ですね。
付属充電器より充電性能が下がるのはデメリットですが、充電自体は可能。
それよりも重量が圧倒的に軽いので、デメリットを上回るメリットがあると思います。
付属充電器とのサイズ比較
左側がMacBook Pro付属充電器で、右側がAnker PowerPort Atom PD 1です。
プラグまで含めて付属充電器のだいたい半分くらいでしょうか。
ただ重量が約30%以下なので、圧倒的に軽い。
充電器 | 出力 | 重量 |
MacBook Pro 13インチ(2016以降)付属 | 61W | 約192g |
Anker PowerPort Atom PD 1 | 30W | 約54g |
重たい純正の付属充電器より劇的に持ち運び性能が良いので、純正はデスクに固定しておき、「Anker PowerPort Atom PD 1」を持ち運び用としてバッグに忍ばせておくと便利。
iPad Pro(2018) 11インチを充電してみる
では次に、iPad Pro 2018 11インチモデルを充電してみます。
充電性能
iPad Pro付属充電器は18Wなので「Anker PowerPort Atom PD 1」は倍近い性能があるはず。
iPad Pro付属充電器 = 17W
iPad Pro付属充電器 = 27W
付属充電器の1.5倍くらい出てます。これならかなりの速度で充電できますね。
付属充電器とのサイズ比較
左がiPad Pro付属充電器。形状は違いますが、大きさ(体積)的にはそう変わらないような感じです。
出力と重量の比較は次の通りですが、出力が大きくなっていながらもサイズはほぼ変わらず。
充電器 | 出力 | 重量 |
iPad Pro 2018 11インチ付属 | 18W | 約60g |
Anker PowerPort Atom PD 1 | 30W | 約54g |
コンパクトになるわけではないですが、同じくらいのサイズなら出力がデカイほうがメリットは大きいと個人的には思ってます。
「Anker PowerPort Atom PD 1」は持ち歩き性能が抜群
「Anker PowerPort Atom PD 1」は携帯性が抜群に高いです。
やっぱり普段持ち歩くものは小さくて軽いこそ正義ですよ。1gでも減らしたいです。
アクセサリーケースに入れた時の存在感が全然違います。
Anker PowerPort Speed 1 PD3も小さくて軽いものではあるのですが、「Anker PowerPort Atom PD 1」が小さすぎる。
どうですかこのコンパクトさ。
これなんですよ、日常的に持ち歩くものはやはりこうでないと。
ちなみに、MacBook Pro付属充電器だとこんな感じです。
圧倒的存在感・・。
まあ、MacBook Pro付属充電器は出力が大きいので、サイズが大きくなるのはしょうがないんですけどね。
「Anker PowerPort Atom PD 1」レビューまとめ
小ささと軽さが桁違いで、さらに高出力という圧倒的なスペック。
唯一残念な点は、プラグが折り畳めないところ。
それができたら120点でしたね。
とはいえ、次世代充電器にふさわしい仕上がりで、さすがAnkerといった製品です。
僕はMacBook Proの充電器を複数持っていて、固定用、持ち歩き用で使い分けてます。
電源タップから外してケーブルを巻いてとか、いちいちやるのめんどくさいし、デカイし重いし。
そのあたりの話はこちらで書いてます。これまでは、「Anker PowerPort Speed 1 PD30」を持ち歩き用のメインとして使っていましたが、この「Anker PowerPort Atom PD 1」に変えようかと思ってます。
充電スペック一緒で、小さくて軽いならそりゃその方がいいので。
MacBookやMacBook Airはもちろん、MacBook Proユーザーであっても既存充電器を置き換える、あるいは、持ち歩き用として、購入して後悔しない充電器だと思います。
iPad Proユーザーに関してはメリットしかないので直ちにポチっていいかと。
明日から活躍すること間違いなしの非常に優れた充電器なので、ぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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