こんにちはKoh(@misc_log)です。
僕はやたらと充電器を持っていて、やれ小型だとか、やれ高出力だとかって聞くと試してみたくなるクセがあります。
少し前に買って多忙により未開封状態となっていたUSB-C充電器を開封してしばらく使ってみたところ、ワンポートのiPad Pro 2018 11インチ充電器としては現環境ベストなんじゃないかと思う充電器でした。
それがこの「Anker PowerPort III mini」です。
ということで、iPad Proに最適な超小型30WワンポートUSB-C充電器「Anker PowerPort III mini」をレビューします。
Anker PowerPort III miniの特徴
僕はこれまでiPad Proの充電器はAnker PowerPort Atom PD 1を使ってました。
こちらも30Wで小型な非常に優れた充電器なんですが、プラグが折り畳めないので持ち運び時にちょっと不満があったんですよね。
「窒化ガリウム」という次世代素材が使われ、発熱をおさえ小型化したというガジェット好きの心をくすぐる良い充電器なんですが、プラグが折り畳めないのでどこに入れても収まりの悪さがあるというか・・。
「Anker PowerPort III mini」はほぼ同サイズで出力も同じ30W、重量はやや重くなりますがプラグが折り畳める分、スマートで持ち運び性能がグッと上がった充電器。
iPad Proと共に持ち歩く充電器として使ってます。
例えばAppleデバイスの場合だと、Anker PowerPort III miniが最適と思われれるのはこのあたりでしょうか。
- iPad Pro
- iPad Air(第3世代以降)
- iPad mini(第5世代以降)
- iPhone 8以降
- MacBook Air
- MacBook
ただし、iPhone 11 Pro / Maxは18Wの高出力充電器が付属しているので改めて買う必要はないと思います。
MacBook AirやMacBookの付属充電器と同じ出力を持っているので、これらのMacであれば充電できちゃいます。
Anker PowerPort III miniの外観やサイズ
丸みを帯びた長方形型のシンプルな充電器で、ゴテゴテした装飾的なものがなくスッキリしたデザイン。
ポートはUSB-Cのみのワンポート。PowerIQ 3.0というAnker独自技術が採用されQuickChargeとPD(Power Delivery)に互換性があります。
30Wなのに超小型で、手に握り込めるくらいのサイズ感。
30Wがこんなに小さくなってしまうとは、充電器の進歩はすごい・・。
Anker PowerPort Atom PD 1との比較
僕も愛用している充電器、Anker PowerPort Atom PD 1とサイズ比較をしてみました。
Anker PowerPort Atom PD 1はプラグがむき出しなので、プラグを畳んだAnker PowerPort III miniの方がわずかに小さい。
大きく違うのは本体の厚み。
Anker PowerPort Atom PD 1に比べ厚みがなくなりスリムに。そして少し高さが出ました。
体積的にはそんなに変わらない?ような感じがしますが、やはりプラグが折り畳めるのはスマート。
ただ、残念ながら重量はAnker PowerPort Atom PD 1に比べて重くなってしまいました。
Anker PowerPort III mini
Anker PowerPort Atom PD 1
その差約10g。持ち運ぶもので10gはなかなかの差ですね。これは少し残念。
iPad Pro付属充電器との比較
iPad Proの付属18W充電器もプラグが折り畳めないので、Anker PowerPort III miniの方が小さい。
▼厚みはだいたい同じくらい。
▼付属充電器の重量は約60g。Anker PowerPort III miniは約63gなので付属充電器の方が3g程度軽い。
ただ、Anker PowerPort III miniは30W、iPad Pro付属充電器は18Wと、出力が全く違います。
これだけの出力差があって3g程度の差なら、付属充電器もういらないんじゃないかと思いますね。
このように、Anker PowerPort III miniは付属充電器より出力が大きいのに本体サイズが小さく、プラグも折りたため携帯性能は抜群。
ちなみに、Ankerからは他にも同じ30Wのスリムタイプ充電器も発売されてます。
薄さが話題になった製品で確かにすごいと思うんですが、僕はどうも形が気になる・・。
この形、電源の差込口を選ぶと思うんですよね。
例えば壁に備えられた2口の電源に挿す時、下になにか挿さっていたら干渉するんじゃないかと。
充電器の向きを変えて挿せばいけるんだとは思いますが、いずれにしろなんか場所を選びそうという気がします。
Anker PowerPort III miniなら、そういった干渉は限りなくおさえられるのではと思います。
電源タップに挿す際にも、高さは出ますが電源タップの幅を大きく超えないので差込口をそこまで選ばず、運用が楽だと思うんですよね。
差込口の形状にもよるし「別にそれでもいい」と人によっては思うかもしれないので好みの問題ですが、僕はAnker PowerPort III miniの方が運用が楽そうだなと思ってます。
ただ、持ち運び性能で言うとカードっぽい形状なのでAnker PowerPort Atom III Slimの方が優れているかもですね。
Anker PowerPort III miniの充電性能
肝心の充電性能ですが、iPad Proを前提に考えると付属充電器より圧倒的に高速に充電できます。
前述の通り、iPad Pro付属充電器は18W、Anker PowerPort III miniは30WなのでiPad Proを急速充電することが可能。
Anker PowerPort III mini
iPad Pro付属充電器
出力が付属充電器の約1.5〜1.7倍くらい出るので、かなりの速度で充電可能。
PowerIQ 3.0というAnkerの独自技術が採用されており、PD(Power Delivery)と互換性があり、iPhone 8以降などPD対応したデバイスであれば急速充電できます。
ちなみに、iPad Pro 2018 11インチはデバイス側にPD上限値があり、だいたい27W程度だと思います。なので、30W以上の充電器を使っても27W以上は出ません。
窒化ガリウムではない
この製品、これだけ小型でも実は窒化ガリウム(GaN)採用の充電器ではありません。
窒化ガリウム(GaN)とは、これまで一般的だったシリコンを置き換え、優れた電力効率を実現する新素材。発熱をおさえ充電器を小さくできる。
窒化ガリウム(GaN)が使われてないとなると心配なのは発熱。
充電中に触ってみると確かにそれなりに熱は持ちますね。
ただ、心配になるような熱さでは全然ないし、個人的にはまあそんなもんかなというレベル。
窒化ガリウム(GaN)を使わなくてもここまで小さくなるんですね。
Anker PowerPort III miniレビューまとめ
iPad OSもリリースされ、iPad Proで出来ることがどんどん増えている現在、よりハードな使われ方が求められており、そうなると次はバッテリーとの戦い。
急速充電可能な高出力の充電器を持っていれば、付属充電器より圧倒的に早く充電でき、小型であれば持ち運びにも便利で、場所を問わずiPadをフル活用できます。
おさらいですが、Anker PowerPort III miniならiPad Proを含め下記のデバイスに対し急速充電や通常充電が可能。
- iPad Pro
- iPad Air(第3世代以降)
- iPad mini(第5世代以降)
- iPhone 8以降
- MacBook Air
- MacBook
これらのデバイスの代用充電器として使え、小さいのでガンガン持ち運びも可能。
まあ、Anker PowerPort Atom PD 1を持っているならあえて買わなくてもいいかもですが、持ち運び用充電器を持ってない、持っているけど重い・デカイと感じているならぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
他にも、iPad ProにおすすめなUSB-C充電器をまとめているので充電器を探している人は合わせて参考にしてみてください。
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