こんにちはKoh(@misc_log)です。
MacBook ProやAirを使うにあたりまず用意したいUSB-Cハブ。ハブがあれば様々な周辺機器をMacに接続できます。
せっかくハブを使うなら性能はもちろん見た目もカッコいいものが理想的。それを叶える製品といえばこれ。
MacBook Pro/Airに直挿しするタイプの人気USB-Cハブ「Satechi Type-C アルミニウム Proハブ」です。この記事でどんなものなのか詳しくレビューします。
機能的なだけでなくデザイン性の高いハブを探している人はぜひ参考にしてください。
ちなみに、MacBookに直挿しするタイプであるため適合しないと言いますか、使用上注意が必要なMacBookが存在します。
- M1 Pro MacBook Pro
- M1 Max MacBook Pro
- M2 MacBook Air
これらのMacでも使うことは可能ですが下記の写真のようにMagSafeを潰しちゃいます。そこはご注意ください。
Satechi Type-C アルミニウム Proハブの特徴
優れた機能とデザインで人気のSatechiから販売されているMacBook Pro/Air用USB-Cハブ。
まずは、どんな製品なのかざっと特徴を紹介します。
豊富な7ポートを搭載
MacBook Pro / AirのUSB-Cポートを「2つ」使用して接続する2個挿しタイプのUSB-Cハブ。
対応しているのは2016年以降のMacBook Proと2018年以降のMacBook Air。USB-Cポートがあるモデルです。
備えているポートは全部で7つ。
USB-A 3.0 | 2ポート |
USB-C | Thunderbolt 3 × 1 非Thunderbolt 3 × 1 |
HDMI | 1ポート (最大4k@30Hz) |
SDカード | 1ポート |
MicroSDカード | 1ポート |
有線LAN | × |
Thunderbolt 3をそのままパススルーできるポートを備えているのが特徴的。
4Kモニターを60Hzで映像出力できるのはもちろん5Kモニターへも出力可能。さらにデータ転送も超高速最大40Gbps。加えて、MacBook Pro/Airを最大87Wで充電可能です。
他にもUSB-Aポートが2つ、HDMI、SDカードなどなど、主要なポートは網羅してます。自宅・オフィス・外出先など、どのシーンでも活用できるアイテム。
有線LANはないので有線がほしければこちらがおすすめ。ほぼ同じ仕様で有線LAN付きです。
機能とデザインを兼ね備えたハブ
Satechiと言えば機能だけでなくデザイン性の高さが優れた特徴。僕は様々なUSB-Cハブを持ってますが、「使用時の美しさ」という点だとこのハブが最強。
ケーブルがなく直挿しするタイプなので見た目がスッキリ。
質感がMacBookにとてもマッチするので「純正アクセサリーかな?」と思うほど。
今回紹介しているのはスペースグレイですが、他にもシルバー、ゴールドの全3色展開。MacBookとカラーを合わせるとよりマッチします。
このハブは基本的にMacBookの左側につけることが想定されおり、端子が右側を向いている状態が「表」です。
右側にもUSB-Cポートを持つ一部のMacBook Proでも使用は可能ですが、右側につけると各種認証の仕様表示があるため若干印象が変わります。
機能的にはどちら側に接続しても変わりません。しかしMac右側だとイヤホンジャックを潰しちゃいます。右側使用を検討している人は注意してください。
というわけで、特別な理由がなければMacBookの左側につけるのがスタイリッシュ。
重量は約40g。ガジェットポーチに入れての持ち運びも余裕。
長さは約11cm程度。かさばらない・・とは言い切れない長さではありますが備えているポートにしてはコンパクト。
サイズ感といい、見た目といい、MacBookとの一体感がとても美しい。使うテンションを超絶上げてくれるUSB-Cハブです。
Satechi Type-C アルミニウム Proハブの機能・ポート
「Satechi Type-C アルミニウム Proハブ」のポート構成は画像の通り。
HDMIの場所がわかりづらいですが、ハブの上部に独立して接続できるようになってます。
各ポートの主な使用用途をまとめてみました。
ポート | 主な使用用途 |
---|---|
Thunderbolt 3 | 最大5K、または4K@60Hzのビデオ出力、87Wパススルー充電、40Gb/sの高速データ転送など |
USB-A(3.0) × 2 | USBメモリ、外付けHDDなど様々な周辺機器との接続、充電など |
USB-C | 最大5GB/sのデータ転送など |
カードリーダー | MicroSDやSDカードから最大104MB/sのデータ転送 |
