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オガワコウ
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Mac Studioがきた!一体どんなスペック?検討のポイントを考えてみた

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こんにちはオガワ(@misc_log)です。

2022年3月9日未明、恒例のApple Eventが行われいくつかの新製品が発表されました。

その中でも注目だったのは新しいMac、その名もMac Studioの登場です。

というわけで、この記事ではMac Studioとは一体どんなマシンで誰のためのものなのか、検討のポイントについて僕が感じたことを紹介します。

一般ユーザーが検討すべきマシンではないような感じがするものの、M1 Maxモデルは場合によって検討できるかも?そんなマシンです。

目次

Mac Studioはどんなマシン?

Mac StudioはAppleから新しく登場したデスクトップマシン。デスクなどの固定した環境で使うもの。

Mac miniの派生マシンという感じで正方形の箱のようなデザインが特徴的。

サイズ感的にもまさにMac mini。幅と奥行が同じで高さだけが異なります。Mac miniを縦に約3つ積んだ筐体って感じですね。

Mac miniMac Studio
高さ3.6cm9.5cm
19.7cm19.7cm
奥行19.7cm19.7cm
重量約1.2kg約2.7kg~

新登場のM1 Ultra、そして、昨年MacBook Proと共に誕生したM1 Max。どちらも超高性能な2種類のチップを選択することができるハイエンドマシン。

M1 Max & M1 Ultra

とはいえ、「Mac Proはまた別に出す」とアナウンスがあったので、そこを置き換えるものではない様子。

iMac 27インチ上位モデル〜iMac Proを置き換えるマシンという位置づけなんでしょうか。つまり、ミドルの上の方〜最強(Mac Pro)のひとつ下くらいのマシン。

Studioと名をつけるくらいなので主にはクリエイティブなシーンでの利用を想定しているようです。Appleはイベントの中で下記のような現場を利用シーンとして紹介していました。

  • 3DCGの制作現場
  • ソフトウェアエンジニア(ビルドが超高速)
  • 写真や動画編集(複数の8Kを扱うとか)
写真編集。デスクがおしゃれ!

Mac Studioの大きな特徴は下記2つ。

  • 圧倒的な性能(効率的に仕事をこなす)
  • 豊富なポートによる接続性(環境を自由に作れる)

まだMac Proがない現在だとM1 Ultraは間違いなく最強。M1 Maxであっても異次元の性能を持ってます。

また、Mac StuidoはMacBook Proなどのノート型Macにはない豊富なポートを持っているのも優れた特徴のひとつ。

前面

前面ポートポート数
USB-C(M1 Max)
Thunderbolt 4(M1 Ultra)
2
UHS-II対応SDカードリーダ1

前面ポートはチップによって仕様が異なるようです。

背面

背面ポートポート数
Thunderbolt 44
USB-A2
HDMI1
10Gb Ethernet1
3.5mmヘッドフォンジャック1

M1 MaxはThunderbolt 4ポートが4つ、M1 Ultraなら前後合わせて6つとすさまじいポート性能。Thunderboltポートがこんなにあったら周辺機器セッティングの自由度半端じゃないです。

今回のAppleイベントタイトルは「最高峰を解禁」だったわけですが、そのタイトルにふさわしいマシンになってます。

これでもかというほど機能満載

Mac Studio検討のポイント

どっちのチップを選ぶかが主たる検討のポイントになるわけですが、M1 Ultraはもはや異次元のさらに異次元なのでなんかもうあれです。セレブの自宅紹介を見ているような感覚です。

異次元より異次元なM1 Ultra

基本的にM1 Ultraは映像、音楽、3Dなどの高負荷な作業をする人で、かつ、商業利用で検討できるモデルですね。多くの場合個人で使う理由はそんなにないんじゃないかと思います。

M1 Maxもほぼ同じ感覚なんですが、価格的にはちょっとありかもって感じがするのでそのあたりを詳しく紹介します。

M1 Maxが最安25万。場合によってはありかも。

両チップの価格には約2倍の開きがあります。

M1 MaxM1 Ultra
249,800円〜499,800円〜

この価格差は単にチップの違いだけではなくストレージとメモリのスタートラインが異なってます。

M1 MaxM1 Ultra
メモリ32GB〜
(最大64GB)
64GB〜
(最大128GB)
ストレージ512GB
(最大8TB
1TB
(最大8TB

いずれにしろ価格的には結構するわけですが、M1 Maxは同じチップを搭載したMacBook Proに比べて結構安くなってます。

例えば、ストレージは最低1TB欲しいとして、Mac StudioとMacBook Proの価格比較をしたのがこちら。

M1 Maxの中で最も上位の10CPU、32GPU、そしてメモリ32GBのモデルなら30万円を切る価格で買えます。(上から3行目)

