こんにちはオガワ(@misc_log)です。
フルリモートワークになってから、導入して最も良かったのもののひとつが電動昇降式のスタンディングデスク。
座りっぱなしを防ぐことで様々な身体を健やかに保ち、集中力、生産性維持にも効果的。
スタンディングデスクといえばFlexiSpotが有名ですが、FlexiSpotには様々なモデルがあるためどれを選べばいいかわからないという人も多いと思います。
そこでこの記事では、“多くの人にはこれで良いであろう”コスパモデル「EJ2」を紹介します。
電動スタンディングデスク「FlexiSpot EJ2」の特徴
数あるFlexiSpotシリーズのスタンディングデスクの中でもスペック、価格とも真ん中くらいにあたるモデルがこの「EJ2」。
僕はこれまでFlexiSpot E3という上位モデルを使っていましたが、ミドルスペックのEJ2に乗り換えました。
天板は自分で用意したものがあるので、脚だけの入れ替え。この好きな天板が使えるといったところもFlexiSpotの優れた特徴のひとつです。
EJ2のスペックはこちら。上位モデルと比較してみました。
EJ2 | E7 | |
---|---|---|
モーター | デュアルモーター | デュアルモーター |
耐荷重 | 100kg | 125kg |
本体重量 | 29.5kg | 35.6kg |
対応天板サイズ | 幅:120〜210cm 奥行:60〜80cm 厚み:2cm以上 | 幅:120〜210cm 奥行:60〜80cm 厚み:2cm以上 |
昇降範囲 | 69-118cm | 58〜123cm |
昇降スピード | 38mm/s | 38mm/s |
障害物検知 | 有り | 有り |
脚段階 | 二段 | 三段 |
価格 | 34,500円 | 48,000円 |
EJ2と上位モデルの主な違いは、耐荷重と昇降範囲。この2つが上位モデルに比べて劣りますが、他の機能面では同じ。
そして、上位モデルより軽量で価格が安いのが優れたポイント。もし自分の使用スタイル的にマッチすれば上位モデルより15,000円くらい安く買えます。
デメリットが自分にとってデメリットになり得なければEJ2はコスパが非常に良い。
というわけで、「検討してるんだけど、どれを選べばいいかわからない」という人に向け、
- FlexiSpot EJ2の組立の流れ
- 使用感
- 上位モデルとどう違うのか?
これらの項目に分け紹介します。購入の参考になれば。
電動スタンディングデスク「FlexiSpot EJ2」の組み立て
FlexiSpotの組み立てにあたって大事なことは4つ。
- 電動ドライバーを用意しておくこと
- ものさし、もしくは、メジャーを用意しておくこと
- 何か敷いておくなど床のケアをしておくこと
- 2人以上で行うこと(最後の工程が1人ではかなりキツイ)
これさえ注意すれば、組み立てのプロセス自体はとても簡単。1時間もかからないと思います。
大まかな流れとしてはこちら。
- 開封してパーツを確認する
- 脚を組み立てる
- 天板をネジ止めする
- コントローラーや電源周りの接続
- 組み立てたものを起こす
まあ、このあたりはYoutubeで探せば動画で説明している人がたくさんいるのでそっちを見たほうがわかりやすいです。ここではざっと流れだけ紹介します。
まず開封ですが、この箱がめちゃくちゃ重いので安全には十分注意して作業してください。
中身はだいたいが金属なので、床を傷つけないよう何か敷いて作業することを強くおすすめします。
そして脚を組み立て。説明書を見ながらやれば難しいことはありません。
脚を天板の上に載せてネジ止め。ここで斜めになったりすると重心が変なことになるかもしれないので、ものさし、あるいは、メジャーで上下左右をしっかり測って天板の中央位置でネジ止めしましょう。
僕は、かなでものの古材天板を使用しました。EJ2が対応できる天板サイズは上位モデルと全く同じなので、極端に小さい、大きいとかなければ大丈夫。正確な対応サイズは上記のスペック表に書いてあります。
ちなみに、このネジ止めの工程は基本的に電動ドライバーがないと無理です。
