こんにちはKoh(@misc_log)です。
Macに合わせるキーボードは好みがあれど、僕はMagic Keyboard(マジックキーボード)が気に入ってます。
2018年3月にスペースグレイのMagic Keyboardが発売されたわけですが、カッコいいなと思いつつも「テンキー付き」に引っかかってずっとスルーしてたんですよね。
ところが数ヶ月前、気の迷いとも呼べる衝動買いを果たしました。
カッコいいな、でもテンキーいらないしな、でもカッコいいなをずっとループしてたので、まあ良かったんですよこれで。きっと、たぶん。
ということで、高級感あるスペースグレイをまとったワイヤレスキーボード「Magic Keyboard スペースグレイ」をレビューします。
Apple Storeではもう販売終了になってしまいました。今買えるのはAmazonなどの在庫のある店舗で、在庫限りだと思われます。
Apple純正ではないMagic Keyboardみたいなキーボードを含め、おすすめのMac用キーボードをまとめてるので、スペースグレイが欲しい人はこちらもぜひ。
Magic Keyboard スペースグレイの特徴
スペースグレイであっても基本的な仕様としてはMagic Keyboardそのものです。
特別な機能を持っているとか、内部構造が違うとか、そういった類のことは一切ありません。ただ、とにかく見た目が圧倒的にカッコいい。これが一番の魅力。
僕はMagic Keyboard シルバー(テンキーなし)を使っていたので、キーの配置が変わって戸惑いはしましたが、使用感としてはそんなに変わりません。
しかし、使う上でのテンションが変わります。
高級感あるスペースグレイがデスク全体の雰囲気を変え、グッと引き締まるような感じ。
そもそもMagic Keyboard スペースグレイは、2017年12月のiMac Pro登場時に付属品として出てきたものです。
当時は単品販売されておらず、50万以上するiMac Proを買わないと手に入らなかったものとあって、メルカリで信じられない値段で販売されてました。
そして2018年3月に単品販売され、2021年6月、iMac Proの販売終了とともにApple公式から姿を消しました。今はAmazonや家電量販店で在庫のある限りで販売されています。
スペースグレイにはテンキー付きしかない
現状発売されているMagic keyboardはテンキーなしとテンキー付きの2種類ありますが、スペースグレイはテンキー付きのみ。
このテンキーは人によって要不要が分かれるところですよね。
僕がずっと買わなかった理由もここにあって、個人的にはテンキーなし派。じゃあなんで買ったんだよって思うかもしれませんが、僕が一番そう思ってます。
ただ、最近経理的な作業でスプレッドシート上への数字入力が多いのと、テンキー付きキーボードをひとつ持っていてもいいかなというのもあり、最終的にはスペースグレイの魔力にやられました。
テンキーが必要かどうかは使い方や慣れの問題によるのでどちらが正解ってことはないですが、数字入力が多い作業をメインとする場合や、動画編集においてテンキーがあると便利みたいですね。
FPSゲームなどでもあったほうが便利って聞きますが、MacでゴリゴリのFPSをプレイするってユースケースはそんなにないのかなと。
テンキーなしと比べるとサイズ感は圧倒的に違います。
1.5倍まではいかないけど、1.3倍くらいはある。
ただ、キーボードはテンキーが絶対に必要という方も多いと思うので、そういった方はスペースグレイMagic Keyboardを積極的に検討できると思います。
Magic Keyboardの良さはそのまま
基本的な仕様はこれまでのMagic Keyboardと同じなので、良さは全て健在です。
様々な特徴を持ったキーボードですが、主なものは大きく分けて3つ。
- Lightningケーブル充電式のワイヤレスキーボード
- 本体の薄さ
- 浅いキーストローク
スペースグレイであってもこれらの特徴はそのまま。
ケーブルレスで使えるワイヤレスキーボードは取り回しがいいのはもちろん、デスク上での美しさがいいですね。
ちなみにペアリングする時のキーボードアイコンもスペースグレイになってました。
充電はLightningケーブルで。
公称値では一度充電すると1ヶ月以上持つそうですが、このように充電しながらでも使用できるのでバッテリーが無くなっても心配ない。
