こんにちはオガワ(@misc_log)です。
iPhone 12シリーズから搭載された新機能であるMagSafe。iPhone 13やiPhone 14においてももちろん利用可能です。
iPhoneの背面に内蔵されたマグネットにより「何かをくっつける」ことができるようになり、この機構を使った様々な周辺機器やアクセサリーが発売されています。
というわけで、この記事では僕が実際に使用した良かった&気になるMagSafeアクセサリーをまとめました。
もちろん上から見てもらってもいいですし、カテゴリ分けしてみたので気になるところからでもお好みでご覧ください。
結構いろいろなものが発売されているので、ぜひチェックしてみてください。
MagSafeとは?
まず簡単にMagSafeとはどんなもので、どんな良いことがあるのかを解説します。不要な人は飛ばしてください。
MagSafeとは、端的に言うと「iPhoneの背面に磁石入れといたよ」ということです。マグネットで様々なものをくっつけて使うことができます。
「MagSafe = 充電」と捉えがちですが「MagSafe = 規格」であり、充電とは直接関係ないMagSafe対応アイテムもたくさんあります。例えば、ウォレットやカメラ周りのアクセサリーなどなど。
というわけで、新たな周辺機器・アクセサリーカテゴリの「始まり」になるであろう規格がこのMagSafeです。
MagSafeには主にこんなメリットがあります。
- 付け外しができる
- 高出力なワイヤレス充電ができる
付け外しができる
マグネットなので付けたり外したりができるわけですが、その”付け外しができる”ことそのものが大きなメリット。
例えば、Apple純正レザーウォレットは、普段はカードを収納して使い、ワイヤレス充電時はウォレットを外すという使い方が可能。
従来、こういったアクセサリーはiPhoneの背面に両面テープ的なもので貼り付けて装着するものが多かったため、ワイヤレス充電は実質捨てるしかなったわけです。
しかし、MagSafeはいつでも外すことができるので、何かの機能を犠牲にすることなく周辺機器やアクセサリーを使えるのが大きなメリットです。
高出力なワイヤレス充電ができる
MagSafeによりくっつける充電が可能になったわけですが、従来のワイヤレス充電より高出力な充電が行えるようになりました。
従来のiPhoneは7.5Wまででしたが、MagSafeにより15Wまで対応。単純に充電スピードが速くなります。
Androidデバイスはすでに高出力なワイヤレス充電を可能にした端末がありますが、iPhoneもようやく7.5Wを脱出しました。
ちなみに、最大15W充電を行うためにはMagSafe対応した専用の充電器が必要になります。従来のワイヤレス充電器でも充電はできますが15Wにはなりません。
MagSafe対応おすすめアクセサリー・周辺機器:充電器・充電スタンド
では、まず充電器や充電スタンドなどのMagSafeアクセサリから紹介します。
Apple純正 MagSafe充電器
MagSafeといえばこれがないと始まらない。貼り付けて充電するタイプのワイヤレスMagSafe充電器。
結構強力な磁気によりお互いが吸着するので、充電中にズレたり外れたりしないのがメリット。
最大のメリットは、従来のワイヤレス充電(7.5W)の2倍である最大15W充電が可能なところ。より速く充電できます。
ゲームをプレイしながらワイヤレス充電することも可能に。
最大15W充電には20W以上のアダプタが必要になります。Apple純正アダプタだとこのあたり。
もちろん純正じゃなくても大丈夫。Anker PowerPort III Nano 20Wあたりが小さくて使いやすいのでおすすめ。
最大20Wで充電するための条件はAppleのサポートドキュメントに記載があるので気になる人はチェックしてみてください。
MagSafe対応iPhoneを持っているならひとつは持っていたい充電器です。
MagSafe充電器の詳細レビューはこちら。
NOMAD MagSafe Leather Cover
こちらはNOMADの純正MagSafe充電器用のレザーカバー。純正充電器にかぶせて保護しつつ雰囲気を上げるアイテム。
純正のMagSafe充電器をかぶせるだけでレザー化してしまう、見た目にフルベットしたアイテム。
金属系の見た目が嫌だ、あるいは、飽きたという人におすすめ。
Satechi USB-C マグネティックワイヤレス充電ケーブル
Apple純正以外にもこういった充電器もあります。こちらは15W充電ができず7.5Wになりますが見た目がカッコいいマグネットタイプの充電器。
さすがSatechi製。製品のクオリティが素晴らしく高い。
