こんにちはオガワ(@misc_log)です。
外出先でもMacBookをヘビーユースする人や、バッテリー管理するデジタルデバイスが複数ある人には大容量モバイルバッテリーがあると便利。
特にMacBookを充電する場合には、何回充電できるか?どのくらいの速度で充電できるか?が重要ですが、そのどちらにも優れた性能で対応できるモバイルバッテリーがこの「RAVPower RP-PB232」です。
大容量30,000mAhで、最大90Wというパワーを持ちながらもコンパクトサイズにおさめたモバイルバッテリー。
RAVPowerブランドを展開するSUNVALLEY JAPANからサンプルを提供してもらったので、性能やサイズ感についてレビューします。
RAVPower RP-PB232の特徴
RAVPower RP-PB232は大容量30,000mAhを備え、最大90Wの出力に対応しているのが大きな特徴。つまり、容量が大きいだけでなく高出力にも対応したモバイルバッテリーです。
スペック
容量 | 30,000mAh(108.9Wh) |
ポート | 2ポート USB-C × 1 USB-A × 1 |
出力 | 最大90W(USB-C単独使用) 2ポート使用時は65W + 18W |
入力 | USB-C(最大60W) 2.5時間で満充電(60W充電時) |
サイズ | 約15 x 8.7 x 2.5 cm |
重量 | 約540g |
カラー | 2色(ブラック & ホワイト) |
価格 | 9,999円 |
何をどのくらい充電できるかというと、なんとiPhoneが6回以上フル充電できます。
- iPhone 12を6.3回
- iPad Pro 2020 11インチを2.5回
- MacBook Pro 15.4インチを1回
加えて、MacBook Pro 13インチやMacBook Airなら1回強という感じでしょうか。
さらに、USB-CとUSB-Aの2ポートを備えており、「USB-C 65W + USB-A 18W = 最大83W」で充電可能。2台のデバイスを同時に充電できます。
MacBookのヘビーユーザーはもちろん、アウトドアでのランタン用などなど、大容量かつ高出力が期待されるシーンで活躍する1台。
RAVPower RP-PB232の外観やサイズ感
こちらがRAVPower RP-PB232本体。カラーはブラックとホワイト2色あり、今回レビューするのはブラック。
少しザラつくテクスチャでさわり心地の良い質感、マットブラックな見た目、RAVPower製品らしい外観。
ポート類はコーナーに。USB-CとUSB-Aが隣り合って並んでます。
同じくコーナに電源ボタンとバッテリー残量を示すインジケーター。1つ25%、4つで100%。
サイズは、縦の長さが約15cm、iPhone 12 Proと背はだいたい同じ。横幅が約1.5cmくらい大きいといった感じ。
厚みは約2.5cm。iPhoneを3台か4台分くらいってところでしょうか。
手のひらからは全然溢れるサイズ感ですが、薄いので持ちやすくはあります。
重さは約540g。だいたいペットボトル1本くらい。
もちろん小さくはないですが、30,000mAhでこんなもんかというサイズ感。持ち運びが超ラクラク!ってことはないものの、これ1台でカバーできる範囲を考えるとメリットあるはず。
RAVPower RP-PB232の充電性能
では次に、RAVPower RP-PB232の充電性能について。
基本的にMacBook系で充電できないものはないと言ってもいい出力と容量を持っているため、これは充電できるか、あれは充電できるかなど細かいことを考える必要はありません。
もちろんiPadやiPhoneでも同様。そういった意味では、使用の幅がかなり広いので様々なユースケースに対応できます。
充電できる回数を改めて記載すると、こちらが公称値。
- iPhone 12を6.3回
- iPad Pro 2020 11インチを2.5回
- MacBook Pro 15.4インチを1回
MacBook Pro 13インチやMacBook Airは1回強の充電が可能といった感じ。
持ち歩けるレベルのモバイルバッテリーだとこのあたりまでが現実的じゃないでしょうか。これ以上だと、ポータブル電源になっちゃいますからね。
ちなみに、30,000mAhクラスになると航空機への持ち込みが制限される可能性があります。日本の国内線であればだいたい大丈夫だと思いますが、海外の航空会社だと許可が必要になるかもしれない。
このあたりは状況が随時変わるため、もし乗る予定があるなら航空会社のWebサイトを確認するのがベストです。
