こんにちはオガワ(@misc_log)です。
iPadに付属している充電器は充電スピードやサイズ的にベストとは言えません。そこで、代用、もしくは、追加の充電器が欲しいという人は多いはず。
USB充電器は様々なメーカーから販売されており、純正より低価格で優れた性能を備えているものも多くあります。
ということで、iPadに最もおすすめな充電器をまとめました。
- 無印iPad(第8、9世代)
- iPad mini(第5、6世代)
- iPad Air(第4、5世代)
- iPad Pro 11インチ(全世代)
- iPad Pro 12.9インチ(全世代)
まず最初に充電器の選び方を解説し、その後おすすめを紹介しています。それぞれを選んで見たい人はこちらからどうぞ。
iPad用充電器の選び方
iPad用充電器の選び方で意識したいのは主に3点。
- USB-Cの充電器を選ぶ
- 出力は30W程度がベスト
- iPad以外を同時充電するなら2ポート以上を
簡単に解説します。
USB-Cタイプを選ぶ
充電器にはさまざまな種類がありますが、iPad用はUSB-Cタイプのものを選ぶと急速充電が可能です。
iPadは付属充電器もUSB-Cタイプですが、USB PD(Power Delivery)という規格に対応しており、従来のUSBよりも高い出力で充電が可能です。
USB-Aタイプの充電器を買ってしまうと、付属充電器より充電速度が遅くなるので注意してください。
出力は30W以上がベスト
iPadの付属充電器の出力はモデルによって異なりますが、どれも20W以下のタイプです。
しかし、実はもっと高出力の充電器を使用することで急速充電が可能です。具体的には、下記の上限値程度のワット数で充電すれば最大効率で充電できます。
iPad | 上限ワット数 |
---|---|
無印iPad (第8,9世代) | 約20W |
iPad mini(第5世代) | 約20W |
iPad mini(第6世代) | 約20W(30W) |
iPad Air | 約30W |
iPad Pro 11インチ | 約30W |
iPad Pro 12.9インチ | 約40W |
無印iPad 8、9は20Wの充電器が付属しているため速度的なことだけで言えばあまり買う意味はありません。ただ、現代の20Wって驚くほど小さいのでサイズが小さくなるメリットはあります。
iPad mini 6も同様に20Wで最大効率出るんですが、使用しながらだと25,6W出ます。使用しながら充電することが多ければ30W以上のタイプにすると効果的。
充電速度の一例としては、例えばiPad Proは30W以上の充電器を使用すると2時間程度でフル充電できます。(付属充電器だと約2時間30分)約20%〜30%速くなる感じでしょうか。
iPadの急速充電についての詳細は別記事でも書いてます。
ちなみに、充電器側が上限のワット数を超えたものを使う分には特に問題ありません。例えば100W出力の充電器を使っても問題はありません。
しかし、もちろん100Wで充電できるわけではなく上限におさえられることにはなります。
そのため、複数ポートを持ったものなら別ですが、1ポートの100W充電器なんかを買ってもただ高くなるだけなのでおすすめはしません。ちょうど良いところを買うのがベストです。
iPad以外も充電するなら2ポート以上という選択も
iPadだけでなく、どうせならiPhoneも同時充電できる方がいいよねみたいな選択は大いにアリだと思います。
その場合は2つ以上のポートを持った充電器を選ぶと、普段の外出はもちろん出張や旅行にも活躍します。
現代の充電器は「複数デバイス同時充電できてこのサイズなの!?」みたいな優れた製品がたくさんあるので、自分の用途と照らし合わせ選択するとよいと思います。
iPad用充電器のおすすめはこれだ!
というわけで、僕が使用した中で使い勝手が良かったワンポートタイプ4種類、ツーポートタイプ2種類の4機種に絞ってます。
Anker 711 Charger (Nano II 30W)
Ankerのワンポート30W充電器。最大の特徴は見た目の通り、この極小サイズ。
30Wであるにも関わらず以前iPhoneに付属していた5Wとほぼ同じサイズ感。
どのiPadで使っても十分な出力を持っています。例えばiPad Pro 11インチだと約27Wで充電可能です。
iPad Pro 12.9インチだけは45W程度あるとベストなのでやや力不足ですが、40W程度となるとサイズもそれなりになってくるので小ささを優先したければこれもあり。
プラグを折りたたむことができないためそこは残念なところですが、そうは言ってもこの極小サイズのメリットは巨大。
とにかく小さいのが良い!という人にはもちろん、Anker製という安心感が欲しい人にもおすすめ。
製品名 | Anker 711 Charger (Nano II 30W) |
出力 | 30W |
価格 | 約2,990円 |
最適なデバイス | 全iPad、iPhone、MacBook Air |
AUKEY PA-Y19(ワンポート 30W)
こちらはAUKEYのPA-Y19という30WのワンポートUSB-C充電器。
この充電器の優れたところは小さいながらもプラグが折り畳めるところ。
上記で紹介したAnker 711 Charger (Nano II 30W)にはかないませんが、iPad Pro付属充電器(20W)と比較してもかなり小さめ。
このサイズ感でプラグ折りたたみ式は貴重。持ち運び時に他のものを傷つけるなどの心配事が減ります。
iPad Pro 12.9インチ以外であればどのiPadもしっかりと急速充電できます。
小さくてプラグ折りたたみ式が最大の特徴なので、持ち運び性能を重視したい人におすすめ。
製品名 | AUKEY PA-Y19 |
出力 | 30W |
価格 | 約2,700円 |
最適なデバイス | 全iPad、iPhone、MacBook Air |
Anker PowerPort Atom III Slim(1ポート 30W)
Anker PowerPort Atom III Slimは1ポート30Wのフリスク型のUSB-C充電器。Ankerの大ヒット充電器です。
