こんにちはKoh(@misc_log)です。
長時間のデスクワークに欠かせないものと言えばやっぱりコーヒー。
特に冬は温かいコーヒーが手放せないという人も多いと思いますが、できる限り温かいまま飲みたいじゃないですか?
そんな「ずっと温かいまま飲みたい!」を完璧な形で叶える「Ember Mug 2(エンバー マグ2)」を紹介します。
どんなものかと言うと、アプリで温度管理ができ、設定温度を維持してくれるスマートマグカップです。
非常に厳しいと言われる基準をクリアし、米国スターバックスのほとんどの店舗で販売されていた実績のあるマグカップの2世代目になります。
価格的に安くはないですが、一日のほとんどをデスクで過ごす人であれば価値を感じられるはず。
ということで、完璧な保温ができるマグカップ「Ember Mug2(エンバー マグ2)」をレビューします。
冷めないマグカップEmber マグ2の特徴
Ember マグ2は、我らがApple Storeにも並んでいる製品で、MacBook Pro 16インチが発表されたタイミングでしれっと販売されました。
まず簡単に「Ember マグ2」でできることを紹介します。
- 内蔵ヒーターで加熱と保温
- アプリで温度設定
- iPhoneやApple Watchへの通知
- カフェイン量をトラッキング
温度管理や設定をアプリから行い、内蔵したヒーターで設定温度を維持。そして飲んだカフェイン量までトラッキングしてくれる優れものです。
一見すると普通のマグカップなんですが、カップ側にヒーターとバッテリーを内蔵しており、コースターが充電器になってるのが大きな特徴。
注げる量 | 約295ml(缶コーヒーの約1.5倍) |
温度範囲 | 50℃〜62.5℃ |
バッテリー駆動 | 約1時間30分 ※コースターに乗せておけば一日中 |
価格 | 12,980円(税込) |
細かなレビューの前に、何ができてどう使うのかをざっと紹介します。
Ember マグ2を使用する流れ
お茶でもコーヒーでも、温かい飲み物をEmber マグ2に注ぐと、iPhoneやApple Watchに通知がきます。
Emberアプリのプリセットから飲もうとしているものを選択。これで「飲み頃の温度」が設定されます。
注いだときの温度にもよりますが、飲み頃の温度になるまで少し待ち、設定温度になると通知がきます。
通知はApple Watchでも受け取ることが可能。
デスクで作業し続けている間、コースターに置かれたEmber マグ2は常に設定温度を維持し、いつでも温かいコーヒーを楽しめます。
ちなみにこのとき、2時間以上マグカップが動かされなければ、内部に設置された加速度センサーがそれを判定し電源OFFにしてくれます。
仕事サボって2時間以上寝落ちすると、起きたときにコーヒーは冷たくなってるのでくれぐれも注意してください。
飲み終わるとカフェイン量を自動トラッキング。iPhoneのヘルスケアアプリで確認できます。
Ember マグ2はIPX7の耐水性能を持っているためスポンジで豪快に洗っても大丈夫。
黒いからキレイになっているのかどうかよくわかりませんが、納得するまで洗ってください。
ちなみに食洗機は非対応。入れるとぶっ壊れるので手洗いでどうぞ。
ざっくりとこんな流れで使います。
Ember マグ2の機能と使用感をレビュー
何ができるかはだいたい理解してもらえたと思いますが、使用感を交えながらもう少し機能の詳細を紹介します。
ヒーターによる完璧な保温力
Ember マグ2の最も優れたところは何と言っても保温力。これは本当に良い。
一般的に保温というと、できる限り空気に触れさせないという手段を取るものですが、Ember マグ2はヒーターで温めるという力でねじ伏せる的な方法で保温します。
マグカップにはバッテリーとヒーターが備えられており、バッテリーが続く限り最適な温度を維持。
ヒーターで温めているわけなので、そりゃ冷めないです。本当に全く冷めません。
この「一定の温度に保つ」という技術がEmber マグ2は優れており、極端に熱くなったりせず飲み頃をいい感じに維持してくれます。
この「飲み頃を維持」というのがポイントで、いつでも温かいというより、いつ飲んでも飲み頃というのが嬉しい。
いくら保温性能の高いマグやタンブラーであっても少しずつ温度は下がるはずで、「維持」はしませんからね。
この通り、マグカップにはバッテリーが備わっているので、電子レンジで加熱するととんでもないことになるので絶対ダメ。
保温できる時間はマグカップ単体で約1時間30分程度。
しかし、コースターが充電器になっており、そこに乗せたまま使用することでバッテリー容量関係なく1日中保温してくれます。
▼このように使うことで、常に充電状態のためマグカップのバッテリー駆動時間を無視できます。
充電しながらiPhoneを使うのと同じようなものです。
僕は時間をかけて飲むことがあるので、コースター乗せっぱなしでしか使ってません。
「さあ一息つくか」というときに、いつでもコーヒーが温かいのは幸福感がすごいですね。これはぜひ体験して欲しい。
ただ、ひとつ残念なポイントとして、コースターに接続する電源がACアダプタです。大きめの電力が必要なのでしょうが、USB-Cだと嬉しかった。