HDMI | 1080P@60Hz、4K@30Hzのビデオ出力など |
ひとつひとつのポートを簡単にみていきます。
USB-Cポート
USB-Cポートは2箇所ありますが上部側にあるのがThunderbolt 3をパススルーできるポート。
MacBook Proに最大87W充電、5Kまたは4K@60Hzのビデオ出力、40Gb/sの高速データ転送も可能な最強ポートです。
もうひとつのUSB-Cポートは最大5GB/sでのデータ転送が可能で、何らかのストレージ的なものとのデータ転送に使えます。
USB-Aポート
USB-Aポートは2つ。どちらもUSB3.0なので最大5Gbpsでデータ転送可能です。
iPhoneや外付けストレージとのデータのやりとりなど、まだまだ現役のUSB-A機器を接続できます。
基本的にはデータ転送用ポートとなるのでデバイスの充電には不向き。とはいえ、微弱な電力は流れているためAirPodsやApple Watchなどの小型デバイスを充電することは可能です。
SDカードリーダー
あとはSD/Microカードリーダーもついてます。
もちろん正常に動作するんですが、使用するときの「向き」に注意が必要。
前述の通り、このハブはMacBookの左側接続を想定されたものですが、それだとカードの向きを「裏側」にしないと挿せません。
なんでこうなってるのかわかりません。他のハブでもこうなってるものがあったので、そういうものなんでしょうきっと。
HDMIポート
HDMIは独立して上部に接続できるようになっており、その他ケーブルとわちゃわちゃせず接続できます。
何らかのポートとポートの間にHDMIがあったりすると隣に干渉することがありますが、このハブならそういったこととは無縁。気兼ねなく使えます。
Satechi Type-C アルミニウム Proハブの残念なところ
最後にこのSatechi Type-C アルミニウム Proハブの残念なところを2つ紹介して終わります。
Thunderbolt 3対応ポートが実質充電のみになる
前述の通りこのハブにはUSB-Cポートが2つあり、片方がThunderbolt対応ポートです。画像を再掲します。
このThunderbolt対応ポートは4K60Hzモニターや最大40Gbpsの高速データ転送に対応しています。しかし、MacBookへの給電もこのポートからしかできません。
このハブはMacBook Pro / AirのUSB-Cポートを「2つ」使用して接続する2個挿しタイプなので、MacBook側のポートを全部埋めちゃいます。
もうおわかりかと思うのですが、ハブ側のUSB-Cポートがモニター出力や高速データ転送に対応していても、そのポートでしか充電ができない以上、実質的に充電専用ポートになってしまうわけですね。
左右にUSB-CポートのあるMacBook Proならともかく、片側にしかないMacBook Pro / Airで使う場合はそのことを把握しておく方がいいでしょう。
ケーブル抜き差し時は注意しながら
このハブというより、直差しタイプ共通の残念なところ(というか、注意点)なんですが、ケーブル類の抜き差しをする際は「ハブ」をしっかり持たないとハブごとMacから抜けます。
それでも構わないときなら良いんですが、データ転送中に意図せずハブが抜けると大変なことになるかもしれません。データ転送中は触らないほうが無難です。
あと、ハブに対し無理な力をかけないこと。
MacBookに直挿ししているため、無理な力をかけるとハブだけでなくMac側の端子をどうにかしてしまうかもしれないので注意が必要。
直差しタイプは全部そうですが使用時は丁寧に扱いましょう。
その他の選択肢は?
「やっぱりケーブル付きタイプのハブも検討したい」と思った人にはSatechi V2 マルチ USB Type-Cハブというケーブル付きタイプもあります。こちらも人気のハブ。
詳細レビューもしてますので合わせてどうぞ。
また、他にもMacBook Pro / AirのおすすめUSB-Cハブをこちらでまとめています。他になんかいいのないかな?という人はぜひご覧ください。
Satechi Type-C アルミニウム Proハブ レビューまとめ
以上、Satechi Type-C アルミニウム Proハブをレビューしました。
豊富なポートと使い勝手の良さ。加えて高いデザイン性を持った優れたUSB-Cハブです。
安くないアイテムですが、機能だけでなくMacBook Pro/Airとのデザイン的な統一感も楽しみたい人におすすめ。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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