サイズ的には上記のAUKEYの充電器より少し大きいですが、特徴的なのはその薄さ。約1.6cmしかありません。
iPad付属充電器(20Wタイプ)との厚みの差はすごいことになってます。全然違う。
全体的なサイズ感としては付属充電器のプラグより少し長さがある感じ。
薄いだけじゃなくサイズ的にもコンパクト。手のひらに馴染むサイズ感。
プラグを折りたたむことができ、カバンのボケットやポーチの中でかさばりません。
これだけ薄くて最大30W出力。もちろん全てのiPadを急速充電可能です。
注意点として、持ち運びにはとても便利な充電器ですが、形状的に電源プラグを選ぶ可能性があるので挿せないことがあるかも。
カフェやオフィスなど、電源プラグの位置や形状もそれぞれなのでそのあたりだけ注意。
iPadの充電能力はもちろん、収納時の収まりの良さは非常に優れた充電器です。
製品名 | Anker PowerPort Atom III Slim |
出力 | 30W |
価格 | 約2,600円 |
最適なデバイス | 全iPad、iPhone、MacBook Air |
Anker Nano II 45W(1ポート 45W)
もしiPad Pro 12.9インチを使っているなら特におすすめなのがコレ。
Ankerの最大45W出力の超小型充電器「Anker Nano II 45W」です。
45Wとは思えないサイズ感。加えてプラグ折りたたみ式で持ち運びしやすい。
こんなに小さいのに出力はiPad Pro付属充電器の倍以上。iPad Pro 12.9インチを最大効率で充電できます。
12.9インチユーザーで、ポートがひとつのタイプならこれが最もおすすめ。
RAVPower RP-PC133(2ポート 65W)
こちらはRAVPowerのUSB-CとUSB-Aの2ポートを持った65Wタイプの充電器。
iPadには若干オーバスペックですが、あると便利なUSB-Aをひとつ備えており使い勝手がいいのが特徴。
高出力2ポートの中では非常に小型で、iPad付属充電器よりめちゃくちゃ大きいというわけでもないサイズ感。
2ポート充電器はポートをひとつしか使わない場合と、2つ同時に使った場合とで出力が変化します。
本機は45Wまでのデバイスをしきい値として出力が変化し、iPadをUSB-Cポートに接続すると最大45Wと18Wという振り分けが行われます。
USB-CでiPadを充電すれば無印iPadからiPad Pro12.9インチまで最大の効率で急速充電しつつ、iPhoneも同時に充電できるので非常に使い勝手がいいです。
やはりなんだかんだ言ってUSB-Aが使えるのは便利。USB-Aも同時に使いたい人におすすめ。
製品名 | RAVPower RP-PC133 |
ポート | USB-C × 1 USB-A × 1 |
出力 | 最大65W |
価格 | 約4,600円 |
最適なデバイス | 全iPad、iPhone、MacBook Pro |
AUKEY Omnia PA-B4(2ポート 65W)
AUKEYのPA-B4はUSB-C2ポートの65W充電器。
AUKEYのOmniaシリーズは超小型で軽量なのが特徴で、衝撃的なサイズ感です。
先に紹介したRAVPower RP-PC133も2ポートの65Wクラスではかなり小さいですが、それよりもさらに小さい。
iPadの付属充電器と比較すると、幅と厚みはわずかに「AUKEY Omnia PA-B4」が大きい。
しかし、奥行きはプラグが突き出た付属充電器よりも小さい。
このサイズ感で付属充電器の3.5倍くらいの出力がありますからね。しかも2ポート機。これはかなりやばいです。
USB-Cポートを2つ同時使用すると45Wと18Wという振り分け。iPadが急速充電できることに加え、iPhoneも同時に急速充電可能です。
もちろんプラグは折りたたみ式のため、とてもコンパクト。
小型・軽量であればあるほど持ち運びや運用がとても楽。ただし、価格的には少し高くなるのでそこがネック。
USB-Cポート単独使用すると最大65Wまで出るので、MacBook Pro 13インチにもおすすめ。
製品名 | AUKEY Omnia PA-B4 |
ポート | USB-C × 2 |
出力 | 最大65W |
価格 | 約6,000円 |
最適なデバイス | 全iPad、iPhone、MacBook Pro |
iPadにおすすめな充電器まとめ
ということで、iPadにおすすめなUSB-C充電器を紹介しました。
最後におさらいすると、このような感じ。
充電器 | 出力 | ポート数 | ポート | 特徴 | iPad Pro以外のおすすめデバイス |
---|---|---|---|---|---|
Anker 711 Charger | 30W | 1 | USB-C | 一般的な30Wに比べ60%も小さい! | iPhone、MacBook Air |
AUKEY PA-Y19 | 30W | 1 | USB-C | 小さいのにプラグ折りたたみ式。 | iPhone、MacBook Air |
Anker PowerPort Atom III Slim | 30W | 1 | USB-C | 薄型で持ち運び◎ | iPhone、MacBook Air |
Anker Nano II 45W | 45W | 1 | USB-C | 超小型で高出力 | MacBook Air |
RAVPower RP-PC133 | 65W | 2 | USB-C & USB-A | 小型、USB-Aをもつ2ポートで使い勝手◎ | MacBook Pro 13インチ、iPhone、MacBook Air |
AUKEY Omnia PA-B4 | 65W | 2 | USB-C × 2 | 65Wクラスで最小・最軽量。USB-C2ポート | MacBook Pro 13インチ、iPhone、MacBook Air |
いずれにしろ、iPadには付属充電器よりサードパーティ製の充電器を用意したほうが急速充電もできるし、持ち運びも便利だし、活躍すること間違いなしです。
気になったものがあったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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