基本的にできること言えばMagSafe充電器のように使えるというだけにはなりますが、スペースグレイでおしゃれ、見た目だけで言えば個人的には純正以上かなと思ってます。
別売りのマグネットステッカーを使うことでiPhone 11シリーズやMagSafe非対応ケースをつけたiPhone 12&13にも対応。
7.5W充電でも十分実用的ではあるので、Apple純正のMagSafe充電器高いよ!って人はチェックしてみてください。
Belkin MagSafe 3-in-1 & 2-in-1ワイヤレス充電器
複数デバイス同時充電できるMagSafe対応したBelkin製のスタンド型ワイヤレス充電器。
下記の2タイプが存在します。
- iPhone、AirPodsの2デバイス用
- iPhone、Apple Watch、AirPodsの3デバイス用
Belkin製品とあってクオリティが高くインテリアのようなデザインが特徴的。
また、本製品は「ちゃんとしたMagSafe対応」しているためiPhone 12&iPhone 13シリーズを15Wで充電可能。純正以外でこれが出来る機種は他にほとんどないのでかなりレアです。
デバイスを一箇所にまとめて充電できるため、使い勝手もよく見た目もスマート。
Belkin製とあって価格的には高めですが、充電性能に加えインテリアにもなるカッコいいMagSafe充電器です。
3デバイス用
3デバイス用の詳細レビューはこちら。
2デバイス用
2デバイス用の詳細レビューはこちら。
Satechi 3-in-1 マグネットワイヤレス充電スタンド
こちらも上記のBelkin同様にiPhone、Apple Watch、AirPodsの3台を同時充電できる3in1スタンド。
大きな特徴はこのスタイリッシュで洗練されたデザイン。Belkinもおしゃれな外観を持っていますが、こちらはさらにおしゃれ。
しかし残念ながらiPhoneの充電性能は15WのMagSafeではなく7.5W。そのためBelkinよりは充電速度が劣ります。計測した結果はこちら。
Satechi | Belkin | |
---|---|---|
– | 0% | 0% |
10分 | 5% | 11% |
20分 | 14% | 21% |
30分 | 22% | 30% |
1時間 | 47% | 52% |
充電性能はごく標準的な機種ですがこのくらいの速度が出れば十分実用的。普段の充電は全然問題ないと思います。
Satechiらしいアルミとステンレスが美しすぎる充電スタンド。充電速度は並でいい、デザインにこだわりたい!という人におすすめ。
こちらでより詳細にレビューしています。
ノーブランドのMagSafe充電スタンド
こちらはApple純正MagSafe充電器をはめて使うスタンド。
このようにMagSafe充電器をはめ込んで使います。
1,000円しないような激安スタンドですが普通に使い勝手がいいです。コスパよ。
高級感はないですがとりあえずスタンドが欲しいならかなり活躍するアイテム。
Grovemade Wood MagSafe Dock
超絶おしゃれなブランドGrovemade製のMagSafeスタンド。こちらも純正充電器設置するタイプ。
さすがGrovemade製品。見た目が最強にカッコいい。ウォールナットの質感と金属の重厚感がデスクに最高の雰囲気をもたらしてくれます。
iPhoneがおさまる姿も美しい・・。
海外サイト購入となり、送料もなかなかかかるので買いづらいのがネック。しかし、モノは間違いありません。雰囲気づくりにこだわりのある人におすすめ。
MagSafeスタンドは他にもいろいろあるのでこちらでおしゃれなものを中心にまとめてます。気になる人はぜひチェックしてみてください。
MagSafe対応おすすめアクセサリー・周辺機器:モバイルバッテリー
お次はモバイルバッテリー。iPhoneの背面にくっつけるだけなので超絶手軽な運用が可能です。
Anker PowerCore Magnetic 5000
こちらはAnkerのマグネット式モバイルバッテリー。
MagSafe対応というより、「マグネット + Qi」のモバイルバッテリーなので最大15Wでの充電はできず、5Wになります。
充電速度はかなり遅い上に、mini以外のiPhoneは1回充電することができません。ハッキリ言って充電性能は弱いです。
しかし、充電の手軽さでいうと最強です。くっつけるだけ。ケーブルもいらないし、持ったまま使うことも可能です。
この手軽さが便利すぎて、僕は普通のモバイルバッテリーではなく、MagSafeモバイルバッテリーを2個持ち歩くという使い方をしてます。
充電速度ではなく、使い勝手、Ankerという安心感に価値がある製品です。
Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)
上記の新型にあたるAnker製モバイルバッテリー。
前モデルとの違いは充電速度。こちらは7.5Wで充電できるため、より高速になりました。また、簡易スタンド機能もついています。
一見すると前モデルより全てにおいて優れていそうなのですが、その分価格が高くなってます。また、mini系のiPhoneだと少しはみ出すような感じになります。
前モデルと比較した充電速度はこんな感じ。
経過時間 | 新型 | 旧型 |
---|---|---|
– | 0% | 0% |
10分 | 5% | 4% |
20分 | 15% | 9% |
30分 | 23% | 15% |
1時間 | 41% | 30% |
1時間30分 | 58% | 46% |
2時間 | 68% | 62% |
2時間30分 | 77% | – |
2時間52分 | 80% | – |
3時間20分 | – | 86% |
- 新型 → 約2時間52分で80%まで充電しバッテリー切れ
- 旧型 → 約3時間20分で86%まで充電しバッテリー切れ
モバイルバッテリーとしての容量は前モデルと変わらず。速度はトータルで約30分程度は速いため、少しでも充電速度を優先したければ新型がおすすめ。
価格を優先するなら前モデルがおすすめです。
僕は様々なMageSafe対応モバイルバッテリーを使ってきたのでどれが一番良かったのかランキングにしています。ぜひ合わせてご覧ください。
MagSafe対応おすすめアクセサリー・周辺機器:ウォレット・スマホスタンド系
次に、ウォレットやスタンド系などのアイテムを紹介します。
Apple純正 MagSafe対応iPhoneレザーウォレット
こちらもiPhone 12シリーズと同時に発売され話題を集めたカード収納ウォレット。
現在Apple Storeで販売されているものはiPhone 13と同時にリニューアルされ「探す」アプリに対応しています。どこかでもし落としても探すにより追跡可能という優れもの。
- 発売日:発売中
- 価格:約7,500円(税込)
充電などの機能は同然なく、「ワイヤレス充電するときは簡単に取り外せるよ」ということを売りにしたウォレット。
クレジットカードを含め、磁気を帯びたカードを収納することを想定し「シールド機能」も備えているようなので、恐れることなく様々なカードを入れても仕様上は問題ないよう。
クレジットカードなら3枚まで入れることができ、普段は電子決済がメインだけと物理カードを1枚くらい持ってないと不安みたいな状況に対応できます。
まあでも3枚もクレカいらないと思うので、クレジットカード1枚、免許証、折りたたんだ現金の組み合わせが便利だと思います。
ただ、個人的に結構微妙だなと思うポイントが2点あって、
- ウォレットにカードを入れたままタッチで使うことができない
- カードを出すときにはウォレットを外す必要がある
これがとても残念。詳しくはこちらでレビューしてます。
MagSafe対応MOFT
あのMOFTがMagSafe対応を果たして登場。
スマホスタンド、スマホリング、カードケースと1つ3役で人気のMOFTが両面テープからマグネット装着に進化。
スマホリングとしても使え、後ろにカードも入るという多機能さ。
若干磁力が弱いのが気になりますが、人気多機能スタンドのMagSafe対応版とあって貴重なアイテム。
MOFTにはiPhoneケースもあります。ケースと合わせて使うと吸着力がアップしより安定してMOFTスタンドを使えます。
MOFTケースはこちらで詳細にレビューしています。
MOFT O Snapスマホスタンド&グリップ
こちらもMOFTですが、カードを収納できない代わりにスタンドの角度にバリエーションが増え、さらにスマホグリップにもなるMOFT。
従来のMOFTは縦横60°のみの角度にしかできませんが、このMOFTは縦横4つの角度になります。
中でも90°がめずらしい。自然な角度でZoomに参加できます。
さらにスマホグリップにもなるため、指に引っ掛けてiPhoneを使うことが可能。
オレンジやイエローなどポップなカラーもあってかわいい。
グリップとしては微妙に怖さがあるものの、従来型より強力なマグネットである程度安定感をもって使うことができます。
- iPhoneに角度をつけて使いたい
- カードは入らなくてもいい
という人はチェックしてみてください。
Anker 610 Magnetic Phone Grip(スマホリング)
あの充電器で有名なAnkerからMagSafe対応のスマホリングが登場。
MagSafeを使うためもちろん取り外し可能で、必要なときだけ装着できるスマホリングです。