USB-Cポートを使ってMacBookを充電
というわけで、M1 MacBook Pro 13インチ、MacBook Air 2020年モデルをそれぞれ充電してみました。
知らない人のために、これらを充電するために推奨されている電力を記載しておきます。
MacBook | 推奨W数 |
---|---|
MacBook Pro 13 | 61W |
MacBook Air | 30W |
このRP-PB232は、USB-Cポート単独使用時は最大90Wまで対応できるので全然余裕ですね。
M1 MacBook Pro 13インチは約55Wで充電を確認。
MacBook Airも約37W。
どちらもスペック通りの出力で充電されてます。
フルスピードで充電しつつ、MacBookを1回強充電できる容量を持っているため、これならカフェで作業をしていても電源を気にすることなく仕事に集中できます。
特に、バッテリー消費が効率的なM1チップを搭載したMacはただでさえ電池持ちがいいので、RP-PB232と合わせてかなりの長時間稼働が可能に。
さらに、iPad ProやiPad Air、そしてiPhoneなら急速充電も可能です。
iPad Pro 11インチ、12.9インチともに約2時間弱で満充電。iPhoneなら30分で0%→50%まで充電できるので、急を要するシーンにも安心。
2ポート同時使用
2ポート同時使用する場合の出力は、「USB-C 65W + USB-A 18W = 最大83W」となります。
ユースケースとしてはやはりMacBookとiPhoneとか、iPad Pro / AirとiPhoneでしょうか。いずれのケースもRP-PB232なら余裕で対応できます。
例えば、MacBook Pro 13インチとiPhone 12 Proを同時充電するとMacは約55W、iPhoneが約12W。
ちょっとややこしい話をすると、iPhoneはPDによる急速充電に対応していますが、RP-PB232が対応しているQC3.0には対応していないため、18W最大は出すことができません。
何言ってるのかわからなければスルーでいいです。「USB-AでiPhoneを充電すると、最大出力にはならないけど12W程度は出るので、十分な速度と言えますよ」と言いたいだけです。
あと2ポート同時使用の注意点として、USB-Cが60Wにおさえられます。
そのため、MacBook Pro 15インチ以上を充電しようと考えている人は最大効率を出せなくなります。充電はできますが、充電のパフォーマンスが下がります。
モバイルバッテリー本体への充電
もちろんRP-PB232本体へも充電が必要ですが、充電は出力と同じUSB-Cポートで。USB-C to USB-Cケーブルが付属しているのでそれを使えばOK。
最大60Wの入力に対応しており、それを使うことで2.5時間と短い時間で充電可能なので、忙しい毎日でも充電サイクルをなんとか回せると思います。
ただ、この2.5時間充電には最大60WクラスのUSB-C充電器が必要になります。12W程度の充電器だと本体の充電に約10時間必要らしいので、それはちょっとナイじゃないですか。
そういう意味では高出力タイプの充電器が実質必要と思った方がいいです。まあ容量が容量なのでしょうがいないですが、これは人によってはデメリットですね。
もし買うなら、RAVPowerのRP-PC112かRP-PC133あたりがおすすめです。
この2つは、1ポートか、ちょっと大きい2ポートかの違いなので、好みの方を。レビューもしているので合わせてどうぞ。
もしMacBook Pro 13インチを持っているなら、付属充電器が61Wなのでそれを使ってもいいです。
RAVPower RP-PB232レビューまとめ
ということで、RAVPower RP-PB232をレビューしました。
30,000mAhの大容量と最大90Wの高出力をコンパクトサイズにおさめたモバイルバッテリーです。普段使いに加え、出張やアウトドアにも使いやすい。
最後に良いところと残念なところをまとめます。
外出先でもMacBookをガンガン使いたい、あるいは、複数のデジタルデバイスのバッテリー管理をしたい人におすすめ。
30,000mAhに加え、90Wもの出力を持つモバイルバッテリーはそうないので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
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