また、木材によってはいきなりネジが入らないので、下穴を開ける必要があるかもしれません。その場合はドリルが必要。
次に、FlexiSpotを昇降させるためのコントローラーや電源周りの機器を設置。ここまでやればほぼ終わり。
そして最後のプロセス。最もシンプルだけど、最も難易度が高い、「起こす」です。
脚だけで約30kg、天板は木材やサイズにもよりますが20kgくらいはあるでしょうか。これを1人で起こすのはかなり厳しいです。
広いスペースがあれば1人でもなんとかなるかもしれませんが、そんなにスペースが取れない場所だとまず無理です。怪我をする前に誰かに手伝ってもらいましょう。
これで電源をコンセントに挿せば電動昇降するスタンディングデスクの完成。あとはPCや電源周りのセッティング。
PC周りはもう各自思い思いに勝手にやってもらえればと思うんですが、ひとつ注意するべき点としてはケーブル類の取り回し。
デスクが最も上まで上がりきった場合を想定して電源を確保しないと、上昇させたらケーブルが抜けるみたいな悲惨なことになるので注意が必要です。
僕はサンワサプライのメッシュケーブルトレーを使って電源タップを固定し、壁のコンセントへは昇降しても問題ない長さのケーブルが1本だけ伸びる形にしてます。
似たようなものはたくさんあるので、何らかこんな感じのケーブルトレー的なものを使うとケーブルが整理でき、かつ、昇降してもひっぱられないので安全。
最後に別売りのFlexiSpot用ケーブルダクトをつけると見た目も良くておすすめ。
ただ、電源タップで拡張する際は、定格電力を超えないようにしないと危ないので気をつけてください。
FlexiSpot EJ2の使用感
では、実際の使用感や、EJ2がおすすめだと思う理由を紹介します。
僕はオフィスでも昇降式のスタンディングデスクを使っていたので、使用歴はかなり長いです。その経験から言ってもFlexiSpotはコスパの高い優れたアイテムだと思います。
- 昇降スピード
- 安定感
- メモリや障害物検知などの機能性
これらの項目に分け使用感を紹介し、最後に上位モデルとの違いを解説します。
ストレスない昇降スピード
FlexiSpot EJ2の昇降スピードは38mm/sというのが公称値。上位モデルと一緒です。
これはどのくらいかと言うと、例えば、僕は座っているときが71.5cm、立っているときは110cmですが、この間を約12秒程度で昇降します。
おお!超高速!とは思いませんが、特にストレスを感じることはありません。
で、声を大にして言いたいんですが、このストレスを感じないというのがポイントで、ここでストレスを感じると絶対やらなくなります。
FlexiSpotには昇降スピード25mm/sというスピードが遅めのモデルもありますが、できれば少しでも速いものを選ぶのがおすすめです。
安定感は高いが多少揺れはする
昇降デスクを使っていてよく聞かれるのが、スタンディングしているときに揺れないか?という質問。
懸念通り、多少揺れます。まあ高くしているときはある程度しょうがないですね。これもモデル問わず共通です。
キーボードを強く打つとモニターが少し揺れるかなという程度なので、個人的にはそんなに気になるレベルじゃないです。というか、そんな強烈に揺れるなら使ってません。
このあたりは、天板のサイズにもよると思いますし、デスク上に置いてあるモニターやその他機器の安定性にも左右されると思うので、あまりにも不安定なモノをデスクに置いてるなら注意したほうがいいと思います。
まあ、多くの場合、そんな心配になるほど揺れないのであまり気にしなくていいと思いますけどね。
メモリや障害物検知などの機能も豊富
FlexiSpot EJ2は高さを記憶してボタン一発で呼び出せる機能があります。これは下位モデルにはありません。
自分のお気に入りの高さ、主に立っているときと座っているときの最低2つを保存しておけばボタンを押すだけで立つ・座るを切り替えることができて便利。
昇降デスクを長らく使ってきた経験からいうと、このメモリー機能は絶対あったほうがいいです。日常的に使っていると、目的の高さまでずっとボタンを押し続ける行為をめんどくさいと感じるはず。