そこそこの磁力がありしっかりとiPhoneに貼り付きます。MagSafe対応ケースならケースの上からでもOK。
まあ、あんまり振るともちろん外れたりはしますが、MagSafeスマホリングとしてはかなり実用的なアイテムだと思います。
見た目、機能、価格、総合的に見てとても優れたスマホリングだと思います。リングつけたい派の人はチェックしてみてください。
MagRinCam
macOS 13 VenturaからiPhoneをWebカメラとして使用できますが、そんなときに活躍するのがこれ。
MagSafeでiPhoneの背面にくっつけて使うことができ、専用フックでMacBookのディスプレイに見事におさまります。
それだけじゃありません。もちろんMagSafeスマホリングとして使うこともできます。
そしてMagSafeスタンドにも。
連係カメラ、スマホリング、スマホスタンドの3つの機能を備えた多機能MagSafeリング。これだけできて2,680円で買えます。
Web会議や配信をする人におすすめです。
MagSafe対応おすすめアクセサリー・周辺機器:ケース・カバー系
最後に、MagSafe対応ケースやカバー系のおすすめアイテムを。
Apple純正 MagSafe対応iPhoneケース
Apple純正としてiPhone 12〜14用として販売しているものは全てMagSafe対応しています。
3種類ありますが全てMagSafe対応。
- シリコン
- クリアー
- レザー
純正ケースは正式なMagSafeに対応しているため、iPhoneとケースが情報をやりとるするためのNFCを内蔵しています。
その証拠に、iPhoneにケースを装着するとアニメーションします。これは多くのサードパーティケースにはない仕組みです。
ちなみに、このクリアケースのデザインはどうしちゃったのかと思ったんですが、マグネットとNFCを内蔵するためにこうするしかなかったんでしょうね・・。
iPhone 14 Pro用
Apple純正iPhone 12用シリコンケースの詳細レビューはこちら。
Moment iPhoneケース
iPhoneのカメラ周りの周辺機器を多く販売するMomentのiPhoneケース。めちゃくちゃデザイン性が高いケースです。
素材はTPU。剛性の高いしっかりしたケースで、3mからの落下に耐える耐衝撃性も持っています。
もちろんMagSafeにも対応しています。
とにかくシンプルでカッコいいのがこのケース最大の特徴。人とかぶらないおしゃれなケースが欲しい人におすすめ。
MagSafe対応おすすめアクセサリー・周辺機器:カメラ周り系
最後にカメラ周辺のアクセサリーを紹介します。
Ulanzi ST-28 MagSafeスマホホルダー
MagSafeでくっつくスマホホルダーはこれが最強なんじゃないかと思ってます。
MagSafeによってiPhoneをくっつけてWebカメラとして、あるいは、自撮り用のマウントとして・・などなど利用シーンは幅広いです。
これがすごいのは磁力がめちゃくちゃ強いのでガッツリくっつくところ。 もうこんな横にするくらいではびくともしません。
上部にはコールドシューがついているのでマイクを乗せたり、下部には1/4ネジになっているので三脚に乗せたり・・などなどめちゃくちゃ使い勝手のいいマウントです。
Web会議やYoutube収録などなどそういったことをされている方に超絶おすすめです。
MomentのMagSafeアクセサリー
スマホカメラ周りの周辺機器を販売するMomentからも、MagSafe対応したアクセサリー類が発表されてます。
- 発売日:発売中
- 価格:製品にもよるが数千円台
マイクや照明を取り付けるためのマウントや、三脚マウントなど、全てMagSafにより装着が行えるようです。
つけ外しが簡単なので手軽に使えそうでいいですね。
iPhoneのMagSafe対応アクセサリー・周辺機器まとめ
もうなくてはならないものとなったMagSafe対応アクセサリー。
当初、個人的にはあってもなくてもいいという評価だったMagSafeですが、充電をはじめとして各種アクセサリー・周辺機器を使ううちに、いつのまにかMagSafeアイテムだらけになってしまいました。
今後より魅力的なMagSafe対応の周辺機器やアクセサリーが出てくると思うので、この記事に追加していきます。
その他、iPhoneのおすすめアクセサリーや周辺機器なんかもこちらでまとめてます。ぜひ合わせてご覧ください。
ということで、気になるものがあればぜひチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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