こんにちはオガワ(@misc_log)です。
僕はInstaでデスクセットアップ系のアカウントを見るのが好きなんですが、1年くらい前からいろいろなデスクにやたら登場するキーボードがありました。
それがこのNuPhy Air75。
見れば見るほど欲しくなり、その物欲がちょうど高まったときに国内でクラファンのお知らせが。そりゃ買うじゃないですか。
そんなこんなで購入して数ヶ月経ったのですが、やっぱり良いキーボードだったのでレビューしたいと思います。
現在はAmazonなどでも普通に買うことができます。
薄型・メカニカル・おしゃれなデザイン。こんなキーワードにピンと来た人におすすめのキーボードです。
NuPhy Air75はこんなキーボード
NuPhy Air75はNuPhy(ニューフィー)というブランドの薄型ワイヤレスメカニカルキーボード。
ロープロファイルらしいストロークの浅い打鍵感と、レトロな雰囲気ただようこの配色が特徴的なキーボードです。
一般的なメカニカルと同じように青軸、茶軸、赤軸の3種類のスイッチが用意されており、打鍵感の好みに合わせて選ぶことができます。
また、Air75はホットスワップ機能に対応しており簡単に軸を変更することが可能です。
無線以外にも有線で接続することもでき、もちろんMacにもWindwowsにも対応しています。
ざっとスペックを並べるとこんな感じです。
スイッチ | 青、茶、赤 (ホットスワップ対応) |
配列 | US |
テンキー | なし |
接続方式 | 有線・無線 |
バックライト | あり(21種類のエフェクト) |
バッテリー | 2,500mAh(48時間) |
カラー | 1色(別売りグレーキャップあり) |
技適 | あり(国内購入) |
価格 | 13,800円 |
欲しい機能はそつなく備えている割に高くない。コスパのいいキーボードです。薄型が好き、あるいは、深めのキーボードが苦手という人に最適なアイテム。
現在はもう一般販売されています。
NuPhy本家から買うこともできますが技適関係の問題があるので、ワイヤレスで使いたければ国内で買うことがおすすめ。
NuPhy Air75の付属品
まずは付属品から紹介します。付属品は全部で8つ。
- USB-C to USB-Aケーブル(1.5m)
- Windows用キーキャップ
- スイッチプラー(キーキャップを交換する工具)
- 嵩上げの脚
- 滑り止めの脚(替え)
- サンプル的な軸(青、茶、赤)
- 説明書類(技適シール含む)
- レシーバー
結構いろいろ入ってるので主要なものだけ紹介していきます。
まず、嵩上げの脚。これを使うとだいたい1cmちょっとくらいキーボードを高くできます。
この脚はマグネットで背面にくっつくようになってます。この装着方法は珍しいですね。
あとは、サンプルの軸が付属していて、それぞれのスイッチの打鍵感を体験することができます。
僕は赤軸を選んだので赤軸はいらないんですけどね・・、ちゃんと全種類入っているみたいです。
体験版みたいなものですが、Escキーにつけちゃうとか、そういった使い方もアリだと思います。
あとレシーバーがついてるのは好印象。
Air75は全部で4台のマシンに接続できるんですが、内訳は3台のBluetoothと1台のレシーバーという感じになります。
やはりレシーバーを使うほうが接続は安定するので少しでも安定させたい人はレシーバー使用がおすすめです。
NuPhy Air75の本体デザイン・サイズ感・機能
では次に、Air75のデザインやサイズ感、機能について紹介します。
やっぱり目を引くのはこの配色
NuPhy Air75のデザインでやっぱり目を引くのはこの配色。
ホワイトがベースですが、別売りのキーキャップに交換することでグレーに変えることができます。個人的にはこのほうが好み。
Escが淡い緑のような青のようなカラー、面積の大きいスペースキーは目を引くイエロー。そして、Enterは鮮やかなオレンジ。この組み合わせがなんとも言えません。
どこかレトロな雰囲気のあるたたずまいがいいですね。
ちなみに、このキーキャップは一般的によく使われるABS樹脂ではなく、PBTという素材。劣化しづらく耐久性が高いとされてます。
さわり心地もサラサラとしていて気持ちいいです。
高級感あるアルミフレーム
Air75のフレームはプラスチックではなくアルミ製。
プラスチックより重くはなるものの、安っぽくならないのが金属製の良いところ。重厚感や高級感は圧倒的です。
また、サイドフレームにはライトが左右2箇所に設置されてます。
左側はCAPSロック用。ON/OFFが光り方で判別できるようになっています。
右側は電池残量。キー操作をすることで残量を把握できます。
もちろんこのライトは設定でOFFにすることも可能。このあたりは全てクイックガイドに日本語で記載があります。
上部にスイッチとポート
キーボード上部に電源スイッチ、そしてWin/Macの切り替えスイッチがあります。まあこの辺は一般的なつくりという感じ。
同じく上部にはUSB-Cポート。
機能的に特別変わったところはないんですけど、スイッチもUSB-CポートもEscキーと同じ水色にカラーリングされてます。
こういった細かなところまでデザインされているのが好印象でした。
裏面はプラスチック
キーボード裏はプラスチック。内部構造が少し透けているスケルトンデザインになっています。
四隅に脚がついていてこれが滑り止めに。これも水色にカラーリングされていてかわいいですね。
中央には鏡面のパネルがあり、そこのNuPhyのロゴや仕様表示があります。
ただこのパネル、、最初こそカッコいいんですけど傷だらけになるし汚れは目立つしでちょっと残念。
バックライトは21種類のエフェクト!
