こんにちはオガワ(@misc_log)です。
現状、Apple Storeで購入できる全てのiPhoneに充電器が付属しなくなりました。
そのため自分で用意する必要があるんですが18〜20Wの充電器にすれば急速充電が可能です。
そこに直撃してハマるのがこの「Anker PowerPort III Nano 20W」。
iPhone 12、13シリーズは急速充電に「20W以上」の充電器が必要です。このAnkerの充電器はジャスト20W。そして、極小サイズ、価格的にも手頃。割と無敵です。
またiPhone 8以降であれば急速充電に対応しているため、iPhone 8以降の人におすすめです。
Anker PowerPort III Nano 20Wの特徴
「Anker PowerPort III Nano 20W」は20Wの出力を持ったUSB-Cワンポートの充電器。
世界最小・最軽量って頻繁に入れ替わるのでもはやどうでもいいんですが、20Wクラスだと現時点では世界最小・最軽量じゃないかと思います。
これ以上小さくなると逆に使いづらいんじゃないかというレベルで小さいです。
少し前のiPhoneに付属していた5Wの充電器とほぼほぼ同じサイズ感で、出力は4倍の20Wというからすごい。
余談ですが、Appleデバイスにおいて「20W」って実は結構微妙な数字です。
実は従来のiPhoneは最大18Wあればよかったし、iPadやMacBook Airは30Wクラスが欲しい、MacBook Proなら60W〜という感じなので、18、30、60あたりはよく使う出力でした。
そのため、そもそも20Wクラスを使う必要がなかったわけですが、iPhone 12やiPhone 13シリーズにおいて20Wが必要になり、そこに入り込んだのがこのAnker PowerPort III Nano 20Wです。
まさにiPhone 12&13シリーズを待ち構えていたかのような充電器で、プラグが折りたためない以外は、サイズもスペックも文句なしだと思います。
Anker PowerPort III Nano 20Wの外観・サイズ感
Anker PowerPort III Nano 20WはiPhoneの5W充電器とほぼ同じサイズ。
サイズが一緒で出力は4倍なので、もはや上位互換と言っても差し支えないと思います。
実はAppleからも20W充電器は販売されていて、それと比較すると圧倒的な小ささ。
さらにAnkerは約1,780円で買えるのに対し、Apple純正20Wは約2,200円します。
もちろん、「純正」には大きな安心感があるのでサイズや価格だけで充電器の価値は決まらないですが、そうは言っても小さくて安いのは嬉しい。
重量は約30g。iPhoneの5W充電器より少し重いかな程度。
まー、とにかく小さくて軽い。
ガジェットポーチの中でもかさばらないので、これなら毎日の持ち運びも余裕。
電源に挿したときの存在感の小ささもすごい。これ両方20Wですからね。
ただまあ、プラグの折りたたみができないのが残念。
持ち運ぶときには他のものを傷つけないよう若干気を配ってあげたほうがよさそうです。
また、本製品は当初ホワイトカラーのみでしたが、後に3色が追加販売され全4色展開となりました。ラベンダーグレイとかかわいいですね。
Anker PowerPort III Nano 20Wの充電性能
肝心の充電性能も不安なところなく、ちゃんと急速充電できました。
電池残量0で起動しなくなったiPhone 12 Proを充電した結果がこちら。
経過時間 | バッテリー残量 |
---|---|
– | 0% |
10分 | 20% |
20分 | 38% |
30分 | 53% |
1時間 | 83% |
30分で約53%、1時間で8割程度までいくので短い時間で大きくバッテリーを回復できます。
充電中は約16W〜18W程度出てました。
また、この充電器ならiPhone 12 / ProだけでなくiPhone 8以降のiPhoneを急速充電できます。
バッテリー0で起動しなくなったiPhone SE第2世代を充電した結果がこちら。2時間かからずフル充電できるのでかなり速いです。
経過時間 | バッテリー残量 |
---|---|
– | 0% |
10分 | 18% |
20分 | 36% |
30分 | 53% |
1時間 | 82% |
1時間半 | 96% |
1時間53分 | 100% |
ちなみに、充電にはUSB-C to Lightningケーブルが必要です。片方がUSB-Cで片方がLightningになったタイプです。
このAnker Nano 20Wとケーブルがセットになったタイプも販売されているので、ケーブルごと買う人はこちらがいいですね。
あとは、この充電器はQuick Chargeという充電規格に対応しているのですが、iPhoneがQuick Chargeに対応していないためAppleユーザーにはあまり関係ありません。
MagSafeでの使用にも対応している
iPhone 12シリーズから、マグネットで貼り付けて充電する「MagSafe充電」が可能になりました。
MagSafe充電器は20W以上の電源アダプタを使うことでiPhoneを15Wで充電することが可能です。しかし、20W以上ならどれでもいいわけではありません。
ややこしいので詳細は割愛しますが、「9V/2.22Aに対応」したアダプタを使わないとMagSafeが本領発揮できません。
もっと詳細を知りたければAppleのサポートドキュメントをどうぞ。
この「Anker PowerPort III Nano 20W」は9V/2.22Aに対応しているアダプタです。そのためMagSafe充電器用のアダプタとしても使用可能。
MagSafe充電器に関してはこちらで詳細にレビューしています。
Anker PowerPort III Nano 20Wレビューまとめ
以上、Anker PowerPort III Nano 20Wをレビューしました。
小さい、軽い、そしてiPhoneを最大効率で充電できる今最もアツい充電器です。
ということで、最後に良いところと残念なところをまとめます。
価格も手頃だし、Anker製という安心感もあるし、iPhone用充電器としては最有力候補だと思います。気になったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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