また、障害物検知もついており、昇降中に障害物を検知すると自動でストップする機能です。
主に椅子がデスク下に入り込んでいたというようなパターンが多いと思いますが、もしそんなことがあってもぶつかったら止まるので安心。
こういった最低限の機能をしっかり備えているのもFlexiSpot EJ2の特徴。
上位モデルとの違い
前述の通り、上位モデルとの大きな違いは耐荷重と昇降範囲。その他の機能はほぼ同じなので、この2点が自分の用途的に許容範囲であればEJ2は最もコスパがいいです。
まず耐荷重ですが、EJ2は100kgとされてます。基本的に天板はマストで載せるでしょうから20kg~30kgくらいマイナスしたとしても70kg〜80kgくらいはデスク上に載せられることになります。
どうでしょう、モニター10kg、ノートPC2kg、加えてなんやかんや載せたところでせいぜい最大で30、40kgが一般的じゃないでしょうか。
上位モデルは耐荷重120kgまでですが、まあそんな使わないですよね。
幅が2mを超えるような大きな天板を使って、かつ、デスクの上にもそれなりに重いものを置くのであれば上位版も視野に入ってくると思いますが、そうじゃなければEJ2の100kgで十分です。
次に昇降範囲ですが、上位モデルとの違いの前に、FlexiSpotの注意点について共有します。
EJ2は69-118cmと公式サイトでは記載されてます。ところが、実際の最も下の高さは71.5cmと表示され、これ以上は下がりません。
これは恐らく、天板の厚みを2.5cmとして、それを加えた数字なんじゃないかと思います。実際に測ってみるとFlexiSpotの脚までくらいであればちょうど69cmくらいになってます。
というわけで、公式サイトの記載値に天板の厚みを加えたものが実際のデスクの高さになります。(と、思います)
で、上位版との違いに話を戻しますが、僕の場合は天板の厚みが3.5cmなので、最も低い状態が約72.5cm、高い状態は121.5cmが調整できる高さということになります。
この上下の高さが自分に合うかどうかが最大のポイントです。僕は身長178cmですが、座っているときはMaxまで下げ、立っているときは110cmまであげた状態がちょうどいい感じ。
つまり、EJ2の昇降範囲内に自分がちょうどいいポジションが収まってます。これが重要。
これまでもっと昇降範囲の広い上位モデルを使ってましたが、僕にはその範囲は使いきれていませんでした。
ただもちろん、身長にもよるし、心地いいと感じる高さには個人差があるので、買う前に測ってみることをおすすめします。僕の知人は「低くできるのが嬉しい」と言ってたので、やはり感じ方は人それぞれ。
- EJ2:69cm〜118cm
- 上位モデル:58cm〜123cm
今使っているデスクに何かの箱を積んだりしてちょうどいい高さを計測し、なんとなく自分の心地良い範囲を把握しておくと失敗が少ないと思います。
EJ2は上位モデルのE7より約8kgも軽く、また、価格も15,000円程度安く買えるため、耐荷重と昇降範囲さえ問題なければEJ2は超コスパいい。
電動スタンディングデスク「FlexiSpot EJ2」レビューまとめ
というわけで、FlexiSpotのミドルスペックモデル「EJ2」をレビューしました。
最後にもう一度、上位モデルと比較したメリット・デメリットを記載します。
スタンディングデスクの効能については前回の記事でも書いてますが、個人的にはもうこれ無しではデスクワークができないレベル。
ずっと座り続けていると身体は思っている以上にダメージを受けるので、適度に立つ・座るを切り替えることで健やかに仕事ができて助かってます。
FlexiSpotのどのモデルを買えばいいか迷っているという人は、EJ2はおすすめのコスパモデルなのでぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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