こんにちはKoh(@misc_log)です。
「これを待ってた」というUSB-C PD充電器がSatechiから登場しました。
PD対応のUSB-Cポートを2つ備え、それぞれ最大60Wと18Wという高出力、さらにUSB-Aも2つ備え、合計4ポート接続できる「かゆいところに手が届いた」充電器。
個人的には、この充電器によって「出来るようになること」がぶっ刺さっており興奮してます。
興奮の理由も含め、MacBook ProもiPad ProもiPhoneも同時充電可能な「Satechi 75W Type-C トラベルチャージャー」をレビューします。
Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャーの外観・デザイン
Apple製品と相性抜群な周辺機器ブランドSatechiの製品とあって、この充電器もおしゃれでカッコいい。
Satechiさんからレビュー用にひとつ提供してもらいました。
Macとよく合うアルミ製が多いSatechiですが、本製品はアルミではなくアルミ風。
PSE認証のため、耐熱性などを考慮した結果なのかなと思われます。
同梱されているものは下記の通り、説明書、充電器とACをつなぐケーブル、充電器本体の3点。
充電器前面は4つのポートが接続できるようになってます。
これですよ、これがすごいんです。
- USB-C 60W × 1
- USB-C 18W × 1
- USB-A 12W(合計) × 2
このように高出力USB-Cを含めて4ポート接続可能。
こういうのなかったんですよ。
最近ようやく複数USB-Cが接続できる充電器が販売され始めていますが、オーバースペックでサイズが大きかったり、価格が高かったりで、「そうこれこれ!」という感じじゃなかったんですよね。
「Satechi 75W Type-C トラベルチャージャー」は約223g程度と、このタイプの充電器にしては軽い。
iPhone XS Maxと並べるとサイズ的にはこのくらい。
手のひらに入ってしまうほど小さくはないですが、片手で余裕で持てるサイズ。
このように、デザインはさすがSatechi。
Macにマッチするスタイリッシュで洗練されたデザインです。
Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャーの特徴・機能
ではこの「Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャー」があると何がそんなに嬉しいのか。
僕は一体何にそんなテンションが上っているのか説明したいと思います。
複数の充電器がたった1台に置き換わる
これが何かわかるでしょうか。
そうです、Apple純正の充電器です。
具体的にはMacBook Pro 13インチ、iPad Pro、iPad miniなどについてくる付属充電器。
これら4つの充電器と「Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャー」1つがほぼ一緒。
つまり、これらの充電器が1台に「置き換わる」という事です。
複数のポートを持った充電器ならこれまでもたくさんありました。
僕が旅行や出張に行く際に持っていくのはこちら。
最大30WのUSB-Cが1つ、USB-Aが4つの「PowerPort I PD – 1 PD & 4 PowerIQ」です。
良い充電器なのですが、USB-Cが1つで最大30Wという点がちょっと心もとなかったんですね。
僕の使い方としては、MacBook Pro 13インチなら30Wでも充電可能なので、MacをUSB-Cポートで充電してます。
それでUSB-Cポートは塞がるので、iPad ProやiPad mini(第5世代)、iPhoneなどPDで充電できる端末をUSB-Aポートで充電しなければならなかったんです。
USB-Aだと非力なので、もっと高出力で充電したいという不満がありました。
この問題を解決したのが「Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャー」です。
サイズも今まで使っていた充電器より一回り小さくなりました。
必要なデバイスを必要な電力で充電できる
上記の通り、複数デバイス用充電器はあったものの、出力に不満をもっていたというのがこれまでの状況です。
「Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャー」は主に下記のような使い方が可能。
USB-C 60Wポート | MacBook / Pro / Air / iPad Pro / その他ラップトップ |
---|---|
USB-C 18Wポート | iPad Pro / mini(第5世代)/ iPhone 8以降 / 主要Android端末、タブレットなど |
USB-Aポート | iPhone / Apple Watch / AirPods / etc.. |
それぞれが、必要な電力か、それ以上の電力で充電できます。
これが嬉しい。
実際に、このうちいくつかのデバイスを充電してみます。
使用したUSB-Cケーブルはこちら。
MacBook Pro 13インチ
MacBook Pro 13インチ付属の充電器は61W。
「Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャー」の60Wポートがバッチリ。
付属充電器と同等の約57W程度で充電可能。
考えつく限りの負荷をかけてみましたが、正常に充電できました。
MacBook Pro 15インチでも60Wあれば充電可能だと思いますが、高負荷な作業時は怪しいかもしれない
iPad Pro 2018 11インチ
iPad Pro 2018 11インチの付属充電器は18W。
「Satechi 75W デュアル Type-C トラベルチャージャー」の18Wポートがドンピシャ。
約16W出ているのでやはり付属充電器とほぼ同等に充電可能。
iPad Proはもっと高出力でも充電できるので、「Satechi トラベルチャージャー」の60Wポートに接続してみます。
約26Wも出てます。これはかなりの充電速度が期待できますね。
iPhone XS Max
iPhoneは8以降ならPDによる急速充電が可能です。
ただ、現iPhoneだと18Wが上限値のため18Wポートで充電してみます。
約16W出てます。
これだけのW数で充電できれば80%まで1時間くらい、満充電までは2時間程度だと思います。
iPhoneは付属充電器が弱すぎるので、iPhone XS Maxだと0から満充電まで3時間以上かかるので、それに比べると爆速ですね。
※USB-C to Lightningケーブルが必要になります。そのあたりはこちらで詳しく書いてます。
もちろん一般的なLightningケーブルでもUSB-Aポートを使えばiPhoneを充電できます。
約8Wと、付属の5W充電器よりは全然出ますね。
全部ポートを使用した場合のUSB-C出力
最後に「Satechi トラベルチャージャー」の全ポートを使った時にUSB-Cポートからどのくらい出力が出るかを試してみます。
USB-Aポートにはそれぞれ、iPhoneとAndroid端末を充電してます。
この状態でUSB-Cの60WにMacBook Pro、18WにiPad Proを接続。
MacBook Proは1ポート使用時よりはさすがに下がってますが、なぜかiPad Proは上がってますね。
まあもちろんこの辺りは、端末の充電状態やMacの使用状況によっても変わってきますので参考までにという感じ。
Satechi 75W Type-C トラベルチャージャーレビュー:まとめ
複数USB-C接続可能な充電器がようやく出てきたものの、オーバースペックで重かったり、個人的にはどうもしっくり来ませんでした。
「Satechi 75W Type-C トラベルチャージャー」ならちょうどいい出力で充電可能。
サイズも程よく、価格もおさえられる。
ただ、MacBook Pro 15インチのように80W程度の出力が必要になるようなマシンの場合、高負荷時に充電が怪しくなる可能性があります。
僕と同じように、MacBook Pro 13インチ(もしくは何らかのラップトップ)とタブレットなどのPD対応しているデバイスを「適切な電力で同時充電したい」という人にぶっ刺さる充電器だと思います。
デスク据え置きで使ってもいいですが、僕の場合は旅行や出張などに欠かせないアイテムになりそうです。
気になったらぜひチェックしてみください。
今日は以上です。それではまた。
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