こんにちは。
Ankerから2019年2月7日に発売された急速充電器「Anker PowerPort Speed+ Duo」を購入したのでレビューしたいと思います。
「Anker PowerPort Speed+ Duo」は、Power Delivery対応USB-Cポートと、PowerIQ対応USB-Aポートをひとつ備え、同時に2つのデバイスを充電できます。
僕は主にiPad Proの急速充電用として使用していますが、Macも充電可能で、かつ、USB-Aポートでもう一つデバイスを充電できる上に「軽量」という優れもの。
MacBook Proも充電可能ですが、MacBook AirやMacBook、iPad Proなど、USB-Cポートの数が比較的少なめなデバイスを充電するのに重宝すると思います。
Anker PowerPort Speed+ Duoの詳細
実はこの充電器、「Anker PowerPort ll PD」という製品の廉価版のような扱いで、ライトスペックにして価格が少し抑えられているといった製品です。
見た目などは全く一緒で、違いはUSB-Aポートのスペックと価格が違います。
製品 | Anker PowerPort ll PD | Anker PowerPort Speed+ Duo |
価格 | ¥3,799 | ¥3,299 |
USB-Cポート(PD) | 最大30W | 最大30W |
PowerIQ | 2.0(最大18W) | 1.0(最大12W) |
※価格は2019/02/11時点
どちらもケーブルが付属していないので、ケーブルは別途必要になります
PowerIQの性能がひとつ下がり、その分、若干価格も抑えられているという感じの製品ですね。
PowerIQとは、ざっくり言うとデバイスごとに最適な電流(アンペア)を調整してくれ、そのデバイスの最大効率で充電できるという機能です。
また、ポート自体の数もPD対応USB-Cポートがひとつ、USB-Aポートがひとつの計2つとなり同じです。
この充電器は、サイズが小さく軽量です。
このように手のひらサイズ。
また、もちろんプラグも折りたたみ式です。
不要な時はしまっておき、必要な時だけ出すという使い方ができます。
重量もこの程度と非常に軽量です。
「Anker PowerPort Speed+ Duo」は、コンパクトで軽量、USB-CポートとUSB-Aポートの2つで同時に2つのデバイスを充電可能という点が最大のポイント。
MacやiPadの充電器と、iPhoneなどのスマホ用充電器を別々に用意する必要がなくなるので、電源タップや荷物に優しい充電器です。
ではまず、PD対応のUSB-Cポートのスペックを詳しく見ていきます。
Anker PowerPort Speed+ DuoでMacBook Air 2018を充電
まずはMacBook Airを充電してみて、純正との違いを比較してみました。
必要なのはPD対応のUSB-C to USB-Cケーブルです。
純正充電器との違いは下記の通りです。
充電器 | MacBook Air純正 | Anker PowerPort Speed+ Duo |
ワット数 | 30W | 30W |
USB-C | ○ | ○ |
USB-A | × | ○ |
重量 | 約103g | 約133g |
純正充電器より30g程度重くはなりますが、純正と同スペックで充電しつつ、もう一つのデバイスを同時に充電可能なのでメリットは大きいですね。
ちなみに、MacBookに関しても純正充電器はMacBook Airとほぼ同一スペックなので、同じと考えてもらって大丈夫。
純正充電器
純正充電器で充電。19.4V×1.39A = 27W程度ですね。
デバイスの充電状態によって変わってはくるものなので、公称値通りの30Wで充電できていると言って大丈夫でしょう。
Anker PowerPort Speed+ Duo
「Anker PowerPort Speed+ Duo」で充電。
こちらもほぼ同等の27W程度なので、公称値通りの30Wと考えてよさそうです。
このように純正充電器と同等の出力で充電できます。
MacBook AirはUSB-Cポートが2つしかついていないので、あれこれあまり接続したくないじゃないですか?
そういった時に充電器側でiPhoneなどを同時に充電できたりするのは便利です。
Anker PowerPort Speed+ DuoでiPad Pro 2018を充電
次にiPad Pro 2018 11インチモデルです。
こちらも必要なのはPD対応のUSB-C to USB-Cケーブルです。
純正充電器とのスペック比較はこんな感じ。
充電器 | iPad Pro純正 | Anker PowerPort Speed+ Duo |
ワット数 | 18W | 30W |
USB-C | ○ | ○ |
USB-A | × | ○ |
重量 | 約60g | 約133g |
重さは倍以上になるけど、USB-Aポートがつく、充電ワット数は約1.5倍強という感じですね。
純正充電器
純正充電器で充電。公称値通りのだいたい18Wです。
Anker PowerPort Speed+ Duo
「Anker PowerPort Speed+ Duo」で充電。
だいたい27Wくらい出てます。このようにiPad Pro 11だと「急速充電」となり、約1.5倍以上の速度で充電できるようになります。爆速ですね。
充電器の重さは純正に比べて倍程度になるというデメリットはありますが、iPad Proへ急速充電、さらにもう一つデバイスを充電できるので、メリットの方が大きいと感じます。
Anker PowerPort Speed+ DuoでiPhone XS Maxを充電
次にUSB-Aポートのスペックを調べるため、iPhone XS Maxを充電してみました。
純正のUSB-A to Lightningケーブルを使用しています。
純正充電器
公称値である1.0Aの5W程度の出力ですね。平常運転です。
Anker PowerPort Speed+ Duo
1.30A程度出ており、6W程度と純正より上がってます。
充電時間にどの程度差が出るかは試してませんが、理論上純正よりは早いはずです。
Anker PowerPort Speed+ Duoレビュー:まとめ
やはり最大の特徴はデバイスを同時に2つ充電できるという点で、MacやiPadの充電器とiPhoneの充電器を別々に電源タップに刺したり、持ち歩く必要がなくなります。
個人的にはiPad Pro用急速充電器として使うのが便利だなと思ってます。
最後に、代表的なApple製品の純正充電器と「Anker PowerPort Speed+ Duo」を比較し、メリット・デメリットをまとめておきます。
充電器 | ワット数 | 重量 |
---|---|---|
MacBook(2015以降) | 29W,30W | 約106g |
MacBook Air(2018) | 30W | 約106g |
MacBook Pro 13インチ(2016以降) | 61W | 約192g |
iPad Pro 2018 11インチ | 18W | 約60g |
Anker PowerPort Speed+ Duo | 30W(+12W) | 約133g |
- MacBook、MacBook Airには純正と同スペックで充電、スマホなどのデバイスも同時に充電可能。ただし、30g程度重くなる。
- iPad Proは、純正と比較し約1.5倍以上の急速充電、スマホなどのデバイスも同時に充電可能。ただし、倍以上重くなる。
また、MacBook Pro 13インチもこの「Anker PowerPort Speed+ Duo」で充電可能です。もちろん充電スペックは純正の半分程度なので、充電時間は長くなります。
ただ、MacBook Proに関してはTouch Bar付きモデルであれば、デバイス側にUSB-Cポートが4つ付いているので、iPhoneなどはハブ経由で充電しても良いかなと思ってます。
MacBook Proのおすすめ充電器はこちらでまとめてます。
充電器まみれになる生活って苦しいので、少しでも充電器を減らしたいという方にぜひチェックしてもらいたい製品です。
今日は以上です。それではまた。
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