僕はあんまり興味ないんですが、Air75はRGBバックライトを搭載しています。
21種類のエフェクトから好みの光り方を選べます。もちろんOFFにすることも可能。
写真撮るときには映えるんですけどね、、個人的には日常的に光っていてほしくはないのでOFFにして使ってます。
サイズ感や重量
Air75は横が約315mm、縦が132mmというサイズ感。
縦横のサイズ感的にはそんなに小さいわけではないですが、Air75のウリは薄さ。最も薄いところで約16mm。
もちろん一般的なキーボードであればもっと薄いタイプもありますが、メカニカルキーボードとしては結構薄いほうだと思います。
重量は約550g。
めちゃくちゃ軽い!……わけではないですが、持ち運びもできる重量感ではあります。
一応、こういったケースも販売されているので携帯したい人は合わせて検討すると良さそうです。
NuPhy Air75の打鍵感や使い勝手
さて、では打鍵感や使い勝手を紹介していきます。ちなみに僕は赤軸を選んでます。その前提でご覧ください。
ロープロファイルらしい浅めの打鍵感
まず全体的な印象としては背の低いキーボードらしく、浅めで軽快な打鍵感が特徴的。
軽めな印象はありますが、スカスカというわけではなく程よい反発があり心地いい。「打鍵している」感じがちゃんとあります。
打鍵音はこちらからどうぞ。▼タイピングのところから再生できます。
このあたりはどうしても好き嫌いがあると思いますが、薄め・浅めに抵抗がなければ打鍵感は好きになれるはず。
誰でも使えるキーレイアウト
Air75は75%キーボードなのでそんなに特殊なレイアウトではありません。US配列が大丈夫ならきっと誰でも使えると思います。
上部にファンクションキーもついているし、矢印キーやシフトキーあたりもごく標準的なサイズ。
これが60%キーボードとかになってくると、ファンクションキーが存在しないとか、どこかのキーが極端に小さいとかそういった「特殊な」感じになってきます。
そうなると結構使う人を選ぶというか慣れが必要になってきますが、Air75はごく標準的なキーレイアウトなので、そのあたりは心配ありません。
ただひとつだけ注意点が。Air75は一番右の列にHOMEキーやENDキーなどが配置されています。
つまり、EnterやBSなど一般的には最も端にあるキーが端ではないので、これに違和感を覚える人がいるかもしれません。
タイピングスタイルによっては、Enter押すつもりがHOMEキーも巻き込んじゃって、何かが一番最初に戻る・・・なんてことが発生するかもしれません。
NuPhy Air75の残念なところ
最後にNuPhy Air75の残念なところを紹介します。大きく2つあります。
US配列しかない
海外キーボードなのでしょうがないんですが、JIS配列が存在せずUSしかありません。
海外のキーボードでも超絶人気モデルとか、日本市場に寄せた製品はJISを作ったりしますがAir75はUSのみ。やはり圧倒的にJIS配列派の人が多いと思うので、ちょっと選びづらいですよね。
いっそUSにしちゃうって考え方もあると思いますが、少なくとも数日は仕事にならないので余裕があるときにどうぞ。
バッテリーが弱い
Air75のバッテリーは公称値で48時間と結構短め。1日8時間働いたら6日に1回充電が必要です。
もっと短いキーボードもあるのでそれよりはマシですが、Magic Keyboardなどに比べるとやはり持ちは悪くなります。
まあ、充電しながらでも使えはしますが、ずっとケーブル繋げておくとワイヤレスであることの意味が失われるので難しいところ。
僕の場合は、バックライトもサイドフレームのライトもOFFにして使っているのでもう少し持っているような気がします。
もしバッテリーを少しでも長持ちさせたければ光るものはOFFにするのがおすすめです。
NuPhy Air75 レビューまとめ
以上、NuPhy Air75をレビューしました。
そつなく欲しい機能を備えた優れたキーボードです。最初に言った通りこれで14,000円ならコスパ高いと思います。
ホットスワップなので飽きたら軸を交換できるため長期間使うこともできそう。そういう意味でも優秀です。
とはいえ、とはいえですよ。それだけなら他にも選択肢はあります。やはりこの見た目や佇まいをどう感じるかが一番のポイントになろうかと思います。
このデザイン・見た目が刺さった!という人はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
動画でもレビューしていますので動いているところが見たい人はこちらもどうぞ。
他にもMacに合うおすすめキーボードを紹介してます。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
コメント
コメント一覧 (1件)
ハード面ではとても良いキーボードだと思いますが、
ソフト面では
・FWのアップデートを推奨されるがFWやキーリマッパーが現状Windows版しかない
・その上Macでの使用はファンクションキーにトラブルがあるが上記の理由でサード製のキーリマッパーを使わなければ対応できない(あくまで応急処置)
・オフィシャルは問題を把握しているもほぼ放置
と気軽にMacユーザーに勧めれられないですねこれ…