こんにちはオガワ(@misc_log)です。
Apple Watchはバッテリー持ちが課題。さらに専用充電器が必要。
そんな理由もあって充電系のアイテムが充実しているわけですが、ひとつ持っていると便利なのがドングル型の充電器。
あのPITAKAからもドングル型Apple Watch充電器が登場しました。それがこの「PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongle」。
USB-Cポートに挿すだけで使えるケーブルいらずなApple Watch充電器。持ち運び用にちょうどいいアイテムです。
メーカーよりサンプルを提供してもらったのでどんな製品なのか詳しくレビューします。
PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongleの特徴
「PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongle」は、USB-Cポートに直挿しできるApple Watch用充電器。
全てのApple Watchに対応し、MacBookやiPad、モバイルバッテリーなどUSB-Cポートさえあればそのまま挿して使うことができます。
主な特徴はこちら。
- ケーブルいらずでUSB-Cポートから手軽に充電できる
- 安心のMFI認証品
- フタがマグネット式で失くしづらい
- 特徴的なスケルトンデザイン
やはり最大の特徴は使用における手軽さ。これひとつカバンに入れおけばケーブル付きの充電器を持つ必要はありません。
もちろんMFI認証を取得しているため一定の安心感をもって使うことができます。
PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongleのデザインやサイズ感
レクタングル型のボディにApple Watch用磁気充電器が取り付けられたライトグレーの本体。
パッと目を引くのはこのスケルトンデザイン。内部の構造がわずかに見えるようになっています。
背面にPITAKAロゴ。
キャップがついており外すとUSB-C端子が顔を出します。
このキャップがよくできていて、マグネットでおしりの方へくっつきます。
サイズ感は約5.5cm×4cm。手のひらに握り込めるサイズ感。
重さも約29gと軽量。
ガジェットポーチに入れてもほとんど存在感がないコンパクトサイズ。持ち歩こうという気になります。
PITAKAと言えばカーボンライクな縞模様がおなじみですが、この製品は全く異なるデザイン。内部構造が垣間見えるガジェット感強い見た目が特徴的。
PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongleの使用感
前述の通りUSB-Cポートに直接挿して使えるのがこの製品のいいところ。例えばMacBookでの作業中に充電とか。
バンドを開いた状態だけでなくループ系のバンドでも大丈夫。ただ、バンドによって干渉する可能性はあると思います。
また、iPad ProやiPad miniでも作業中にApple Watchを充電しておくことが可能。寝かせた状態だと使いづらいのでスタンドなどで角度をつけているときに使うほうがいいですね。
個人的に便利だと思うのがモバイルバッテリーとの組み合わせ。
ケーブルがついたものは持ち出すのも使うのも面倒ですよね。充電中のApple Watchもおさまりが悪い。一方でドングル型充電器はスマートで手軽。
Before
After
ケーブルはケーブルで長さが欲しいときには便利ですが、必要ないときは面倒なだけなのでこういった直差し系が手軽です。
実用的な充電速度
Apple Watch Series 6をバッテリー30%から1時間充電してみたところ10分あたり約8.5%くらいの回復量でした。
経過時間 | バッテリー |
---|---|
– | 30% |
10分 | 37% |
20分 | 42% |
30分 | 52% |
40分 | 61% |
50分 | 72% |
60分 | 81% |
ざっくり付属充電器と同じか少し弱いくらいで充電できているので十分実用的。
Apple Watch Series 7は付属充電器が急速充電対応しているため付属充電器を使うほうが充電速度は速くなります。
マグネット式キャップは他にない優れたポイント
そして使っていて便利なのがこのマグネット付きのキャップ。着脱するところを動画にしたのでご覧ください。(マグネットがカチャカチャする音が出ます)
これ何が良いって、キャップのやり場に困らないのが嬉しい。
例えばSatechiの同タイプの充電器はポートむき出し。持ち運ぶ際に何かを傷つけないかとか、そもそもポート折れちゃわないかとか心配になる形状です。
で、Anker製はそこを解決するためにキャップがついたわけですが、これ絶対失くすじゃないですか。やり場に困るんですよね。
これらの問題をマグネット付きのキャップにすることで解決したのがこの製品。これはいいアイデアですね。細かいところですが使い勝手を左右する優れたポイント。
iPadでの使用は注意点もある
iPadで使っていてちょっと気になることがあったんですが、スリープ時に充電をやめてしまう場合があります。
iPad Proでもminiでも同じで、iPadがスリープ状態になり数秒から数分経過すると給電をやめてしまいます。再現性100%ですが再現するまでの時間にバラつきがある感じ。
この現象、Ankerのやつでも試してみたんですが発生しますね。そういうものみたいです。これまで気が付きませんでした。
ちなみにMacBook Proではこのような問題は発生しません。スリープ中でも充電可能。
また、モバイルバッテリーだと僕が試す限りこの現象は発生しません。ただし、メーカーによって仕様が異なるので全部大丈夫かは不明。
一応この件はメーカーに対してフィードバックをしておきました。
というわけで、作業しているときはいいんですがちょっと放置してiPadがスリープになると充電されなくなるため注意してください。
ポートを潰す可能性
注意点がもうひとつあって、やはりどうしても他のポートを潰しちゃいます。このドングル型充電器はどれもだいたい同じことになります。
例えばMacBookだと隣のポートを必ず潰します。
両側にポートのあるMacBookならまだしも、M1 MacBook Air / Pro、そして、2020年までのMacBookの下位モデルは片側にしかUSB-Cポートがありません。つまり、この充電器を使うとポートを全て塞ぎます。
また、USB-Cハブを経由させたとしても形状的にやはり何らかのポートが犠牲になると思います。
このデメリットは直挿し系の宿命ですね。ケーブルレスで扱いやすいこととのトレードオフです。
というわけで、組み合わせるデバイスには多少気を使う必要があります。
他製品とどれを選ぶ?
上記でも少し紹介した通り、このタイプの充電器は先行してSatechi、Ankerといった強メーカーからも出ています。
これらはどれも充電性能に大きな違いはなく出来ることは同じ。ただ、AnkerだけはUSB-Aタイプを展開してるのでUSB-Aで使いたければAnker一択。
その他、使い勝手も基本的には一緒なんですがマグネット付きキャップはPITAKA製だけ。キャップ付きが欲しい人にとってはとても使いやすいはず。
あとはもう基本的には見た目の好みですね。好きなデザインのものを選べば後悔はないと思います。
ただ、、どうしても気になるのが、PITAKA製の価格の高さ。約6,500円します。Ankerだと約3,500円、Satechiでも約4,400円なのでかなり強気の価格。
いく見た目が気に入ったとしてもここまで価格差があるとさすがに選びづらいと個人的には思いますね。これはもう少し安くして欲しいところ。
ちなみにこの製品は、今後発売予定のPITAKA MagEZ Sliderという製品と連携できるようです。
具体的にどのような製品で使い勝手がどう変わるのかはまだ不明ですが、複数の製品を連携するエコシステムの一部となり全体として便利みたいな付加価値が加わるのかもしれません。
PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongleレビューまとめ
以上、PITAKA Apple Watch充電器 Power Dongleをレビューしました。
ケーブルレスで手軽に使えるのがこの充電器の良いところ。マグネット付きキャップなど他にはないアイデアも取り入れた製品です。しかし、価格が高いのがネック・・。
最後に良いところ残念なところをまとめます。
というわけで、もし気になったらぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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