そして本体が非常に薄く、打ちやすさ向上のため角度がつけられています。
僕が持っているキーボードの中からVinpokのTaptekというメカニカルキーボードと高さを比較してみました。
このように大きな違いがあり、一般的にみてもかなり薄い方だと思います。
ちなみに、Magic Keyboardは高さが変えられません。
キーボードによっては高さ調節できたりしますが、それができないので常に同じ高さで使う必要があります。
また、キーストーロークがとても浅い。
MacBook Proなどに搭載されているバタフライキーボードよりは厚みがありますが、それでもかなり浅めのストローク。
人によって大きく好みが分かれる打ち心地ですが、僕はこの打鍵感が心地よくてとても気に入ってます。
また、Magic KeyboardはiPadでもよく使われますが、もちろんそれも可能。
テンキー付きを持ち運ぶのはしんどいと思いますが、デスクでならiPad用キーボードとしても活躍してくれます。
打鍵感や打鍵音
打鍵感や打鍵音に関しても、これまで使っていたテンキーなしシルバーと同じだと思ってたんですが、ちょっと違う気がします。
Magic Keyboardは軽めのキーストロークに「パチパチ」と言った打鍵音が特徴的なキーボードで、そのあたりに大きな違いはありません。
しかし、テンキーなしシルバーと比較すると、スペースグレイの方がキーが少し重めで打鍵音の「パチパチ」に重みがあるというか低音というか・・。
打鍵音を比較したものを動画にしたのでもしよかったら見てみてください。0〜19秒くらいまでがスペースグレイ、20秒〜がテンキーなしシルバーです。
テンキーなしシルバーのほうがパチパチしてませんか?
テンキー付きの方が本体が大きい(長い)ので打鍵感や伝わる音が変わっているだけなのかもしれません。まあよくわかりません。
一番の魅力はやはりスペースグレイカラー
色の好みは人それぞれですが、Appleのスペースグレイって個人的にはぶっ刺さってます。
初めてスペースグレイというカラー名が使われたのは2013年のiPhone 5sあたりだったと思いますが、あんまり好きじゃなかったんですよね。
ところが、使っているうちに完全にスペースグレイの黒魔術にやられました。
キーボード裏側はより暗い色の塗装がされており、表も裏もダークな感じがカッコいい。
もちろんリンゴマーク部分も。
ただ、実はMacのスペースグレイとは微妙に色が違います。例えばMacBook Proと比較するとこんな感じ。
写真で伝わるかわかりませんが、MacBook Proの方が少し薄めのグレーです。
近いのはiPad Proのスペースグレイ。
近いというか同じ色に見えます。
このようにスペースグレイと言ってもデバイスやモデルによって微妙に色が違うので、例えばMacBook Proに合わせたいと思っても全く同じ色ではないので、その点は注意。
黒いLightningケーブルが付属
付属品はシンプルに本体、説明書、Lightnigケーブルのみです。
珍しいのは黒いLightningケーブル。
純正Lightningケーブルは白いものってイメージですが、黒もカッコいい。
黒系デバイスの周辺機器には黒いLightningケーブルが付属しており、Powerbeats Pro(ブラック)に付属していたLightningケーブルも黒でした。
現在のところ、この黒い純正Lightningケーブルは何かの付属品としてでしか手に入らないようで、Apple Storeでも単品販売はしてません。
これを手に入れることができるのもスペースグレイデバイスを買うメリットのひとつ。
Magic Keyboard スペースグレイレビュー:まとめ
Magic Keyboardらしさはそのままにスペースグレイをまとったキーボードですが、やはり見た目のカッコよさが何よりの特徴。
高級感があってスタイリッシュ。使うテンションが大きく上がります。
しかし、スペースグレイというだけでシルバーに比べて価格が2,000円高くなるので、その価格差をどう考えるかは難しいところ。機能的には全く変わらないですからね。
テンキー付きが絶対条件という方も少なくないと思いますし、僕のようにスペースグレイにやられている方はぜひ検討してみてはどうでしょうか。
ちなみに、ブラックアウトステッカーを貼るとめちゃくちゃカッコよくなります。合わせてチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。