こんにちはオガワ(@misc_log)です。
MacBookに限らずPCを使うにあたって必需品クラスの周辺機器といえばUSB-Cハブですが、Satechiから2.5Gの有線接続に対応したものが出てきました。
8K@60HzのHDMI、USB-C、USB-A、イヤホンジャック、さらに2.5Gに対応した有線LANなど、合計6ポートを搭載したつよつよハブです。
Satechiからサンプルを送ってもらったので、一体どんな性能を持っているのか詳しく紹介していきます。
なかなか評価が難しいなあと思うところなのですが、2.5Gの爆速有線LANなどハイスペックなタイプが欲しい人におすすめかなと思います。
Satechi USB4 マルチハブ 6-in-1の特徴やポート、スペックを見ていく！
おしゃれSatechiのハブとあって今回の製品もおしゃれなんですが、いつものテイストとはちょっと違います。
Satechiといえばアルミで角張ったデザインというイメージですが、今回は樹脂製で丸みがあるデザイン。
これはこれでいつもと違うイメージで個人的には好印象。やっぱり洗練された感はどうやっても溢れ出ちゃうのがSatechiのすごさ。
サイズ感的には6ポートとしてはちょっと大きめ。7ポートあたりのハブとだいたい同じサイズ感です。
ハイスペックHDMIや有線LANを備えているため発熱のことを考えると、このくらいのサイズ感にせざるを得なかったのかなという感じ。
背面は排気口が備えられていて、このあたりも排熱のことを考えて設計されている感じですね。
備えているポートの一覧はこちら。
ポート一覧
| USB-C | 充電用 × 1ポート（最大100W） データ用×1ポート（最大10Gbps） |
| USB-A | 1ポート（最大10Gbps） |
| HDMI | 1ポート（最大8K@60Hz） ※macOSは4K@60Hzまで |
| SDカード | × |
| Micro SD | × |
| 有線LAN | 1ポート（最大2.5Gbps） |
| オーディオジャック | 1ポート |
どのポートも全てハイスペックで文句のない仕様。
残念ながらUSB-Cでのモニター出力には対応してませんが、充電用USB-Cは100W（ハブに15W取られるのでMacへの給電は85W）の高出力、もうひとつのデータ用USB-Cは10Gbpsの爆速ポート。
またUSB-Aも同様の10Gbpsポート。
全体的にハイスペックポートが並びますが、その一方でSDカード系がありません。そのため、Mac側にSDスロットがないM1、M2 MacBook Airあたりだとちょっと注意が必要。MacBook AirでSDを使うなら他のハブがいいですね。
基本どんなMacでも使えるのですが、SDカードのことを考えるとMac側にスロットのあるM1 / M2（ Pro / Max）MacBook Proあたりがマッチします。
ただ、、HDMIの8K60HzはmacOSでは対象外となり4K60Hzまでとなります。くれぐれもご注意ください。
そういう意味ではなんとなく、Windowsマシンの方が適しているんじゃないかなと思う仕様でした。
Satechi USB4 マルチハブ 6-in-1の良いところと残念なところ
デザイン・スペックとも特徴的なUSB-Cハブですが、個人的に良いと思ったところ・残念だなと思ったところを紹介します。
良いところはやはりスペックの高さ。隠れたメリットも。
なんと言ってもこのハブは8K60HzのHDMIと2.5GBの有線LANを備えているのが最大のポイントであり、他のハブにほとんどない差別化ポイントです。
残念ながらmacOSでは4K60Hzまでに制限されてしまいますが、Windowsマシンにおいては性能を最大限活かせます。
また、2.5Gの有線LANも見逃せないところ。最近は1G以上の契約も増えてきてますよね。ネット回線を余すところなく使い倒すにはやはり有線。残念ながら我が家は1G未満の契約なのですがMacは有線で使ってます。
また、他にも全体にポートスペックの高さが際立ちます。通常ならデータ通信5Gbpsのポートが混ざっていても良さそうですが、データポートは全部10Gbps。外付けSSDなどを爆速で運用できます。
そしてもう1点隠れた良いところが、有線LAN以外のポートの向きが揃っているところ。
ハブの左右にポートがあるとあちこちからケーブルが伸びるので狭い場所だと運用しづらいもの。
その点このハブは片側にしかポートがないのでケーブルがひとつの方向にまとまります。これがなかなか珍しい。あまり意識されないところかと思いますが、使い勝手を左右する重要なポイント。
残念なところは汎用性の低さか・・・
一方で残念かなと思うのは、スペックの高さゆえに結構人を選ぶであろうということですね。
MacだとHDMIが4K60Hzまでになってしまうし、そもそも8Kモニターを持っている人もそんなに多くはないはず。
また、2.5Gの有線LANを使いたいなら問答無用で買いなんですが、増えてきたとはいえ回線契約が1GB以上の人ってまだまだ絶対数としては少ないでしょう。
そのあたり、現状だとそこまで多くの人に刺さる仕様ではないかなというのが正直なところ。
とはいえそこは、そういったスペックを必要とする人が選べばいいだけのこと。そこまでのスペックが必要なければSatechiには他のラインナップもたくさんあるので、あくまでもひとつの選択肢として存在しているわけですね。
汎用性でいうと個人的にはこのあたりとてもおすすめです。特にMacBook Air勢。
こちらで詳しくレビューしているので気になる人はぜひご覧ください。
他にもUSB-Cハブのおすすめはこちらでまとめています。
Satechi USB4 マルチハブ 6-in-1 レビューまとめ
以上、Satechi USB4 マルチハブ 6-in-1をレビューしました。
8K60HzのHDMI、2.5Gの有線LANなどなど、次世代のスタンダードをガツンと搭載してきたハイスペックUSB-Cハブです。
その一方で、オーバースペックになってしまうケースも多いと思うので、自分に合うと感じた人に選んでもらいたいなと思います。
ハマる人にはハマるUSB-Cハブだと思うので、スペックが気になった人はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
コメント