これがMacBook Proだと約39万になるため全然価格感が変わってきます。10万くらい違いますからね。

  • M1マシンでは性能的に不満がある。できれば高性能マシンが欲しい
  • とはいえ、50万とか出せない
  • 自宅などの固定した環境で使えればいい(持ち出さない)
  • 周辺機器(ディスプレイなど)がある程度揃っている

こんな条件ならM1 MaxのMac Studioは検討の余地ありだと思います。

例えば自宅メインで外部ディスプレイにつないでIntel MacBook Pro 15インチや16インチあたりの高性能マシンを使っている人は多いと思います。

そういった人の乗り換え先としては結構いいんじゃないでしょうか。

M1 Maxでも十分異次元。しかし用途によって・・

では、そのM1 Maxはどんな性能をもっているかですが、16コアの Xeonを積んだMac Proの最大1.5倍のパフォーマンスが出るとされてます。

Mac Proの1,5倍

少し前のモデルとはいえMac Proですよ?超ハイスペックマシンであるMac Proを凌駕する性能。

iMacの上位モデルであるCore i9の10コアモデルとの比較だと最大2.5倍速いそうです。だいぶヤバいです。

iMac上位の2.5倍

僕はM1 Max MacBook Pro 14インチを使っているのですが、凄まじい性能を実感しています。

例えば動画編集では4Kかつ10bitの素材をM1マシン(M1 MacBook Pro)の約2倍の速度で書き出しができます。さらに、編集時のカクつきや倍速時のコマ落ちもありません。

画像編集なんかに関しても同様。相当なパフォーマンスアップを期待していいと思います。

しかし一方で、軽作業的なタスクが劇的に高速になることはありませんでした。そのため用途によってはそこまで大きな恩恵は感じられないかもしれません。

あくまでも僕調べ、かつ、M1マシンとの比較ですがこちらで詳しく紹介しています。

価格をおさえて狙うなら周辺機器は揃っていること

Mac Studioを使うにはあたっては周辺機器が必要です。マウスやキーボードでさえ付属してません。もちろん、ディスプレイも必要になります。

以上!

そこで!今回のApple EventではApple純正ディスプレイである「Studio Display」が発表になりました。

約20万円のStudio Display

さらに、新しいカラーのMagic KeyboardやMagic Mouseも販売されました。

全部で約5万円の周辺機器

というわけで、これらを同時に買ってもいいんですが全部で25万くらいかかります。

それだとM1 Max MaxBook Proを買ったほうが安いという話になっちゃうので、もし価格をおさえてM1 Maxを狙うなら周辺機器はすでにある程度揃っていることは前提になると思います。

もちろんApple以外で揃えてもいいので、そのあたりは予算や好みでの調整になろうかと思います。

他のMacの選択肢は?

今回の発表後、なんとiMacの上位モデル27インチが販売終了になりました。というわけで、今後のラインナップはどうなるか不明な部分も多いです。

現在のMacラインナップ
  • Mac miniの上位モデルはもう出ないのか
  • iMac上位モデル、iMac Proの可能性も不明
  • Mac Proはどうやら出そう
  • M2マシンは秋以降か

現在の状況としてはこんな感じです。Mac StudioはMac miniやiMacの上位モデル、そしてiMac Proを置き換えたマシン?とも取れなくはないのですが、そのあたりはもうちょっとわかりませんね。

デスクトップMacを狙うならMac Studioは悪くない選択肢

というわけで以上、ざっくりとMac Studioと検討のポイントについて紹介しました。

Mac miniの上位モデル、もしくはiMacの上位モデルがくるだろうと思っていましたが、ある意味Mac miniの上位、そしてディスプレイがそれぞれ出るとは思いませんでした。

M1 Ultraはともかく、高性能なデスクトップMacを検討する人にとってMac StudioのM1 Maxモデルはなくはない選択肢かもしれません。

Mac StudioはすでにApple公式で購入可能です。もし気になったらチェックしてみてください。

今日は以上です。それではまた。

Apple公式

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