あと、コースターからケーブルが伸びるので、これが見た目的に残念。
温度は50℃〜62.5℃で設定可能
Ember マグ2が設定できる温度は50℃〜62.5℃の範囲に限定されます。どうやら、コーヒーの飲み頃はEmber的には57℃がおすすめらしいです。
これは人によって感じ方が違うだろうなと思いますが、僕は57℃だど少しぬるいと感じたので60℃に設定してます。
60℃だと、そんなにふーふーしなくても飲めるけど、大量に口に含むことはできないみたいなレベル感。個人的にはちょうどいいです。
一方で、自分の飲み頃温度が50℃〜62.5℃の範囲外にあると、結構残念なことになると思います。
一般的にコーヒーが飲み頃とされるのは60℃〜70℃あたり?のようですが、それに比べると少しぬるめなのかもしれません。
事前に自分がおいしいと感じるコーヒーやお茶の温度を確かめておくのがおすすめ。
iPhoneやApple Watchで温度調整・管理
温度設定は専用アプリから。iOSだけでなくAndroidにも対応してます。
あらかじめ用意されたプリセットから選んでもいいし、自分好みのカスタムプリセットを作ることも可能。
飲み物を注ぐたびにプリセットを選択しなければいけないかと言うとそんなことはなく、前回の設定温度を覚えているようで、それを勝手に使用してくれます。
しかし、カフェイン量トラッキングを使うためには毎回「コーヒー」みたいな感じでプリセットを選択する必要があるので、それがめんどくさい。
直接温度を変えることもできる
温度設定はプリセットを選択する以外にもアプリ上から0.5℃単位で自由に変更可能です。
Apple Watch用アプリからも変更できます。
ぬるいな、熱いなと感じたら手元で温度調整できるので便利。
飲み頃になるまでには相応の時間がかる
基本的にEmber マグ2は温かいものを注いで、設定温度まで冷まして維持するという使い方をするものです。
例えば、沸かしたてのお湯(約95℃)を注いで、僕の飲み頃温度である60℃まで下がるのにどのくらいの時間がかかるかと言うと、室温約21℃で20分程度かかります。
もちろん環境によって大きく左右されると思いますが、結構待つなと思いましたね。
ドリップしたコーヒーであればもっと低い温度からスタートしますが、沸騰させたお湯でインスタントコーヒーを淹れるとかだと適温まで結構時間がかかります。
冷水から温めることも可能ではある
冷蔵庫に入っていたようなキンキンに冷えたものでも温めることは可能。
しかし、実際に試してみましたが、冷蔵庫から出したばかりの13℃くらいの飲み物を59℃程度まで温めるのに約1時間かかりました。
圧倒的に時間の無駄なのでおすすめはしません。
また、冷却機能はないので冷たいものを冷たいまま維持することはできません。夏は棚にでもしまっておいてください。
マグとはBluetooth接続
アプリでの温度管理やマグで保温を動作させるためにはiPhoneとBluetooth接続する必要があります。
WiFiを使うわけではないので、例えば自宅の外から温度調整をしたりなどはできず、使用時はBluetoothの範囲内にいる必要があります。
カフェイントラッキングは参考まで
Ember マグ2は、飲み終わると自動的に飲んだカフェイン量を記録してくれます。
もちろん正確な含有量なんかわかるわけないので、あらかじめ、「お茶なの?紅茶なの?コーヒーなの?」に回答します。
その上で「ラテにするの?するならどのくらいクリーム入れるの?」に回答し、プリセットを作ります。
そして、そのプリセットを使って飲めば、含まれるであろうカフェイン含有量がトラッキングされるという流れ。
もちろん超正確な数字を取得できるわけではないですが、視覚的にカフェインをどれくらい取ったかの目安がわかるので貴重です。
個人的には、意識せず飲んでいたらカフェイン量を見て衝撃を受けることがたまにありますが、カフェインはほどほどに。
冷めないマグカップEmber マグ2 レビューまとめ
専用アプリで飲み物の状態管理が行え、ヒーターで設定温度を完璧に守り、いつでも温かい飲み物が楽しめるとても優れたマグカップです。
チャレンジングなガジェットであるにも関わらず実用的でよく出来ているなと感じるのですが、税込みで約13,000円と価格もチャレンジングです。
さすがに「みんな買って買って!」とは言いづらい値段なわけですが、リモートワーカーなど、デスクに長時間いる人には価値があると思います。
デスクで仕事をしながらダラダラと飲むには本当に最適。
合間に口にするものがいつでも温かいのは至福のひとときであり、仕事の質に繋がるひとつの要素だと思います。
最後に、良いところと微妙なところをまとめます。
あと、デメリットというか、そもそもですが、飲むのがめちゃくちゃ早い人は根本的に必要ないと思うので、ご自身のスタイルを鑑みて検討してみてください。
ということで、もし気になったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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